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SAMURAI BLUE、非公開練習でドイツ代表戦へ調整
2023年09月08日
SAMURAI BLUE(日本代表)は9月7日(木)、2日後に控えるドイツ代表との国際親善試合へ向けて、ドイツのヴォルフスブルクで練習を行い、冒頭30分以外を非公開にしてプレーの確認を行いました。
前日に続いて快晴の空の下、報道陣に公開された練習の冒頭部分では、選手たちはジョギングやアジリティアップのトレーニング、ボール回しでウォームアップ。
その後は、3グループに分かれ、狭いエリアで3対3にフリーマンを2人加えて、タッチ数を制限したなかでスピードとサポートなどを意識してパスをつなぐ動きを確認しました。また、GK3選手は下田崇コーチの下で別調整。距離や角度の異なるボールのキャッチングなどに取り組みました。
それ以降は非公開にして、約2時間弱、入念にプレーの確認を行いました。
この日の練習には、Jリーグでも長く活躍した元ドイツ代表のピエール・リトバルスキさんが姿を見せて、練習後に森保一監督や名波浩コーチ、前田遼一コーチらと談笑し、旧交を温めていました。
また、ドイツ代表、トルコ代表との2連戦に臨む日本代表チームの背番号が決定しました。
初招集の毎熊晟矢選手(セレッソ大阪)は26番、昨年のワールドカップ以来の復帰となった冨安健洋選手(アーセナル)は馴染みの16番、また3月以来の代表活動復帰の田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)、橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)、町田浩樹選手(ユニオン・サンジロワーズ)はそれぞれ17番、19番、22番をつけることになりました。
10番は堂安律選手(SCフライブルク)。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)は7番、上田綺世選手(フェイエノールト)は9番、久保建英選手(レアル・ソシエダ)は20番など、ほとんどの選手が6月の活動時から大きな変更はありません。
ドイツ代表は、ホスト国として出場が決まっているUEFA EURO 2024へ向けて準備を進めており、今回の顔ぶれには昨年のワールドカップでの対戦を経験したヨシュア・キミヒ選手(バイエルン・ミュンヘン)やイルカイ・ギュンドアン選手(FCバルセロナ)、ジャマル・ムシアラ選手(バイエルン・ミュンヘン)らをはじめ、5日にはトーマス・ミュラー選手(バイエルン・ミュンヘン)が追加招集されました。
オランダのフェイエノールトに所属を移してドイツ戦に臨む上田選手は、「相手もいろんな意気込みや思いを込めて戦ってくると思うので、相当難しいゲームになると思う。日本代表の価値を示すチャンスになる。自分たちがどのくらい通用するのか、どういう戦いができるのかが重要」と話していました。
日本代表チームは、8日(金)には試合会場のフォルクスワーゲン・アレーナで公式練習に臨みます。
選手コメント
DF #19 橋岡大樹 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
3月の試合では思ったような出場機会が得られなかったので、自分の中ではその悔しさがある中、6月も呼ばれずにいたので、これが最後くらいの気持ちで臨みたいと思います。何が何でも結果を残さないといけないと思っています。選ばれて素直にうれしかったですし、やってやるという気持ちでした。所属クラブでは、昨季はロングボールばかりだったので代表とはかけ離れていましたが、今の監督はポゼッションしようと言っていて、ウィングバックをやりながらシャドーと変わって中に入っていくことをやっています。中で受けることで次のプレーの選択肢も増やしていけたらと思います。3月のときはみんなで探り探りやっていましたが、今回は攻撃の意識がみんなでだいぶ統一していて、やることが統一されている印象です。ドイツ戦は、最初からでも途中からでも、いつ出場機会がきても準備はできています。ドイツが相手でワールドカップに出られなかった悔しさもありますし、いろんな人が注目する中でどういったプレーを見せられるかが今後の人生にも関わってくると思います。対面の選手が良い選手であるほど燃えるので、どんな選手が来ても物怖じしません。すごく楽しみにしています。
MF/FW #6 遠藤航 選手(リバプールFC/イングランド)
