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大島僚太選手、小林祐希選手がSAMURAI BLUEに初選出 ~キリンカップメンバー発表~
2016年05月27日
SAMURAI BLUE(日本代表)のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は5月26日(木)、6月上旬のキリンカップサッカー2016に臨む代表メンバー25人を発表。FW岡崎慎司選手(レスター・シティー)、FW本田圭佑選手(ACミラン)、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)らに加えて、2人の選手が初選出されました。
初めて選ばれたのはMF小林祐希選手(ジュビロ磐田)とU-23日本代表MF大島僚太選手(川崎フロンターレ)。大島選手とU-23日本代表で同僚のFW浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)とMF遠藤航選手(浦和レッズ)もメンバー入りしました。浅野選手は昨年8月のEAFF東アジアカップ以来の選出です。
ハリルホジッチ監督は、「大島選手のパスの良さは分かっていたが、最近ボールを奪うアグレッシブさが伸びてきた」と話し、小林選手についても「国内で能力のある選手」と評価。また、浅野選手については「日本の数少ないゴールゲッター。大きな将来性がある」と期待を口にしています。しかし、国内組全体については「選ばれたのはぎりぎりのところ。満足はしていない」と述べて、さらなる奮起とプレーの向上を促しました。
今回、5年ぶりの開催となったキリンカップは4ヵ国によるトーナメント方式での実施です。日本は3日(金)にブルガリア代表と、もう一つの試合でボスニア・ヘルツェゴビナ代表とデンマーク代表が対戦。それらの試合結果によって、日本は7日(火)の決勝戦か3位決定戦で、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表あるいはデンマーク代表と対戦します。
日本にとっては今年9月に始まる2018 FIFAワールドカップアジア最終予選を控えて、最後の国際試合の機会です。
ハリルホジッチ監督は、「3チームとも異なるやり方をして異なる経験を持ち、クオリティも高い。我々は全てのクオリティを求めなければならないし、選手、チームには大きな野心を持って真剣に臨んでほしい」と、強い口調で語りました。
ブルガリアはFIFAランク69位ながらも、今年3月の国際親善試合で同8位のポルトガルにアウェイで勝利。ボスニア・ヘルツェゴビナは同ランク20位、デンマークは41位で、昨年11月の2016欧州選手権予選プレーオフでボスニア・ヘルツェゴビナはアイルランドに、デンマークはスウェーデンに惜敗しました。
ハリルホジッチ監督は、ブルガリアとの対戦成績が1分4敗で未勝利であることに触れて、「このチームに勝つことができればかなり大きい。だがそのためにはグランド内外での準備が必要だ。最終予選へ向けて良い準備になる」と指摘しました。
この日、千葉県内で行われている海外組の練習に岡崎選手が合流。浅野選手も、フランスで行われているトゥーロン国際大会から27日(金)に戻り、参加する予定です。
一方、大島選手は大会終了後の30日(月)から、遠藤選手や他の国内組のメンバーとともに合流の予定です。チームは30日から愛知県内に場所を移して全体合宿を行います。
6月3日(金)の試合はいずれも愛知/豊田スタジアムにて、同じく7日(火)は大阪/吹田市スタジアムにて開催されます。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
キリンカップではすべてのクオリティを求めなければなりませんし、選手、チームにはこの大会へ大きな野心を持って真剣に臨んで欲しいです。我々よりも強いと思われるチームに対して勝つトライをし、その準備をします。FIFAワールドカップアジア最終予選では簡単なグループではありませんし、いろいろなことを築かなくてはなりません。そこへ向けて良い準備になります。この合宿が始まるぎりぎりまで各地で視察を重ねて、参加させたいメンバーを見つけてきました。オリンピックチームからも若い選手たちが合流します。彼らが試合でプレーするかどうかはこれからですが、より良く知るために呼びました。
海外組はリーグ戦が終わってフィジカルだけでなくメンタルでの疲労もあり、岡崎選手のレスターでの優勝のように良いシーズンを送った者もいれば、降格などでがっかりした者もいます。国内組にはここ数か月かけてメッセージを送っていますが、正直に言って、満足はしていません。海外リーグで見られる戦う意識やプレーのスピードは、Jリーグと海外ではバイクとフェラーリの違いです。日本の選手はもっと早く走れますし、もっとコンタクトできます。ACLでも日本チームは8強に1チームも残れませんでした。なぜなのか。各国が伸びているなか、日本の関係者は疑問を持つべきです。海外で起きていることを見て、気持ちや戦う意識やスピードなど、現代フットボールを日本の長所にしっかりと適用していくべきだと私は考えています。
FW 岡崎慎司 選手(レスター・シティー)
結果として優勝することができて、素晴らしいシーズンになりました。シーズン開幕当初は残留争いだと思っていましたし、1試合1試合が勝負だと思ってやっていましたが、終盤は強くなったと感じましたし、今シーズンに限れば、他のクラブより勝っていたと思います。自分のイメージを超えるものがプレミアリーグにはあると思い、それを求めていたので、そういう意味ではイメージ通り、厳しい環境があり、充実した一年になりました。
ワールドカップアジア2次予選では引いて守るチームがほとんどでしたが、最終予選は引いて来る相手だけではなく、仕掛けてくる相手もいる。キリンカップの相手もそうだと思うので、そうしたチームに対してどう戦うのかがポイントになると思います。ひとりひとりが特長を出せばチームの武器になります。代表チームに来たら自分の特長を出すべきで、若い選手たちももっと自分を出していいと思います。そのぶつかり合いがチームを強くすると思っています。
JFA-TV
スケジュール
5月26日(木) | PM | トレーニング |
---|---|---|
5月27日(金) | AM/PM | トレーニング |
5月28日(土) | AM/PM | トレーニング |
5月29日(日) | AM | トレーニング |
5月30日(月) | PM | トレーニング |
5月31日(火) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月1日(水) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月2日(木) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月3日(金) | 19:40 | キリンカップサッカー2016 vs ブルガリア代表(豊田スタジアム) |
6月4日(土) | 11:00 | トレーニング(豊田スタジアム) ※一般公開 |
6月5日(日) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月6日(月) | PM | トレーニング ※一般非公開 |
6月7日(火) | 19:30 | キリンカップサッカー2016 3位決定戦 or 決勝戦(市立吹田サッカースタジアム) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
キリンカップサッカー2016
SAMURAI BLUE(日本代表)、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表、ブルガリア代表、デンマーク代表の4カ国によるノックアウト方式
2016年6月3日(金) 愛知/豊田スタジアム
16:00 キックオフ(予定)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 vs デンマーク代表
19:40 キックオフ(予定)SAMURAI BLUE(日本代表)vs ブルガリア代表
2016年6月7日(火) 大阪/市立吹田サッカースタジアム
16:00 キックオフ(予定)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 または デンマーク代表 vs ブルガリア代表
19:30 キックオフ(予定)SAMURAI BLUE(日本代表)vs ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 または デンマーク代表
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