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女子GKセレクションキャンプ 3日間の活動終了

2023年12月06日

女子GKセレクションキャンプ 3日間の活動終了

12月1日(金)から3日(日)まで、千葉県千葉市の高円宮記念JFA夢フィールドで女子GKセレクションキャンプを開催しました。このキャンプには、中学1年生から3年生を対象に一般公募で募ったなでしこジャパン(日本女子代表)のGKを目指す意欲ある選手の中から選出された20名の選手が参加しました。

JFAのキャンプに初めて参加する選手が多くいるためか、全国各地から集合した選手たちは緊張の面持ちでキャンプをスタートさせましたが、晴天のもと広いピッチに立つと、徐々に仲間たちとの距離を縮め、コミュニケーションをとり、トレーニングに一生懸命励みました。

トレーニングはU-13、U-14/15の2グループに分かれて3日間で4回実施。GKの基礎を学び、フィジカル測定、ゲームと多くのメニューに取り組みました。

キャンプにチャレンジしようと応募し、参加した20人のGKたち。限られた時間のなかでも、トレーニング、プログラム、ピッチ外での時間を通して成長した姿を見せていました。

JFAチーフコーチコメント

井嶋正樹 GKチーフコーチ
今回の女子GKセレクションキャンプは、中学1年生から中学3年生を対象に一般公募の中から選出された20名の選手で実施しました。参加してくれた選手たちは、開催地までの移動や初めて出会う仲間に集合時は緊張の様子が見られました。今回の活動は4回のトレーニングと2回のミーティングをプログラムしました。毎回のトレーニング前にテーマに対するイメージの映像を観てトレーニングに入りました。トレーニングにおいては、この年代で習得したいGKの基本のテクニックを中心に実施しました。参加してくれた選手たちがコーチからのアドバイスに耳を傾け、積極的にプレーしてくれたおかげで、多くの成功体験や仲間のナイスプレーに多くの刺激を受けた様子が見られました。
ミーティングにおいては、1日目に「プレー分析」について、試合の中での4局面でのGKの関わりやGKのプレーの3局面について理解を深め、グループディスカッションを行い、それぞれに意見を出し合うことにより、多くの気づきを得る機会になったと思います。
2日目は自分達のトレーニングのプレー映像を用いて、プレー分析を行ったことで、自分自身が今できていること、そして今後意識して伸ばしていくポイントが整理できたのではないかと思います。また、「アスリートの食事/食育」をテーマに平林トレーナーよりレクチャーをいただき、選手たちはサッカー以外の面でも、今後の成長に必要な知識を学ぶ機会となりました。今回、得ることができた知識や成功体験をこれからも継続して、自分自身の成長につなげて欲しいと思います。選手たちの今後の成長が楽しみです。

選手コメント

吉原心菜 選手(つくばFCレディースユース)
私は、このGKキャンプに参加して、キーパの正しい構え、ローリングダウンの基本姿勢やブレイクアウェイ等の今まであまり分からなかった言葉の意味や、構え姿勢をとるメリットを知ることができて本当に良かったです。コーチや同じグループだった選手も自分が修正しないといけない所や新しい自分の課題なども優しく教えてくれました。このキャンプで、コーチやたくさんの選手に出会えて本当に良かったと思っています。キャンプで学んだことを忘れずに自分のチームに持ち帰り、試合で活躍し、どこのチームにも負けない上手なゴールキーパーとして頑張っていきます。また、食事、睡眠、運動はアスリートにとってとても大切ということを知ることができたので、しっかりと意識してなでしこジャパンに近づいていけるようにバランスのよい食事や平均以上の睡眠を心がけるようにします。本当に3日間ありがとうございました。キャンプで教えてもらったことを忘れずにこれからも頑張っていきます。

福田芽依子 選手(北陸大学フィオリーレ)
今回のゴールキーパーセレクションキャンプに参加して、最初は緊長や不安もあったけれど、みんなとうまくユミュニケーションをとれたのでよかったと思いました。練習の時、シュートストップやステップ、姿勢等を学ぶことができました。私のうまくできたことはローリングダウンで、これから改善していきたいことは、足元の技術です。自分の課題が見つかったのでこれからチームに戻って足元がうまくなれるように練習しようと思います。夜のレクチャーでは、正しい栄養のとり方や食事コンディションのことについて教えてもらいました。個人のミーティングでは自分の長所や短所、特徴等を知ることができました。全国の仲間と一緒にサッカーができてとても楽しかったし、良い経験になりました。これからも頑張ります。

青野佳華 選手(小美玉フットボールアカデミー)
私は今回初めてGKキャンプに参加し、たくさんのことを学ぶことができました。サッカー面では基礎的な技術に対して見つめ直す機会が多く、自分の癖を改めて感じました。またこれまで自分では気付けなかった癖もあり、意識していても難しいことが多くありました。その中でコーチに毎回指摘していただき、できないことにたくさん向き合えた良い3日間でした。生活面では「なでしこらしさ」にも含まれる礼儀正しさについて指摘をもらうことがありました。その部分もなでしこジャパンに近づくためにも必要な要素だと思いました。日頃から意識し、当たり前にできるようにしていきたいです。今回のキャンプで学んだことをチームに持ち帰り、伝えていくことや自分自身でも意識を高めていき、更に成長していきたいです。そしてなでしこジャパンのGKになる為に人一倍努力していきます。最後に、今回のキャンプに関わってくださった関係者の皆様本当にありがとうございました。

五十嵐春奈 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
まず始めに、今回このような素晴らしい環境でトレーニングをすることができ、沢山の良きライバルに出会えたことを嬉しく思います。私は、今回のキャンプで基礎的な技術の重要性を改めて感じました。正しいポジショニングや、構えの姿勢、一つ一つの動作のフォーム、キーパーコール等、当たり前のことのようですが、一つ一つに目を向けると自分はできていない部分が多くありました。この基礎的な技術を身に付けることで、安定したプレーに繋がると思うので、当たり前のことを当たり前にできるように意識していきたいです。プレー以外では、食事の重要性について学ぶことができました。サッカー選手として、身体のコンディションを保ち、良いプレーをする為にもトレーニングと同じように食事には大きは役割があるということが分かりました。今回のキャンプで学んだことを自チームに持ち帰り、更に成長していきます。今回のキャンプに関わってくださった関係者のみなさんありがとうございました。

女子GKキャンプとは

将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)を発掘・育成するプロジェクト。
日本女子サッカーの強化・育成の鍵であるU-15(中学生)年代前後の選手を「強化」「育成」「普及」の観点から選出し、継続したトレーニングを行う。

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