10日(木)にSBSカップ国際ユースサッカー初戦を迎えるU-18日本代表。キャンプ2日目の8日(火)は、午前・午後とトレーニングを行いました。午前は1対1、2対1、3対2と徐々に人数を増やしながら、個人、グループで仕掛けてゴール前に攻め込みシュートまでの形を作ると、4対4＋GKのシュートゲームで攻守の切り替えを意識させるトレーニングを行いました。午後は、6対4、8対6と攻撃側が数的優位な状況で守備側の状況を見ながらコンビネーションで攻めるトレーニングを実施し、最後は11対11と実際のゲームでチーム戦術の理解を深めました。

開幕前日となった9日(水)は、午前中に大会主催者によるウェルカムランチが催され、大会関係者や参加チームの監督・選手が集まりました。日本からは、影山監督、石原広教選手、伊藤洋輝選手、橋岡大樹選手が出席し、それぞれ大会に向けての意気込みを語りました。橋岡大樹選手は、意気込みを語った後に一発芸も披露し会場を沸かせていました。

ウェルカムランチには、SBSカップの友好大会であるトゥーロン国際大会のアラン会長も出席し、今年のトゥーロン国際大会でベストゴール賞を受賞した伊藤洋輝選手の授賞式も行われました。

午後は16:00からトレーニングを開始。ディフェンスラインから攻撃に展開する際のボールの動かし方やボールを持っていない選手の関わり方、またポジショニングを確認すると、ピッチ全体を使った11対11で、連動した守備からボールを奪い、攻撃を仕掛けるトレーニングを行いました。その後は、攻守においてセットプレーの確認を行い、攻撃陣はコンビネーションからシュートを打ち、守備陣はサイドから入ってきたクロスボールを主にヘディングで強く高く跳ね返し、初戦に向けた全体トレーニングを終えました。

大会は8月10日(木)に開幕。日本は16:00から藤枝総合運動公園サッカー場でU-18チリ代表と初戦を戦います。

選手コメント

DF #3 石原広教 選手（湘南ベルマーレ）
U-18日本代表としてSBSカップという歴史ある素晴らしい大会に参加することができ、とても嬉しく思います。今回招集されたメンバー20人の中で、早生まれのプロ選手は私のみです。責任感のあるプレーや言動、ピッチ外での行動で、高校生として活動している周りの選手たちにプロとしての手本を見せていかなければいけないと感じています。静岡に集まってまだ3日ですが、チームの中には一体感があり、とても良い雰囲気で過ごすことができているので、一つ一つの試合に勝利して優勝します。SBSカップはとても楽しみにしていた大会なので、楽しむと同時に大会を盛り上げていきたいです。

DF #4 橋岡大樹 選手（浦和レッズユース）
明日から大会が始まるということでチームの雰囲気も良く、自分としてのコンディションも良いと思います。ウェルカムランチに参加して、改めて大会の素晴らしさを知りました。他のチームの意気込みなどを聞き、よりいっそう気持ちが高ぶりました。この大会を通して日本代表としての自覚をより強く持ち精一杯プレーしたいと思います。

MF #7 伊藤洋輝 選手（ジュビロ磐田U-18）
SBSカップに参加できることを光栄に思います。今日は明日のチリ戦に向けたトレーニングを行いました。集まったばかりで上手くいかない部分もまだまだありますが、何度もミーティングを重ね、チームとして目指すサッカーを共有することができていると思います。今回は初招集の選手もいますが、自分がリーダーシップを発揮し、個人としてもチームとしても良い結果を残して大会を終えられるよう頑張ります。そして静岡県のサッカーファンの方々を楽しませるサッカーをしたいと思います。

FW #11 原大智 選手（FC東京U-18）
初めて日本代表に選出され、とても嬉しい気持ちと楽しみな気持ちがあります。いよいよ明日から大会が始まります。一緒にプレーをしたことがない選手がほとんどのため、どんなパスが来るのか、どこでボールが欲しいのかなど、互いにコミュニュケーションをとることを意識して練習しました。まだまだ連携が合っていない部分があるので、明日からの試合でどんどん合わせていきたいです。所属クラブとは違う戦術にも早く順応し、これからも日本代表に選ばれるよう、試合で頑張ってアピールしたいです。この大会ではとてもレベルの高い相手と対戦できるので、自分の成長にも活かせるようにしたいと思います。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。