サッカーファミリーからのメッセージ
森保 一 監督
SAMURAI BLUE(日本代表)兼 第32回オリンピック競技大会(2020/東京) 男子日本代表監督
日本のサッカー全体が、この夢フィールドで集まってプレーする、サッカーの共有ができる素晴らしい場所です。
ここ夢フィールドに、指導者養成、研修で来た方々が「日本代表チームがここで練習してるんだ」と、感じれて、自分たちもサッカーファミリーなんだと実感でき共有ができると思います。
夢フィールドで代表活動ができること、楽しみにしています。
みなさんのご寄付と、多くの建設に携わっている方々の努力で施設ができあがっていると思います。
環境づくりをしてくださっている、多くのみなさんの想いを胸に、我々は活動していきます。
高倉 麻子 監督
なでしこジャパン(日本女子代表)監督
クラブハウスの目の前にピッチがあると、いろんなカテゴリーの選手・スタッフが会話ができます。
お互いに見合ってよいところをまねして、他カテゴリーのコーチがアドバイスをくれたり、他カテゴリーの選手との交友関係が広がり、サッカーの輪が広がると思います。
夢フィールドの存在をみなさんに知ってもらって、ファンの方々が見に来てくれたら、試合に勝った時等、雰囲気が共有できます。
いろんな選手を間近で見れて、練習中や練習後は試合とは違った顔、雰囲気が見れるのできっと選手達を身近に感じられると思います。
少年少女が、トップの選手を見て自分の目指すところを感じることができたら、きっと財産になると思います。
ブルーノ・ガルシア 監督
フットサル日本代表監督
JFA夢フィールドの建設は、サッカー・フットサルに関わる全ての人々にとって成長や発展の鍵を握るものだと思います。
フットサルのピッチとしては上質な木製床で、自由にいろいろなサイズに分割し、さまざまなサイズのゴールを使ってトレーニングできれば良いと思っています。また、パワートレーニングができるようなトレーニングルームでトレーニングした後にそのままピッチでボールを使ったアクションができるような環境があれば理想的です。他にも多目的ルーム、スタッフミーティングができるスペースや理学療法など傷害前後のケアが行える設備、スカウティング用の分析室、また屋外でもトレーニングできるスペースもあれば有効だと言えます。
私の母国であり、FIFAフットサルワールドカップを2度制覇しているスペインでは、人口に対してこうした施設の数が充実しています。スペインサッカー連盟が所有するラス・ロサスの施設、マドリード、バルセロナ、そして、シエラ・ネバダにあるCAR(ハイパフォーマンスセンター)などは今般計画されているJFA夢フィールドに非常に似ています。
代表活動の基盤ができることは、各チームがパフォーマンス向上を目指すためのニーズに適切な状況をもたらすなど、多くの利便性、ポジティブな側面をもたらすと思います。モダンで非常に機能的な、使用する全ての人にとって時間の有効利用を含め、あらゆるニーズを網羅した施設になることを期待しています。
吉田麻也 選手
2014・2018 FIFAワールドカップ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー/サウサンプトンFC
僕たちもそうですが、子どもたちがここでトレーニングをして、将来、日本代表やなでしこジャパンで活躍してくれることが一番の喜びになると思います。
JFA夢フィールドは選手にとっても日本サッカーにとってもプラスになる場所になると思いますし、
最先端のサポートを受けられ、日本代表が世界のトップに近づけるようなトレーニング施設になってくれたらと思います。
酒井宏樹 選手
2014・2018 FIFAワールドカップ SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー/オリンピック・マルセイユ
皆さんとピッチの苗の植え付けができたことは貴重な体験でした。自分がプレーするフィールドを自分で作ることができて、とても嬉しいです。
海外でプレーしている選手が日本に帰ってきたときに体を動かす場所はなかなかないなので、こういう施設を作っていただけることはすごくありがたいです。
僕自身ここでプレーできるように頑張るだけですし、いろんな人に使ってもらえる施設になればいいなと思います。
澤穂希さん
元なでしこジャパン(日本女子代表)
私自身、現役のときに素晴らしい芝生でたくさんの練習や試合をしてきました。
いろんな方が協力してくださって素晴らしい場所ができていたことを改めて知り、感謝の思いです。
そして、これからの未来ある子どもたちにこの素晴らしい施設で練習や試合をしてほしいと感じました。
代表チームにはワールドカップやオリンピックで優勝してほしいと思っていますし、その原点がこのJFA夢フィールドにあったらいいなと思います。
宮間あやさん
元なでしこジャパン(日本女子代表)
たくさんの方々と一緒にピッチの苗の植え付けをすることができ、また、こうやってピッチができていくということを知れる体験をさせていただき、すごく楽しかったです。
サッカー関係者の方々も含め、私もその中の一人として関われたことを嬉しく思います。
JFA夢フィールドは全てのサッカー選手がプレーしたいと思える場所になってほしいですし、ここで流した汗、そして涙もあるかと思いますが、
そういうものが世界につながる場所になっていってくれたらと思います。
原口 元気 選手
2018FIFAワールドカップロシア SAMURAI BLUE(日本代表)メンバー/ハノーファー96(ドイツ)
若い頃から年代別の日本代表をはじめ、数多くの代表活動に参加しましたが、サッカーに集中できて、全てがそろっているトレーニングの拠点はすごく重要だと思います。
2018 FIFAワールドカップロシアではFCルビン・カザン ファーストチーム トレーニンググラウンドという素晴らしいキャンプ地でトレーニングをすることができました。食事をするところ、ジムやケアする場所、グラウンドまでが全て30m以内にあって、僕ら選手にとってそのコンパクトさは居心地が良かったです。ストレスの少ない環境で過ごすことで自然とスタッフや選手とコミュニケーションが生まれるなど、さまざまなメリットがありました。そのような場所を僕らは求めています。
日本にJFA夢フィールドができるとしたら、そこにはいろいろなスペシャリストを配置してほしいです。質の高いトレーニングをするためには、良質な食事や睡眠も必要です。そこにフィジカル、メンタルなどのスペシャリストを置くことによって効率良くさまざまな勉強ができると思います。僕自身、まだ勉強しながら成長している段階なので、もっと若い世代の代表がキャンプをしたときに、そこにスペシャリストがいてくれることで得るものは大きいはず。若い世代に与える影響はより大きいと思うので、選手の可能性を伸ばしていけるような施設になることを期待しています。
岩渕 真奈 選手
2011・2015 FIFA女子ワールドカップ なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー/INAC神戸レオネッサ
多くのなでしこリーグのチームが人工芝のピッチでトレーニングをしているので、天然芝の良質なピッチでトレーニングができること自体、私達にとっては非常に貴重で、嬉しいことです。
環境だけがすべてではありませんが、活動拠点ができることによって、より一層サッカーに専念できる環境が生まれると思います。
私はドイツのバイエルン・ミュンヘンに所属していたことがありますが、男子のクラブハウスには、天然芝のピッチ、人工芝のピッチに加えてジムはもちろん、体育館、プール、そして選手(トップの選手だけでなく育成選手も)が食事を出来るレストラン、カフェ、若い選手の為の寮、そして何かあった時にすぐに対応できる病院など、サッカーをする上でこれ以上の環境はないだろうという場所でした。
新たに活動拠点ができるのは非常に楽しみです。トレーニングに使える充実したジム、綺麗なピッチ、そしてトレーニング後の疲れた身体を癒すスパや、気分転換に使えるラウンジなど、体も心も、オン・オフの切り替えができるような環境があったらいいなと思います。
※所属・肩書は2018年12月現在