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C大阪が主力を温存し、名古屋に快勝 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会
2021年10月28日

セレッソ大阪が名古屋グランパスに3得点と快勝し、準決勝進出を決めました。今年8月に就任した小菊昭雄監督の下、堅守と球際の強さといったプレースタイルが浸透していることも印象づけた1戦でした。名古屋は直近の試合と同じくセットプレーからの2失点で前半から後手に回り、決定力を欠く場面が目立ちました。
C大阪は大久保嘉人選手らを控えから外し、いつものリーグ戦とは大幅に違った顔ぶれで先発メンバーを起用しました。30日(土)に迫るルヴァンカップの決勝で再び名古屋と戦うことを見据え、主力の一部を温存させる作戦です。名古屋のワントップのシュヴィルツォク選手、左サイドのマテウス選手など徹底的にマークし、攻撃の起点をつぶしていました。思うように前線へボールを回せない名古屋に対し、カウンターを仕掛け、コーナーキックを得たC大阪。前半32分は鳥海晃司選手、38分はチアゴ選手が名古屋ゴールを揺らして優位に立ちました。

後半開始早々の52分、マッシモ・フィッカデンティ監督は3枚の選手交代カードを切ります。普段サイドから中央に切り込んでいた森下龍矢選手を中央に寄せ、クロスを徹底的に集めるかたちを取りましたが、流れを引き寄せることはできません。62分にアダム・タガート選手のミドル弾で3点目を失い、だめ押しをされてしまいました。
C大阪はルヴァンカップ準決勝、リーグ戦で2連勝と勢いに乗っていたのに対し、名古屋はリーグ戦3位争いをしている神戸に後半に巻き返されてドローと、直近のゲームで精彩を欠いていました。連戦での疲労の蓄積も無視できませんが、主力を温存させたC大阪が、ほぼフルメンバーの名古屋に快勝したのは、今後のチームの雰囲気にも大きな影響を与えることになりそうです。

監督・選手コメント
小菊昭雄 監督(セレッソ大阪)
今日の選手起用は、正直、悩みました。久しぶりの公式戦の選手もたくさんいましたが、勝ちたい、試合に出たいというパワーを信頼して選びました。その選手全員が、攻守の規律をしっかり守り、チームとして積み上げてきたことを、100%のパフォーマンスで発揮してくれたことがうれしいです。内容が伴った勝利ができたことを誇らしく思います。
奥埜博亮 選手(セレッソ大阪)
今日の試合に対してチーム全員で良い準備をしてきました。立ち上がりはうまくいかない場面もありましたが、時間が経つにつれてうまくいき、セットプレーで先制点を取れたことで、準備してきたことが良い形で出せたと思います。チームとしてやるべきことが明確で、一人一人が良い準備を日頃からしているからこそ、勝てたのだと思います。
マッシモ・フィッカデンティ 監督(名古屋グランパス)
難しい試合になってしまいました。失点も同じような形で取られてしまいましたが、C大阪対策として立ててきた中でやられてしまったことが本当に残念です。思っていないような形の試合をされてしまった。その中でも選手は気持ちを見せてやってくれました。吉田豊がチャンスを得たシーンもありましたが、3点目のところのダメージが大き過ぎました。
森下龍矢 選手(名古屋グランパス)
僕たちが攻めたあとのカウンターは怖かった。もちろん点を取られているので相手を褒めるべきだが、自分たちがやり切れなかった、決め切れなかったというところに責任があります。逃げることなく課題として捉え、克服したいです。ここ数試合、大事な試合をセットプレーで失点してしまっています。そこは責任感を持ってプレーしたいです。

【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]
【準々決勝】10月27日(水)[予備日:11月17日(水)]
【準決勝】2021年12月12日(日)
【決勝】2021年12月19日(日)
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