2019/09/30
JFAサッカーファミリー安全保護宣言の具体的な医学的アプローチをご紹介
JFA サッカーファミリー安全保護宣言
スポーツは 体を丈夫にするだけでなく、チャレンジ精神や自立心、責任感や判断力といった人間力や協調性や犠牲的精神、リスペクトの精神といった社会性、道徳心を養う上で重要なツールとなります。しかもスポーツは楽しむ中で豊かな人間性や社会性を涵養するところに大きな価値があります。
しかし、残念なことにスポーツ活動における体罰、暴力・暴言、ハラスメント行為は後を絶たず、子どもたちからスポーツの楽しさや心身の健やかな成長の機会を奪っている現状が依然としてあります。
子どもたちが楽しく、安全に、安心してサッカーに打ち込めるよう、日本サッカー協会（JFA）は「JFAサッカーファミリー安全保護宣言」を行い、暴力や暴言、ハラスメントのない健全なサッカー環境を実現させます。
1．サッカーにおける暴力・暴言を根絶します
ゼロ・トレランスの実現
・「JFA規約・規定集」の見直し（懲罰の厳罰化）
・都道府県サッカー協会との連携（指導の厳重化） など
２.子どもたちをハラスメントから守ります。
・差別、虐待、いじめ、喫煙、飲酒等々
３.子どもたちの健康を守ります。
・グラスルーツサッカーにおけるメディカルサポートの充実
・スポーツ救命救急講習の実施拡大 など
４.良い指導者の養成と有資格指導者を
適正に配置します。
・B級スタンダード計画
・JFA公式戦ベンチ入りスタッフD級以上ライセンス保有義務化に向けた計画の検討 など
５.暑熱環境下等でのサッカー環境を
改善します。
・熱中症ガイドラインの徹底
・夏場の公式大会の開催運営方法の見直し など
６.年齢・性別・障がい・人種に関係なく、
サッカーを楽しめる環境を整備します。
・障がい者サッカーの推進
・配慮すべき事項の整理・検討（障がい、LGBT、装具他）など
日本サッカー協会の「サッカーファミリースポーツ安全保護宣言」は、
ユニセフの「子どもの権利とスポーツの原則」に賛同し、その権利と原則を基に策定しました。
