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アディダスとJFAの共創プロジェクト 日本サッカー界の未来を担う育成年代の選手が欧州クラブに短期留学 「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」
2023年11月08日
公益財団法人日本サッカー協会(以下、JFA)と、JFAのオフィシャルサプライヤーのアディダス ジャパン株式会社(以下、アディダス)は、育成年代の選手を対象にした「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」を立ち上げることとしました。
このプロジェクトは、JFAとアディダスの価値共創の活動の一環として立ち上げたもので、心身の成長著しい育成年代の選手に充実した環境と世界基準のトレーニング機会を与え、「世界基準の選手」に育てることを目的に実施するものです。
その第1弾として2023年11月20日(月)~12月3日(日)、スペインのプロリーグ、レアル・ソシエダに4名の選手を送り、同クラブの練習に参加してもらう予定です。レアル・ソシエダはバスク州セバスティアンをホームタウンとするクラブで、SAMURAI BLUE(日本代表)の久保建英選手が所属しています。
また、11月26日(日)~12月10日(日)には、ドイツのブンデスリーガで11シーズン連続で王者に君臨するFCバイエルン・ミュンヘン(バイエルン州ミュンヘン)に6名の選手を派遣する予定です。各クラブで活動する選手は、以下の通りです。
なお、今回、レアル・ソシエダとFCバイエルン・ミュンヘンの練習に参加する各選手の様子は、JFAのYouTubeチャンネル「JFATV」で配信する予定です。
JFAとアディダスは、それぞれの強みを生かしながら、日本サッカーの発展に力を尽くしていきます。
育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD 参加予定選手
レアル・ソシエダ 参加予定選手
DF 大島 琉空(オオシマ リュウア)
所属:VIVAIO船橋SC 中学3年生
<コメント>
自分にはボールを持った時にゴールへ向かうドリブルや仲間をうまく使って前に行く特長があります。一方で、パスの質に課題を感じています。レアル・ソシエダは選手たちのパス等、技術の質が高いので、そこをできるだけ吸収し、早く周りの質に追いつき、追い越せるようにしたいです。課題を克服することで、今ある特長がさらに生かせると確信しています。今回のプログラムでもできるだけ早く、環境やピッチに適応して自分の特長を生かせるようにしたいです。
FW 安西 来起(アンザイ ライキ)
所属:さぬき南中 中学3年生
<コメント>
今回、レアル・ソシエダというとても有名なクラブに短期留学するにあたって、さまざまなトレーニングやゲームを通して自分自身の長所を伸ばし、短所を長所に変えていけるよう成長をし、現地の言語を理解してクラブの選手たちやスタッフたちとたくさんコミュニケーションを取りたいです。そして、日本とは異なる現地の文化を知り、理解していくことができたらいいと思います。この2週間で色々なことを経験できるように自らチャレンジして、終わった時にまた一つ成長できるようにしたいです。このような活動に参加させてもらった感謝の気持ちを持ち、自分が将来海外でプレーする時に良いイメージを持てるように頑張っていきたいです。
FW 神代 慶人(クマシロ ケイト)
所属:ロアッソ熊本ユース 高校1年生
<コメント>
今回のプログラムに参加させてもらえることをとてもうれしく光栄に思います。現地でのトレーニングやゲームでは積極的にプレーし、自分の武器であるシュートやトップでボールを収めることが通用するのかを試したいです。長所を最大限に発揮して成長につなげます。言葉の壁がありますが、自分からコミュニケーションを取り、海外でプレーするイメージを持てるように頑張りたいと思います。
DF 小浦 拓実(コウラ タクミ)
所属:アビスパ福岡U-18 高校1年生
<コメント>
今回このような自分の成長につなげられる場をつくってくださった関係者の皆さまに感謝しながら海外の選手とプレーし、日本では味わえないものを吸収して、これからのサッカー人生に生かせるように、積極的にチャレンジ精神を持ってプレーしたいと思います。
FCバイエルン・ミュンヘン 参加予定選手
FW 前田 勘太朗(マエダ カンタロウ)
所属:横浜FCユース 高校1年生
<コメント>
今回の活動で自分の通用する所、しない所がはっきりとわかると思うので、より多くその気づきが得られるように、一日一日の練習や試合を自分の成長につながる有意義な時間にしたいです。短い期間ですがサッカーや普段のコミュニケーションで誰よりもインパクトのある選手になります!
