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JFAグリーンプロジェクト オンラインサロン/施設づくり情報交換会 開催レポート(1回~3回)
2022年02月01日
JFAでは、サッカー環境の施設面からの充実を目指す取り組みであるJFAグリーンプロジェクトの一環として、「オンラインサロン/施設づくり情報交換会」(共同主催:東亜道路工業株式会社、株式会社フジタ、株式会社日本総合研究所)を開始しました。
自分たちで使えるグラウンドを整備したい、自治体と連動してなるべくコストは抑えたい等、さまざまな施設整備の悩みについて、実際に施設整備を行った方々のリアルな声をお届けし、活動を始める後押しにする目的でスタートしました。
昨年の第一弾(2020年11月~2021年3月)から約1年後となる今回は、JFAが日本総合研究所と共同で制作した『Dialogueサッカー場づくりの動きかたガイドブック』を題材にしながら、サッカー場をつくりたいがどう動いていいか分からないという施設整備の悩みを、愛知、熊本、鳥取の事例を参考に3月まで開催していきます。
1回目の12月22日には日本総合研究所の佐藤俊介氏とJFA施設委員長/愛知県サッカー協会専務理事の徳田康氏を迎え、ガイドブック内の4つのパターンを解説しました。1月12日と26日は、愛知県の「テラスポ鶴舞」「愛知県フットボールセンター知多(松屋地所フレッチフィールド)」を題材に、それぞれの施設の比較説明から、官民が共創していくことの重要性を紐解いた他、天然芝でのグラウンド整備も長期的な視点や利用する計画次第では人工芝グラウンドと比較して一朝一夕であること等をお伝えしました。
2月9日、24日の2回は熊本フットボールセンターの事例を取り上げ、サッカー協会が考える街づくりとして進行していきます。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
ゲストスピーカーコメント
佐藤俊介 氏(株式会社日本総合研究所)
『Dialogueサッカー場づくりの動きかたガイドブック』に整理したサッカー場づくりのためのステップを意識して、具体的な事例に踏み込んでいきました。ガイドブックの中では、大きく4つのパターンに施設整備を分類していますが、個々のプロジェクトによりその内容はさらに特徴があることがわかります。特に人とのつながりや、場所との出会いなど偶然に起こるようなことからプロジェクトが好転していくことがよくわかります。サッカー場を作りたいという想いとガイドブックをベースに、様々なアクションを起こすことによって前進することをお伝えすると同時に、実現に向けた官民連携に協力できればと考えています。
徳田康(愛知県サッカー協会/専務理事)
第1回において紹介がありましたDialogueが、テラスポ鶴舞等を企画立案し、市に提案する際にあれば、もっとよりよい条件で、よりよい施設を整備できたと思います。今回紹介した2つの事例を、このDialogueに照らし合わせてみていただき、施設を整備・運営していく参考にしていただければ嬉しい限りです。また、天然芝グラウンドを低コストで整備・維持管理をする方法を紹介させていただきました。都道府県レベルの試合であれば、今回の整備・運営方法で十分と考えています。芝生グラウンドがまだまだ不足している中、限られた条件の中で、よりよい施設をいかに整備・運営していくか、この課題を皆さんと情報交換しながら一緒に考えて進めていけたらいいと思います。