(リバプールに移籍して)自分に求められることは、そんなに変わっていなくて、守備での良さというのは、監督から求められた一番のところだと思います。周りの選手のクオリティーが高いので普段の練習からインテンシティーは高い。普段の置かれる環境というのが変わっているので、すごく成長できるチャンスです。30歳にしてリバプールに行けて、また新たに成長できるチャンスがあるというのは、すごく幸せなことだと思いますし、個人的には求めていた舞台に来れてうれしいです。リバプールに求められている選手だと、そういう自覚を持ってプレーすることが大事だと思います。ドイツ戦は、ワールドカップと同じような気持ちで戦わないと勝利にもっていくというのは難しいと思います。でも、自分たちもかなりいいチームになってきているという自覚はあるし、個人個人がすごく高いパフォーマンスでヨーロッパの舞台で戦っているところは自信を持っていいと思うので。ここでもう一回しっかりドイツを倒せれば、自分たちの力というのを証明できると思いますし、チームも自信を持って、またその次に向かっていけると思うので、大事な一戦になると思います。
MF/FW #9 上田綺世 選手(フェイエノールト/オランダ)
フェイエノールトでは少しずつ慣れてきて、試合の中でも練習の中でも少しずつ自分のプレーができてきました。 チームのレベルも高くなったので、もっとチャンスをつくれるし、現にもっとチャンスがあったので、まだまだやれるかなと感じています。抜け出せるタイミングやゴールに直結するところは増えてくるんじゃないかと思います。自分が成長したり吸収できるところを全部吸収して、使ってもらえるように常に準備している状態です。ドイツ戦は強度の高いゲームになると考えています。相手もいろんな意気込みや思いを込めて戦ってくると思うので、ワールドカップと同じような展開になれば日本にとっては苦しいゲームになりますが、その中で自分が何を出せるかが全てだと思います。相当難しいというのはありますが、チームに求められていること、自分が出したいものと、自分が求められている武器と、うまく出場時間の中で表現できたらいいと思っています。点を取る感覚も、チームが変わって強度やプレースタイルとかいろんな成長ができていると思うので、(ワールドカップ)当時とは違う感覚でプレーできるとは思います。ドイツ戦は、強豪云々ではなくて、自分たちがどのくらい通用するのか、どういう戦いができるのかが重要です。
MF/FW #13 中村敬斗 選手(スタッド・ランス/フランス)
毎回代表に選ばれるたびに、すごく嬉しいですし、特別なものを感じています。フランスリーグという5大リーグにきて、代表のキープレーヤーの伊東選手もいて、ステップアップしたんだなと実感しています。毎日刺激が多くて、成長できていると感じています。ドイツ代表はワールドカップで、一ファンとしてテレビで見ていました。ボールを持つのがうまくて、最後に自分で切り込んで中にも強い選手がいるイメージなので、今回の試合でも守備の時間が長くなりそうだなと感じています。どういう戦いになるかわからないですが、自分に与えられた役割をやるだけです。チームに少しでも貢献できたらと思っています。レベルが上がったところでも、自分の武器を出して、自分が積んできた経験やプレーの自信を出せればと思います。今回は2試合とも強い相手なので、自分が出たときに何ができるか。自信を持っているというのはそれが失敗につながってもいいと思ので、当たり障りのないプレーではなくて、自分らしくしていきたいです。
MF/FW #14 伊東純也 選手(スタッド・ランス/フランス)
ドイツ代表はワールドカップで自分的にも一番強かったと感じました。後半は勢いを持ってプレッシャーをかけることができて良い場面も多かったと思いますが、前半はほぼ、なにもやらせてもらえなかったという印象です。ワールドカップのときは、なんとか勝ちましたが、前半などはきつかった思い出しかないので、もう少し自分たちが、ボールを支配とまでは言わないですが、効果的に攻めた方がいいというのはあります。ボールを握る必要はないと思いますが、少し、自分たちが(ボールを)持つ時間を持って、攻撃する時間を長くした方がいいと思います。いいプレッシャーがかかれば、どんな相手でもミスは起きると思いますし、そこからショートカウンターなど、良い形で攻めれると思うので、そういうところで、いい守備からいい攻撃というのは大事だと思います。相手が持たれた時間とかはしっかりブロックを作って限定してはめて、というのをコンパクトに守れれば、そう簡単にやられないと思うので、そういうところは今回ハイプレスだけじゃなくて、そういうしっかりブロックを作って限定してというのが大事かなと思います。
国際親善試合
2023年9月9日(土) 20:45 キックオフ予定(日本時間 9月10日(日) 3:45)vs ドイツ代表
会場:ヴォルフスブルク(ドイツ)/フォルクスワーゲン・アレーナ
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2023年9月12日(火) 14:20 キックオフ予定(日本時間 9月12日(火) 21:20)vs トルコ代表
会場:ゲンク(ベルギー)/セゲカ・アレーナ
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