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天皇杯が開幕!奈良クラブは4大会ぶりに初戦を突破 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会1回戦

2024年05月27日

天皇杯が開幕!奈良クラブは4大会ぶりに初戦を突破 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会1回戦

天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会が開幕し、5月25日(土)と26日(日)に各地で1回戦24試合が行われました。

ピックアップマッチ

奈良クラブ 3-2(前半1-2、後半2-0) 京都産業大学

ロートフィールド奈良で行われた奈良クラブ(奈良)と京都産業大学(京都)の対戦は、開始早々に試合が動きました。3分、相手陣でパスミスを拾った京産大は、逆サイドから走り込んできた末谷誓梧選手にパス。少し距離はありましたが、末谷選手が遠目から思い切って右足を振り抜くと、ゴール右隅に先制点が突き刺さりました。

先制した京産大は、奈良クラブのハイプレスを恐れず、2人のセンターバックから組み立て、空いたスペースへの斜めの走り込みからチャンスをつくり、16分、23分と枠をわずかに外れるシュートにつなげました。すると33分には、ゴール前のスペースで受けた中田樹音選手が、鋭い反転からシュート。GKに弾かれたものの菅野翔斗選手が詰めており、リードを2点に広げました。

その直後、奈良クラブが反撃に出ます。34分、GKからのロングフィードに西田恵選手が走り込みます。飛び出した京産大GKと接触しながら頭に当てると、ボールは無人のゴールへと転がり込みました。

1点差に迫った奈良クラブは、後半開始直後から猛攻を仕掛けます。左サイドからクロスボールを入れ続け、52分にはオウンゴールを誘発して、試合を振り出しに戻しました。対する京産大は、長く速い縦パスに好機を見いだそうとしますが、吉川拓也監督が「ボール1個のずれであっても、その小さな積み重ねが大きなひずみになり、体力的な消耗になる」と話したように、流れをつかめなくなります。拮抗したゲームを最後にものにしたのは奈良クラブでした。同点のまま突入したアディショナルタイム、鈴木大誠選手が右CKを遠い位置でうまく合わせます。この一撃がしっかり収まると、これが決勝点となりました。

監督・選手コメント

フリアン・マリン・バサロ 監督(奈良クラブ)
天皇杯には特別な気持ちがありますし、この数年、1回戦を突破できなかったので、とてもうれしく思います。われわれは今季序盤に難しい時期を過ごしましたが、そこから学び、今日は違う強さを示せたと思います。ここ数試合、オフサイドを取られることも少なくなり、今ではスペースへの走り込みを武器として活用できています。弱みだったセットプレーによる決勝点も、チームの成熟を示していると思います。

鈴木大誠 選手(奈良クラブ)
僕自身、(筑波)大学時代に天皇杯でJクラブを倒した経験があるので、自分たちが格上だと考えてはいませんでした。前半に失点したこと自体より、どういう策を取るかが問題だったと思います。僕はもっと引きつけてから相手の裏を狙いたかったのですが、そこまでリスクを負う必要はなかったのもしれません。今、最も手応えがあるのが、いかに90分間トータルで勝つかというペース配分です。最近の良い流れの中で、本当にチームとして上向きになる重要な試合になったと思います。

吉川拓也 監督(京都産業大学)
前半、良い形で2点を取れましたが、大学のリーグ戦でも先制後のゲームコントロールを課題としていました。一つ一つ克服し、チーム内でも共有してきましたが、相手の力に最後は押し負けたと思います。本気で勝ちに来たので悔しさはありますが、J3のチームと本気の勝負をできたことを誇りに思います。こういう舞台で活躍するには、最後は個人の質や強度が必要だよ、と選手たちには伝えました。相手は隙を見逃してくれませんでした。

末谷誓梧 選手(京都産業大学)
学ぶというより、勝負なので勝ちを目指していこうと考えていました。先制点の場面では、開始直後だったので思い切って打っていきました。決められたのは良かったのですが、勝って次に進みたかったです。僕自身、ほかにも点を決められる場面がありました。プロ相手には2点リードでは簡単に勝てません。やはり、複数点を取れる力が必要だと感じました。

【1回戦】5月25日(土)、26日(日)[予備日:5月29日(水)]
【2回戦】6月12日(水)[予備日:6月19日(水)]
【3回戦】7月10日(水)[予備日:7月17日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月21日(水)[予備日:8月28日(水)]
【準々決勝】9月18日(水)[予備日:9月11日(水)、25日(水)]
【準決勝】10月27日(日)
【決勝】11月23日(土)

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