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SAMURAI BLUE、ドイツ代表戦へ向けてシュート練習などを実施
2023年09月06日
SAMURAI BLUE(日本代表)は9月5日(火)、ドイツ代表との国際親善試合(9日、フォルクスワーゲン・アレーナ)へ向けてドイツのウォルフスブルクで合宿2日目の練習を行いました。
真夏を感じさせる強い陽射しの中、この日は冒頭部分以外を報道陣に公開して実施。週末の試合や移動を考慮して軽めの内容で調整に終始した前日の練習から、ボールを使って体を動かしました。
ボール回しなどで体をほぐすと、ハーフコートをゴールに向かって左右に分かれてスローインからの攻撃に取り組み、相手DFの裏を取ってサイドからゴールライン近くまで切り込んでゴール前へボールを送る形を入念にチェックしました。久しぶりの代表活動となった冨安健洋選手(アーセナル)や初招集の毎熊晟矢選手(セレッソ大阪)らが精力的に取り組みました。
その後は、日曜日に試合のあった伊東純也選手(スタッド・ランス)、古橋亨梧選手(セルティック)、前田大然選手(セルティック)、菅原由勢選手(AZアルクマール)、町田浩樹選手(ユニオン・サンジロワーズ)、橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)、守田英正選手(スポルティングCP)と久保建英選手(レアル・ソシエダ)は、コンディションを考慮してランニングでほかのメンバーより少し早めに終了しました。
それ以外のメンバーは、ペナルティエリアの深い位置から出たマイナスのボールを受けたシュート練習に取り組み、左右それぞれのサイドでいくつかのパターンで繰り返し動きを確認。その様子を、一足先に練習を終えた選手たちがピッチサイドから眺めていました。
選手たちは一時間余りでこの日の練習を終え、充実した表情でピッチを後にしました。
冨安選手は練習後、自身が参加できなかった期間中は試合を見て、参加していた選手に連絡を取って様子を聞いていたと明かし、「実際に入ってみないと分からないところもあるので、ミーティングや練習の中で言われたものを感じて表現したい。どこが相手でも無失点で抑える、クリーンシートにこだわるところは変わらない。そこはしっかり達成したい」と話していました。
日本代表は今回の遠征でドイツ代表とは昨年のFIFAワールドカップカタール2022以来、また、12日(火)にはキリンチャレンジカップ2023でベルギーのゲンクでトルコ代表と2002年のワールドカップ日韓大会以来となる対戦に臨みます。
選手コメント
GK シュミット・ダニエル 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
ドイツ戦はできれば試合に出て、いいアピールができたら今後につながると思います。一番は勝つことです。相手も本気になって勝ちに来る。そういう相手に対してちゃんと勝てれば代表にとっても自信につながると思うので、そうなるように頑張りたい。相手は強い上にアウェイでの試合で、僕らは試されるいい試合になると思うので楽しみです。3月は自分が2試合やって結果はついてこなかったですが、6月は2試合ともすごくいい試合をしたと思います。いい流れできていると思うので、その流れは継続して出していきたい。
DF 冨安健洋 選手(アーセナル/イングランド)
(自身にとっては)ワールドカップ後初の活動になるので、自分のチームとはサッカーも変わるのでその整理をしつつ、個人的にも自分に何ができるのかという部分の整理も含めて、練習からトライしていきたいと思っています。ここまでの4試合は試合を見て、サイドバックが中に入るところなどは他の選手に連絡を取って聞いた部分もありますが、実際に入ってみないと分からないところもあるので、ミーティングや練習の中で言われたものを感じて表現したいと思っています。ドイツとはワールドカップでは僕らが勝ちましたが、主導的でないやり方だったので、今度はトライすべき場だと思うので、主導権を握りながらゲームを進めることができればいい。最大限の準備をして勝つことができればいいものになります。
DF 伊藤洋輝 選手(VfBシュツットガルト/ドイツ)
ドイツでの合宿で、移動が少ない分、コンディションは良い状態で入れるんじゃないかと思います。ワールドカップで僕らが一回勝っている分、相手もまたモチベーション高く来ると思いますし、ドイツのホームなので、本当に相手は負けられない状況だと思います。それに対して自分たちがどういう準備をしていくか、時間があるので準備をして、いい形でゲームを迎えられればと思っています。ボールを握られる時間は多くなると思うので、その中でまずは無失点に抑えるところと、90分の中で自分たちがボールを握る時間帯を作ることは新チームになってから課題として一つ挙げているところです。そこはチームとしてもそうですし、出場したらそれぞれの役割が大事になってくると思うので、しっかりこなせるようにしたい。ドイツもここ最近、ヨーロッパであまり勝てていないですし、プレッシャーがかかっていると思うので、自分たちがその雰囲気にのまれないようにやっていきたいです。
MF/FW 守田英正 選手(スポルティングCP/ポルトガル)
ワールドカップでのドイツ戦は、マンツーマン気味にいったり、3バックを作ってすごく引いた中でカウンターを狙ったサッカーだったので、今回どうなるかわからないですが、より攻撃的に自分たちがボールを握ったり、ゴール前に入っていく回数は増やさないといけないと思っています。向こうがリベンジのような気持ちを持ってすごくアグレッシブに来ると思うので、受けるのではなくて、自分たちも成長をするという意気込みを持ちながら課題に向かって戦うべきじゃないかと思います。(前回は外から試合を見て)個人的には何もできなかったという無力の気持ちが強かった。今回もう一回こういう機会があるので、しっかり自分の力を見せたいしアピールしたいですし、試合に出るか分からないですが、そのときの立場に応じてやれることをやりたいと思っています。
MF/FW 鎌田大地 選手(SSラツィオ/イタリア)
移籍して、生活もサッカーも言語も違うので、最初は大変でした。移籍先を2チームに絞っていてどちらかにいけるだろうなと思っていたのですが、それが両方難しくなったときが一番難しかった。いろいろありましたけど、とりあえず決まって今は良かったです。ドイツ戦は、個人的にもそうですけど、チームとして良い成果が得られるようにやっていきたいです。前回の対戦では、個人としてはもっとできたという感覚もありました。ああいう大きな大会ではチームが勝ったことが一番なので、そこに関しては良かったですが、個人的にはもっとできて良かったと思っていますし、求められていると思うので、また自分の価値を表現できたらと思います。ここ最近ドイツ代表としては納得できる結果が得られていない中で、間違いなく全力で来るので、お互いに全力でやれると思います。いい結果で終われるというのが一番です。ゼロで試合が進めば進むほど自分たちのやりたいことができたり、スペースも空くと思うので、難しい時間があっても割り切って失点しない、ゼロで終えられるかが大事です。
国際親善試合
2023年9月9日(土) 20:45 キックオフ予定(日本時間 9月10日(日) 3:45)vs ドイツ代表
会場:ヴォルフスブルク(ドイツ)/フォルクスワーゲン・アレーナ
大会情報はこちら
2023年9月12日(火) 14:20 キックオフ予定(日本時間 9月12日(火) 21:20)vs トルコ代表
会場:ゲンク(ベルギー)/セゲカ・アレーナ
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