DF 酒井 舜哉(サカイ シュンヤ)
所属:大宮アルディージャU18 高校1年生
<コメント>
対人での守備やコーチング、競り合いの強さなど守備面が自分の武器です。ただ今回は海外でのプレーとなるので、現地の選手に対してどこまでコーチングができるかというのもこのプログラムならではの課題です。参加するまでに単語や短いフレーズを学んで、伝えられるようにします。私は国内のライバルと比較しても足元の技術に課題を感じています。今回のプログラムで少しでも課題を克服し、自信を付けたいです。海外クラブでの練習参加はなかなか経験できることではないので、練習していく中で課題と収穫を見つけ、より多くを持って帰りたいです。
DF 森 壮一朗(モリ ソウイチロウ)
所属:名古屋グランパスU-18 高校1年生
<コメント>
このプログラムに選ばれたことをうれしく思います。このプログラムを自分の日常を変えるきっかけにできるよう、より多くのことを吸収したいと考えています。そのためにピッチ内外で自分を出し、積極的にバイエルンの選手の輪に入っていき、多くの人とコミュニケーションを取りたいです。サッカーでは自分の通用するところと課題を明確にするために、主体的にトレーニングやゲームに励みたいと思っています。約2週間という短い期間を自分の中でとても濃いものにし、成長した姿で帰ってきたいと思います。
MF 神田 泰斗(カンダ タイト)
所属:大宮アルディージャU15 中学3年生
<コメント>
世界最高峰の環境でプレーすること、そして異国の地で生活すること、これを大きなチャンスと捉え自分自身を成長させたいです。国内で通用するプレーが現地でどれだけ通用するのか、どんな課題が出てもポジティブに捉え、この貴重な経験を楽しみます。
MF 吉野 啓太(ヨシノ ケイタ)
所属:クマガヤサッカースポーツクラブ 中学3年生
<コメント>
このようなプログラムに参加できることをとてもうれしく思います。海外の選手と一緒にプレーすることは初めてなので、まずはどのように意思の疎通をすれば良いのかを考えながらプレーしようと思います。自分の1番の武器であるドリブルが世界のトップクラスでどこまで通用するのか積極的にチャレンジし、今の自分に足りない点や弱点は何なのか感じ取り、克服できるよう今後に生かしていきたいと思います。
DF 渡部 友翔(ワタベ ユウト)
所属:ソレッソ熊本 中学3年生
<コメント>
今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございます。海外で、自分がどのくらい通用するのか実感できることに感謝し、世界トップレベルの選手を見て学び、今持っている力を出し切り、成長して帰って来たいと思います。そして、チームに良い刺激を与えられるように頑張ります。
SAMURAI BLUE(日本代表)監督 森保一/JFAユース育成ダイレクター 影山雅永 コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)監督 森保一
アディダスさんとのプロジェクトを経て、サッカー文化が日本に根付いていくこと、サッカーを通して選手が成長していくことを共創できればと思っています。若いうちから海外経験を積むことでサッカー面・生活面で本当に多くのことを吸収できると考えているので、本プロジェクトを通して、選手の成長の機会をいただけたことは本当に素晴らしいことだと思います。選手には新しい環境でチャレンジした経験を大切にしてもらいたいですし、今後の成長に繋げてほしいと考えています。具体的には、技術面・フィジカル面・コミュニケーション面でどのように自分らしさを出していくのか、環境に順応していくのかを自分自身で感じて、考えて、最終的に出国前より帰国後の自分が成長していてもらえると嬉しいです。
JFAユース育成ダイレクター 影山雅永
まずは、日本の可能性を秘めた育成年代の選手に対し、このような素晴らしい環境を整えていただいたアディダス ジャパン様へ深く御礼申し上げます。皆様ご存知の通り、日本代表チーム、そして選手たちの最近の活躍は目を見張るものがあります。プロとしてJリーグで活躍すること、そして海外でプレーするという夢を各自が持って育ち、現在では多くの海外でプレーする選手たちで代表チームが組織されるまでになってきています。我々JFAは育成年代の代表チームを作って海外への遠征を行いますが、極東に位置する島国の日本にとってはインターナショナルな経験は欠かせません。ただ、その回数は限定的で、遠征時にも皆で同じホテルに泊まり、ホテルとスタジアム、練習場の往復が活動のほとんどです。先輩方の活躍を見ることによって若い選手が刺激を受け、海外にチャレンジする年齢がより若年化してきている昨今、代表チームとしての海外遠征以外にいかにインターナショナルな経験を積む機会を作れるか、それに対しJFAとしてどのような貢献ができるのかを考えてきました。海外でプレーをするということが決して容易ではないことは想像に難くないと思います。今回行う真の海外経験としての個人留学は、現地のチームメイト・スタッフとも対等に会話し、それを理解する必要があり、プレーの面でもより高いインテンシティに対応し、現地の食事の中でそれに耐え得るカラダ作りをすることが求められます。我々としては、今回のこの貴重な経験をアディダス ジャパン様のご支援のもと、より中長期的に継続することで、海外でプレーするイメージを具体的に描け、自信を持ってチャレンジできる、そんな逞しい選手を育てていくことを実現したいと考えています。
アディダス ジャパン ブランドアクティベーション シニアディレクター 山本健 コメント
この度、このようなプロジェクトをJFA様と取り組めること、非常に嬉しく思います。本プロジェクトを通じて、グローバルブランドであるアディダスが持つイノベーションやプロダクト、契約チーム、アスリートとのつながりなど、提供できる機会を最大限に生かしながら、派遣選手が世界基準の環境に身を置き、ハイレベルな経験ができるよう最大限サポートしてまいります。
我々アディダスは「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある」と信じています。今回のプロジェクトを通じて、派遣選手たちのみならず、日本の多くの育成年代のプレーヤーが刺激を受け、よりひたむきにサッカーに取り組むことで、サッカーが文化として日本により深く根付き、人々の人生を豊かにしていくことを願っています。
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