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2016年度定時評議員会を開催 田嶋幸三新会長の下、新体制が発足
2016年03月27日
本日(3月27日)開催された日本サッカー協会(JFA)定時評議員会、理事会で、正式に田嶋幸三副会長が第14代会長に就任しました。
新副会長に、元日本代表監督で、現在、FC今治.夢スポーツ 代表取締役社長を務める岡田武史氏が就任し、田嶋副会長の代行者という位置づけに決まりました。また、Jリーグチェアマンの村井満副会長と馬渕明子副会長は再任。新しい専務理事には政策研究大学院大学非常勤講師の岡島正明氏が就任しました。また、今回、新設された事務総長には前電通顧問の岩上和道氏が就きました。
大仁邦彌会長は名誉会長に、小倉純二名誉会長は最高顧問に就任しました。
新しい理事会メンバーは、田嶋副会長が次期会長予定者に決定した1月31日の臨時評議員会以降にメンバーを選考。①サッカー、スポーツの本質を理解し、伝えられること、②継続性、③新人の登用、④検証、改革、⑤プロフェッショナル(フットボール、財務、マネジメント、マーケティング、ガバナンス)、⑥女子サッカーの発展、の六つを選考方針に選任されました。
理事会後、会見に立った田嶋新会長は、「今日、素晴らしい仲間がここに集まったこと嬉しく思う。それぞれその道のプロフェッショナルで、本気で日本サッカーを良くしていこうという気概を持った人たちだ。U-20、U-17年代が世界大会を逃しており、若い年代の海外移籍も減っている。勝てると思っていたフットサル、なでしこジャパンもアジアトップの座を逃してしまった。危機感を持って、気を引き締めて日本サッカーをプランニングしていかなければならない。日本サッカーを変えるつもりでやっていく」と、力強く抱負を述べました。また、「JFA2005年宣言」の実現についても触れ、「中期目標では、2030年までにベスト4を挙げているが、今の10歳の子どもから強化しても24歳、遠い先ではない。今すぐにやらなければならない。JFAこころのプロジェクト、リスペクトプログラムなど社会貢献活動を含め、問題を先送りせず、みんなと協力してやっていく」と語りました。
評議員会では、新理事/監事/役員予定者等の選任について報告されたほか、決算、定款ならびに基本規程の改定についても報告されました。また、新体制発足に伴い、JFAの新しいロゴタイプ、シンボルデザインが刷新されることも決まり、そのお披露目も行われました。
そのほか、現在3名で構成される裁定委員会に弁護士の飯田英男氏、同じく弁護士の高山崇彦氏が就任することも報告されたほか、4月1日に一般社団法人日本障がい者サッカー連盟が設立されるのに伴い、同日、日本サッカー協会が同連盟に加盟することも決まりました。
平成27年度/2015年の決算については、正味財産増減計算書ベースで収益は183.3億円の予算に対して決算が187.9億円、費用は178.1億円の予算に対して決算が175.3億円となりました。この結果、当期正味財産増加額は予算が5.2億円だったところ、7.5億増加の12.7億円になり、当期正味財産期末残高は203億円となりました。
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