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SAMURAI BLUE、オーストラリア戦へ非公開で戦術練習
2016年10月10日
SAMURAI BLUE(日本代表)は10月9日(日)、2日後に控えるオーストラリア代表との2018年FIFAワールドカップアジア最終予選第4戦へ向けてメルボルン市内で練習を行いました。
前日の快晴から一転、この日は朝から強風が吹き荒れ、練習の途中からは雨も降り出す悪天候の中、チームは冒頭15分以外を非公開にして戦術練習に取り組み、守備やセットプレーなどをチェックしました。6日の第3戦のイラク代表戦で左足首を痛めたFW岡崎慎司選手(レスター・シティ)は大事を取ってホテルで別調整でしたが、その他の選手たちは練習冒頭のランニングや体操の間も引き締まった表情を見せていました。
イラク戦では後半交代出場ながらアディショナルタイムに貴重な勝ち越しゴールを決めたMF山口蛍選手(セレッソ大阪)は、「コンディションはいい。オーストラリアは高さもあるし、ボールを繋いで来る。チームとして一つになって組織で守ることが大事」と話し、「今後を大きく左右する試合になる。勝ちと分けでは違うし、負けも許されない」と気を引き締めていました。
また、イラク戦の先制点を決めて2試合連続得点のMF原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)は、勝ちたい気持ちがチームの一体感を深めていると指摘。オーストラリア戦へ「フィジカル的にも技術的にも非常にレベルが高いチーム。厳しい試合になると思う。でも、勝てない相手ではない」と話しています。
現在2勝1敗の勝点6で予選グループ4位の日本に対して、ホームでイラクに2-0、続くアウェイでアラブ首長国連邦(UAE)に1-0で勝って2連勝でスタートしたオーストラリアは、6日のアウェイでの第3戦でサウジアラビアに2-2で引分けに持ち込まれたものの、勝点7でグループ首位をキープしています。
サウジアラビアから約21時間のフライトを経て、日本の到着から約半日後の8日夜に帰国したオーストラリア代表は、この日の午後、市内で軽めの内容で調整。公開された練習では、最終予選3戦2得点のFWトミ・ユリッチ選手や、第2戦のアラブ首長国(UAE)戦で交代出場4分後に決勝ゴールを決めた代表戦93試合出場のベテラン、FWティム・ケーヒル選手らがランニングや体幹トレーニングなどで体をほぐし、練習後には見学に来たファンとサインや記念撮影に応じていました。
両チームとも10日(月)は試合会場で公式トレーニングに臨み、11日(火)20:00(日本時間18:00)キックオフ予定の試合に備えます。
選手コメント
MF 原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン)
初めてのワールドカップ予選ですが、ここまでの3試合は難しい試合が多く、そう簡単ではないと分かりました。次の試合も大変だと思いますが、勝点3を求めてプレーしたいです。オーストラリアはフィジカル的にも技術的にも非常にレベルが高いチームです。厳しい試合になると思いますが、勝てない相手ではないと思います。球際など1プレー1プレーですごく流れが変わる試合になると思うので、球際など1つのプレーを大事にして、1個1個の場面で対面の選手に負けないようにしたいです。個人的にはここ2試合で得点という結果を出しているのはいいことだと思うので、シンプルに続けていきたいです。
MF 山口蛍 選手(セレッソ大阪)
イラク戦の得点への反響はそれなりにありましたが、余韻に浸っていても仕方ありません。オーストラリア戦は今後を大きく左右する試合です。勝ちと分けで違うし、負けも許されません。オーストラリアは高さもあるし、それだけじゃなくて繋いでくるイメージがあります。パワープレーも足下で繋いでくることもあるので、組織で守ること、チームとして一つでやって行くことが大事になります。セットプレーは一番気を付けたいところです。ボールを失わないことが大事になるので、全体で意思統一していければと考えています。
GK 西川周作 選手(浦和レッズ)
オーストラリアはレベルの高いタフなチームで、アジアで力があるのは間違いありません。後ろから繋いできますし、相手のディフェンスライン対してアグレッシブにプレッシャーをかけてくる印象があります。自分たちは個で負けないのはもちろん、局面でチャレンジ・アンド・カバーを作っていかないといけない。そこはチーム力、組織力でカバーしていければと思っています。相手の両サイドバックが非常に攻撃的に来るので、ボールを奪ったあとのカウンターは一つポイントになると思います。みんなで縦の意識を持って裏を突くことができればチャンスになると思うので、日本の攻撃の形のひとつとして出していければいいと思っています。
MF 永木亮太 選手(鹿島アントラーズ)
オーストラリア戦に向けて、みんな一つにまとまってできていると思います。雰囲気もすごくいいですし、先日のイラク戦で劇的な勝ち方をしてチームの勢いもついています。この勢いをオーストラリア戦につなげられればいい。オーストラリアはパワーのある選手も多く、技術のある選手もいるので、自分に求められる役割として球際での競り合いや、人より走って献身的に動けるというところを見せていかなければいけないと思っています。チャンスが来ればそういうプレーをして、チームのために徹するプレーというのを心がけていきたいです。結果を出すために、強い気持ちなどのメンタルが一番大事になると思います。このチームはメンタル的にも強いところがあると思うので、それを試合に出して、チーム一丸となって勝ちたいです。
スケジュール
10月2日(日) | 17:30 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
---|---|---|
10月3日(月) | 17:30 | トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド) |
10月4日(火) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
10月5日(水) | TBC | 公式練習 ※一般非公開 |
10月6日(木) | 2-1 | アジア最終予選(Road to Russia) vs イラク代表(埼玉スタジアム2002) |
10月7日(金) | 11:00 | トレーニング ※一般公開(浦和駒場スタジアム) |
10月8日(土) | PM | トレーニング ※一般公開未定 |
10月9日(日) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
10月10日(月) | TBC | 公式練習 ※一般非公開 |
10月11日(火) | 20:00 | アジア最終予選(Road to Russia) vs オーストラリア代表(Docklands Stadium) |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
アジア最終予選(Road to Russia)
2016年10月11日(火) 20:00(日本時間 18:00)キックオフ(予定)
ドックランズスタジアム(オーストラリア/メルボルン)
オーストラリア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
大会情報はこちら
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