群馬県
ファナティコスが後半一気の逆転劇で2年ぶり11回目の全国大会へ
ファナティコス 4-2（前半0-1、後半4-1） ブルーボタンSC
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会 群馬県大会の決勝が11月29日、前橋総合運動公園で行われました。この日は群馬県特有の「からっ風」は落ち着きをみせ穏やかな快晴の中、全国大会出場を掛けた決勝戦は、2年ぶり11回目の優勝を狙うファナティコスと悲願の初優勝を狙うブルーボタンSCの対戦となりました。
前半の立ち上がりから、ファナティコスが試合の主導権を握り3分、4分、5分とブルーボタンのゴールを脅かします。ブルーボタンSCも、吉田隼太朗選手、村井田隆太選手の2トップを中心にファナティコスゴールに迫りますが、ファナティコスも戸谷栄心選手を中心としてゴールを割らせません。攻守の入れ替わりが激しい中、7分、右サイドから吉田選手がクロスを入れると、中央でフリーになった村井田選手がボレーシュートでゴールを決め、ブルーボタンSCが先制します。勢いにのるブルーボタンSCは、10分、14分とファナティコスのゴールに迫ってシュートを放ち、追加点を狙いますが得点には至りません。一方のファナティコスは17分に高橋温郎選手がシュートを放ちますが惜しくもクロスバーを叩き同点にはなりません。一進一退の攻防のまま、ブルーボタンSCの1点リードで前半を終了します。
後半開始早々の21分、右サイドを抜け出した吉田選手がクロスを入れると、吉澤奏選手が合わせて、ブルーボタンSCがリードを2点に広げます。しかし直後の22分、ファナティコスはコーナーキックのこぼれ球に高橋選手が左足を振り抜き、1点を返します。さらに23分、高橋選手がドリブルで仕掛け、角度のない位置から左足のシュートで同点に追いつきます。勢いに乗るファナティコスは、31分、星野朱凛選手のスルーパスに抜け出した高橋選手が合わせて、ついに逆転に成功します。更に37分にも高橋選手のクロスから蔦澤洋紀選手が頭で合わせ、リードを2点に広げます。ブルーボタンSCも勝利を目指し、あきらめることなく最後まで粘り強く戦いますが、このまま試合終了。後半一気の逆転劇でファナティコスが2年ぶり11回目の全国大会出場を決めました。
監督・選手コメント
若林秀行 監督（ファナティコス）
前半、なかなかリズムがつかめない中で失点をしてしまい難しいゲームになってしまいましたが、後半よく盛り返してくれたと思います。全国大会に向けて体調管理をしっかりしてベストコンディションで上位を目指したいと思います。
戸谷栄心 選手（ファナティコス）
チーム皆で今まで辛い練習を乗り越えてきたので、群馬県大会を制することができました。決勝では、前半に失点し厳しい試合展開となりましたが、皆が諦めずチームメイトを信じ、自分達のサッカーを忘れず点を決める姿勢が出ていた事が、勝利に繋がったと思います。全国大会では、監督・コーチ・保護者の方々への感謝の気持ちを持って、全国制覇できるようにプレーしたいと思います。
高橋温郎 選手（ファナティコス）
立ち上がりから失点してしまい焦りが少しありましたが、監督、コーチが大丈夫と声をかけてくれたので安心して攻撃が出来ました。後半、積極的にゴールを狙いハットトリック、1アシストが出来てよかったです。全国大会では、チャンスは少なくなると思いますが、しっかり得点しチームに貢献できるように頑張りたいです。
| 優勝 | ファナティコス |
|---|---|
| 準優勝 | ブルーボタンSC |
| 3位 / 4位 | PALAISTRA U-12 / 前橋ジュニア |
| 努力賞 | ブルーボタンSC |
準優勝：ブルーボタンSC
3位：PALAISTRA U-12
4位：前橋ジュニア
