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J1、J2チームによる3回戦は6月22日に開催 天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会
2022年06月21日
天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会は、6月22日(水)に3回戦が行われます。
2回戦では、Jリーグ元年の1993年以来29年ぶりとなる、トップリーグに所属する全チームが初戦突破を果たすこととなりました。各都道府県代表チームは全て姿を消しています。
今回のラウンドでは、J2勢がJ1チームに挑む構図がメインとなります。J2全22チームのうち、勝ち残っているのは14チーム。前回大会では、昨季のJ2で最終的にリーグ優勝を決めたジュビロ磐田がベスト8へと勝ち上がりました。今大会でも、リーグ戦と天皇杯の相乗効果で勢いを伸ばしていくチームは現れるでしょうか。
2回戦で唯一PK戦までもつれ込んだのが、ソニー仙台FC(宮城県代表)と横浜FC(J2)の対戦でした。横浜FCは2点リードしながら追い付かれ、延長戦では勝ち越しを許しました。延長後半に西山大雅選手のこの試合2点目となるゴールで追い付き、PK戦の末に勝利。リーグ戦では首位を快走した後に5戦未勝利に苦しむ時期もあったチームとしては、改めて諦めない気持ちを思い出し、今度はサンフレッチェ広島(J1)相手にチャレンジャーとしてぶつかります。
ザスパクサツ群馬(J2)は、浦和レッズ(J1)と対戦します。今季から群馬を預かる大槻毅監督は、かつて浦和を率いた経験があります。当時からメンバーは入れ替わってきているものの、関根貴大選手や松尾佑介選手といったアカデミー時代から知る選手たちもいます。国内屈指のビッグクラブながら、勝手知ったる古巣を倒す作戦を、周到に準備しているに違いありません。
「再会」が果たされるカードは、他にもあります。ガンバ大阪(J1)と大分トリニータ(J2)の対戦です。今季からG大阪を率いる片野坂知宏監督は、昨シーズンまで大分を6シーズン指揮し、J3からJ1の舞台まで引き上げました。大分には、昨季まで片野坂監督とともに戦った選手たちが多く在籍しています。さらに成長した姿を見せて、「恩返し」をしたいと思っていることでしょう。
J2チームのほとんどがホームスタジアムでの試合となりますが、唯一の例外が東京ヴェルディ(J2)です。前回ベスト4の川崎フロンターレ(J1)のホームへと乗り込みますが、等々力陸上競技場は、ホームタウン移転前に本拠地としていたスタジアム。J1時代を思い出しつつ、迎えたばかりの城福浩新監督とともに、J1復帰への意欲をさらに高めることが期待される一戦となります。
一発勝負が続く大会で、次はどのようなドラマが生まれるでしょうか。熱い戦いにご期待ください。
【1回戦】5月21日(土)、22日(日)[予備日:5月23日(月)]
【2回戦】6月1日(水)、8日(水)
【3回戦】6月22日(水)[予備日:6月29日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】7月13日(水)[予備日:7月20日(水)]
【準々決勝】9月7日(水)[予備日:9月28日(水)]
【準決勝】10月5日(水)
【決勝】10月16日(日)