高知県
爆発的な攻撃力でFCアスルクラロ高知Aが3年連続の全国大会出場を決める
泉野FC 0-12（前半0-6、後半0-6） FCアスルクラロ高知A
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 高知県大会の決勝が11月22日、春野総合運動公園球技場で行われました。気温21度、天候・ピッチ状態も良好で決勝にふさわしい舞台が整いました。対戦カードは3年連続全国大会出場のFCアスルクラロ高知Aと全国大会初出場を目指す泉野FCとなりました。
前半開始1分、FCアスルクラロ柳原康祐選手がセンターサークル付近で相手のパスを奪い、右サイドから相手DFの背後を狙う榎奏和選手へスルーパスを出します。榎選手は泉野GK岡本優希選手が前にポジションを取っていることを見逃さず、素早くゴール上へミドルシュートを放ちます。このシュートはクロスバーに当たりますが、リバウンドを野村充希選手が落ち着いてゴール左へ流し込み、先制します。1点を先行された泉野ですが、慌てることなくMF弘瀬圭汰選手・博田大翔選手、FW石川翔琉選手にボールを集めて、右サイド・中央から突破を図りますが、アスルクラロの守備陣に阻止され決定的な場面をつくることができません。その後もアスルクラロが試合の主導権を握り、多彩な攻撃から前半3分野村選手、4分榎選手、7分山﨑智太選手、9分榎選手、17分榎選手が得点し6-0で前半を終了します。
後半もアスルクラロは選手交代を行い、交代選手に出場機会を与えながらも攻撃の手を緩めず、泉野ゴールへ襲い掛かります。対する泉野は相手コートでボールを奪い、攻撃のチャンスを伺います。34分、弘瀬選手が蹴ったコーナーキックは相手選手のヘディングでクリアされ、そのボールを池田太羅選手がダイレクトシュートしますが、アスルクラロGK原田侑弥選手にキャッチされ得点を奪うことができません。泉野はGK岡本選手の好セーブで幾度もピンチを救いますが、アスルクラロの攻撃を阻止できず、21分柳原選手、22分澤本賢明選手、24分柳原選手、26分野村選手、27分榎選手、33分西尾圭登選手が得点し12-0で試合終了となりました。FCアスルクラロ高知Aが爆発的な攻撃力を見せて3年連続全国大会への切符を手にしました。泉野FCの選手たちも敗れはしましたが、試合終了まであきらめず、相手のボールを奪いに行くこと、ゴールを奪うことを続け、「たくましい姿」をピッチで表現しました。
監督・選手コメント
大原洋孝 監督（FCアスルクラロ高知A）
コロナ禍の中、素晴らしい会場で試合をすることができ、運営していただいた方々には大変感謝します。どこもチーム作りが難しい中、県大会を通して素晴らしい相手と対戦できたことは自分たちの財産となります。苦しい闘いが続きましたが、ここからが始まりです。全国大会では高知県代表としての誇りを持ち、県大会を闘った選手たちの想いも背負い、感動を与えられるようなプレーをしたいと思います。
山﨑智太 選手（FCアスルクラロ高知A）
決勝までの試合では、PK勝ちや1、2点しか取れていない厳しい試合になり、チームも自分もあまり自分達のサッカーができませんでしたが、決勝では一致団結でき、いい試合をすることができたので、波に乗って全国大会でも勝ち進んでいきたいです。
野村充希 選手（FCアスルクラロ高知A）
目標に決めていたハットトリックが達成できて、とてもうれしいです。今まで全然得点が取れていなかったので、決勝の舞台で得点が取れて、とてもうれしく思いました。全国大会でもこの決勝のように得点したいです。
| 優勝 | FCアスルクラロ高知A |
|---|---|
| 準優勝 | 泉野FC |
| 3位 / 4位 | 旭JFA / FCアスルクラロ高知B |
| 努力賞 | FCアスルクラロ高知B |
準優勝：泉野FC
3位：旭JFA
4位：FCアスルクラロ高知B
