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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第57回 奥岳史 中国四川省成都・アカデミーU-12テクニカルダイレクター

2021年09月30日

アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第57回 奥岳史 中国四川省成都・アカデミーU-12テクニカルダイレクター

成都でのサッカー活動内容

中国四川省成都市では、現在、新型コロナウイルスの大きな影響を受けることなく、サッカーの活動ができています。
成都市サッカー協会(以下、成都FA)アカデミーは、10歳から20歳の選抜された選手が所属しています。
U-11の選手は地元のチームに所属したまま、平日は成都FAの所属選手が集まりトレーニングを行い、週末は基本的に自チームで活動しています。
夏休みには成都FAのU-11チームで1週間、大会に参加しました。
中国では育成年代の日常的なゲーム環境が十分ではないため、全国の強豪チームと対戦できる貴重な機会となりました。

海外での生活・文化・環境の違い

中国に来て、5ヶ月ほど経ちますが、四川料理、街並み、交通事情、生活する中で日本とのさまざまな違いを感じています。仕事でも、日本との違いがあり、慣れないこともありますが、成都FAのスタッフや関係者に温かく迎えていただいています。

指導者の養成

成都FAアカデミー所属のコーチを対象とした研修をJFA派遣指導者(池谷孝氏、天野圭介氏、奥岳史)が担当し定期的に実施しています。9月には、講義と実技、指導実践の研修を3日間実施しました。
日々の活動では、各カテゴリーでJFAから派遣されているテクニカルダイレクターの私たちが中国人指導者にアドバイスをしています。
日本人の私たちが真摯に向き合うことで、中国人の指導者たちの日本の指導方法や育成の考え方に対する関心と我々への信頼につながっているように感じます。

成都FAの会長、副会長はJFAの理念や育成年代の指導方法に非常に共感し、私たちの活動に理解をしていただいているように感じます。また、成都FAのみならず、成都市全体のサッカー環境の改善と育成システムの構築に大きな期待を寄せられています。
今後も、成都FAの期待に応えられるよう、継続して定期的な指導者研修を行い、日々の活動で指導者の養成と育成システムの構築、そして、成都市のサッカーの発展のために、力を尽くしたいと思います。

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