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SAMURAI BLUE、パナマに3-0で2連勝 ~キリンチャレンジカップ2018【10/12@新潟】~
2018年10月13日
SAMURAI BLUE(日本代表)は10月12日(金)、新潟のデンカビックスワンスタジアムにて行ったキリンチャレンジカップ2018でパナマ代表と対戦。MF南野拓実選手(ザルツブルク)とMF伊東純也選手(柏レイソル)の2戦連続ゴールなどで3-0の勝利を収め、森保一監督新体制で2連勝となりました。
先発には、先月の森保監督の初陣となったコスタリカ戦(3-0)でもプレーした南野選手や伊東選手らを中心に、前線には2018FIFAワールドカップで活躍したFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)とMF原口元気選手(ハノーファー96)を起用。最終ラインにはDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)、ゴールには2015年3月以来の先発となるGK権田修一選手(サガン鳥栖)を配して臨みました。チーム最年少の冨安選手は、2012年5月の宮市亮選手以来となる19歳での代表デビューです。
立ち上がりから日本は積極的な姿勢を見せ、開始早々に原口選手のパスカットから左サイドを上がったDF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)につなぎ、クロスボールに伊東選手がゴール前に飛び込む場面を作ります。
その後も、原口選手や南野選手らを中心に仕掛けますが、先発11人中10人をワールドカップのメンバーで固めたパナマは、MFマイケル・ムリジョ選手とMFアニバル・ゴドイ選手が中盤でボールを奪って右サイドに展開。カウンター攻撃を試みます。
しかし、日本は守備陣やボランチのMF三竿健斗選手(鹿島アントラーズ)とMF青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)らが対応して、決定的な形を作らせません。
前半23分、日本は青山選手が右サイドを上がったDF室屋成選手(FC東京)にパスを展開。室屋選手はペナルティボックスに攻め込みゴールに迫り、中央に飛び込んできたFW陣にパスを送りましたが、うまく合わせることができません。
日本は35分過ぎからようやく攻撃の形ができ始め、39分には冨安選手が最終ラインから縦にパスを送り、大迫選手がペナルティボックスに持ち込んで伊東選手に折り返す場面を作ります。
41分には青山選手のスルーパスを受けた原口選手がシュートを放ち、相手DFにブロックされますが、その流れから1分後に待望のゴールが生まれます。相手ボールをカットした青山選手が南野選手へパス。ボールを受けた南野選手はドリブルで切り込んで左足を振り抜いてゴールネットを揺らしました。
日本の1-0リードで折り返すと、パナマは後半から選手交代でワールドカップメンバーのMFアルマンド・クーペル選手を投入して反撃を試みます。56分、右サイドバックに移ったムリジョ選手が攻め上がり、GK権田選手と守備陣の間にクロスを入れて日本を脅かす場面を作ります。60分過ぎには、FWアブディル・アロヨ選手がドリブルでゴール前に持ち込もうとしますが、冨安選手がうまく対応しました。
日本の追加点が生まれたのは65分でした。原口選手のパスを受けた伊東選手が南野選手へ繋ぐと、南野選手がシュート。相手GKの弾いたボールを伊東選手が左足で狙い、一度は相手DFに止められたものの、再び弾かれたボールに詰めた伊東選手がゴールに押し込みました。
日本はこの直後に大迫選手と南野選手に代えて、代表戦初出場のFW北川航也選手(清水エスパルス)と、FW川又堅碁選手(ジュビロ磐田)を投入。さらに、81分には足を痛めた伊東選手に代えてMF堂安律選手(FCフローニンゲン)を送り出し、攻撃を続けます。
すると85分に、原口選手がドリブルで攻め込んで川又選手へパス。GKと1対1になった川又選手が左足でゴールを狙うと、クリアを試みた相手DFに当たってゴールに吸い込まれました。
日本はそのまま3-0で終了。森保監督新体制で2戦連続勝利となりました。
次は10月16日(火)に場所を埼玉スタジアム2002に移して、FIFAランク5位のウルグアイ代表と対戦します。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
今日もスタジアムにたくさんのサポーターが来てくれて、テレビを通してもたくさんのサポーターのみなさんに応援してもらったと思います。感謝します。無失点で、しっかり得点チャンスを作って3得点で勝利できたことは良かったですし、試合に出た選手だけでなく、短期間の中でチーム全員が我々のやろうとすることをトレーニングから意識して取り組み、ピッチ外でもいろいろ共有をしてくれました。選手たちの取り組みが結果につながったと思っています。先発にはA代表初出場の選手もいて、経験のある選手と一緒にプレーすることで、化学反応は分かりませんが、チームの融合と全体的な戦術シーンとレベルアップは今日の試合でできたのではないか、次につながるのではないかと思います。選手たちは合わせていこうという気持ちを持ちながらプレーして、これからさらに良くなる可能性を示してくれました。スピードとフィジカル、ボールを運ぶ技術を持っている相手に、選手が各局面で粘り強く対応して、個人でもチームでも良い守備をしてくれました。ミスもありましたが、ミスをしてもミスで終わらせずに、ミスをした選手が取り返し、周りの選手もしっかりリアクションして、チームとして戦い続けられたことをポジティブにとらえたいと思います。内容的にはポイントで攻撃も守備もまだまだやらなくてはいけないところが多くありました。これからさらにクオリティを上げていけるように、気を引き締めて次の試合に向かいたいと思います。
DF #16 冨安健洋 選手(シントトロイデンVV)
試合が始まるまでなぜか集中できず、今までにない感覚だったので本当に不安でしかなかったのですが、始まると意外にすんなりと入れたので、ほっとしています。いろんな先輩方から思い切ってやれと声をかけてもらい、槙野さんは試合中も「楽しんでやれ」と常に声をかけてくれていたので思い切ってやれました。
MF #8 原口元気 選手(ハノーファー96)
若い選手からは「やってやるぞ」という気持ちを感じて、今までいた選手も新しいスタートというポジティブなパワーを感じました。相手は特に前半パワーがあって、かわしてくるのも掴みにくくて、前半は対応できていなかったのですが、ブレずにやれましたし、攻撃もしっかりチャンスを見ながらできたと思います。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
中と外で攻撃のよいリズムができていたと思います。「タイミングがあったら、どんどん入れていけ」と練習から言われていて、試合の流れや相手のポジションを見ながらやっていました。ただ、細かい内容的なところは満足していません。もっと高めていきたいです。
MF #17 青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)
チームは3-0なので良いと思いますが、この前の試合よりもミスが多かったですし、前にボールが入った時のリズムがありませんでした。次にどうつなげていくかだと思います。チームとしてもう少しビルドアップで高い位置で運びたいです。縦パスのワンタッチというのはなかったと思いますし、そこがもっともっと呼吸が合ってくれば出てくると思います。
ガリー・ステンベル パナマ代表監督
3-0で負けるほどの試合ではなかったと思います。前半は非常に激しい展開で、ボールを持ててサイド攻撃が効いたところもありましたが、チャンスに決め切れず、残念な形で3失点してしまいました。結果には失望しています。日本はボールポゼッションに優れていて、14番、15番、9番、3番のサイドプレーにてこずらされましたが、それが3失点の理由だとは思っていません。
スケジュール
2018年10月12日(金) 19:35キックオフ(予定)
新潟/デンカビッグスワンスタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs パナマ代表
2018年10月16日(火) 19:35キックオフ(予定)
埼玉/埼玉スタジアム2002
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ウルグアイ代表
10月・11月のSAMURAI BLUE(日本代表)戦
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