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日本代表:ワールドカップ予選激闘の歴史 History

2016.8.28

【前回大会のアジア最終予選をプレイバック!♯2】接戦をものにし、ブラジル行きに王手

6月の3連戦を2勝1分としたSAMURAI BLUE(日本代表)は、2012年9月11日の第4戦でホームにイラク代表を迎えた。今野泰幸選手と内田篤人選手が出場停止、さらに10番を背負う香川真司選手が腰痛で急遽欠場となるアクシデントに見舞われるなか、日本は序盤から苦戦を強いられる。立ち上がりにいきなりピンチを招くと、攻撃も相手の厳しい対応にあい、なかなかチャンスを作れなかった。それでも25分、右サイドのスローインから岡崎慎司選手がダイレクトでクロスを上げると、これを前田遼一選手が豪快にヘッドで叩き込み先制ゴールを奪った。

1点をリードした日本は、その後は押し気味に試合を展開。本田圭佑選手が惜しいシュートを放つなどイラクゴールに迫ったものの、追加点は奪えなかった。逆にカウンターからピンチを招く場面もあったが、守護神・川島永嗣選手の好セーブやDF陣の身体を張った対応もあり無失点のままタイムアップ。1-0で逃げ切り3勝目を上げた日本は、首位で最終予選を折り返した。

10月の欧州遠征でフランス代表(○1-0)、ブラジル代表(●0-4)とのテストマッチを経て迎えた第5戦、11月14日のアウェイでのオマーン代表戦は、再び怪我で香川選手と内田選手が不在。ホームで3-0と快勝した相手に、日本はイラク戦に続いて苦しい戦いを余儀なくされた。

30度を超える暑さの中で、選手たちは動きに精彩を欠き、思うようなサッカーをピッチ上で描けなかった。しかし20分、清武弘嗣選手の代表初ゴールで先制すると、これで流れを掴み、暑さをものともしない長友佑都選手が果敢な攻撃参加からチャンスを演出するなど、押し気味に試合を進めた。

ところが1点リードで迎えた77分、セットプレーから同点に追いつかれてしまう。終盤は勢いを増したオマーンに対し、日本は守勢に回ってあわやという場面を作られた。しかし、最後にドラマが待っていた。終了間際の90分、酒井高徳選手のクロスから、岡崎選手がこぼれ球を粘り強く押し込んで、決勝ゴールをマーク。2-1と接戦をものにした日本は勝点を13に伸ばし、5大会連続のワールドカップ出場に、早くも王手をかけた。

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