U-16日本女子代表候補トレーニングキャンプ西日本は2日目を迎えました。

曇り空の中、先週行われた東日本と同様、アジリティトレーニングから始まります。選手たちは、昨日のフィジカル（アジリティ）レクチャーのときと同様、真剣な表情かつ一つ一つの動きを丁寧にトレーニングに取り組みました。

午後のトレーニングの最後はミニゲームを行いました。楠瀬直木監督は「ミニゲームだからといって、ただ楽しむということではなく、これも勝負。日々の生活時だけでなく、トレーニングでもコミュニケーションをとっていって欲しい」と選手たちにアドバイスし、この日のトレーニングを終えました。

キャンプ3日目の19日(日)は、大阪学芸高とのトレーニングマッチが予定されています。

選手コメント

山下莉奈 選手（セレッソ大阪堺ガールズ）
今日は、2日目の練習で昨日よりたくさんの選手とコミュニケーションを取ることができました。午後の練習は、ブレイクアウェイをして、1対1の練習をしました、私はあまり1対1が得意ではありませんが、このトレーニングで少し得意になりました。特に相手との距離が近いときに、踏み込む場所があまり無い中、踏み込み脚を上手く使えることができました。最後にミニゲームをした時は、楽しみながら互いに競い合うことが出来ました。明日はキャンプ最終日なので、自分の持っている力を全て出せるよう、そして笑顔で終われるようにしたいです。

瀧下まひる 選手（スフィーダ世田谷FC）
今回のキャンプの目標は、コミュニケーションをとることと、自分の良さを出すことでした。今日の練習では、ディフェンスの連動を中心に行いました。今まではスライドをさぼってしまうことが多くありましたが、1人の動きがチーム全体を崩してしまうため、これからもより意識していきたいです。また、練習の最後には体幹トレーニングをしました。体幹は1人で出来ることなので、キャンプを終えたあとも続けていきたいと思います。明日は、最終日なので目標を達成できるように意識していきたいです。チームに戻ってもこのキャンプで学んだことを活かし、継続していきたいです。

大道奏 選手（NGU名古屋FCレディース）
キャンプが始まり、2日が経ちました。だんだんと慣れ緊張もほぐれてきています。私は今、本気で日本代表になりたいと思っています。昨夜のレクチャーで、9月にタイで行われるAFC選手権のことを監督から話を聞き、「9月」までまだ時間があると私は思いました。しかし、まだ時間があるといって練習をしなくてもいいと思うわけではなく、まだ時間はあるから今よりもっと上手くなれる、毎日コツコツ努力したら間に合うと思い、本気で頑張る気持ちでいます。これは、監督の話だけで思ったことではなく、みんなのプレーのうまさやキックの質を実感し、自分に足りないものが明確になったことからでも思ったことです。

「夢に向かって努力する」とは、夢がある人にとっては当たり前のことです。しかし、これまでの私は夢が薄れていました。気づくのが遅かったと自分自身反省していますが、だからこそ今から人の倍以上の努力をして、夢を自分の手でつかみとります。そのためにまず、今回のキャンプで学んだ動きを明日の試合で活かせるように頑張ります。

増永朱里 選手（INAC神戸レオンチーナ/JFAアカデミー堺）
午前中は自分よりも能力の高い選手と戦っても、しっかり対応できるようにするためのアジリティトレーニングをしました。細かいステップと大きなステップを使い分け、止まってから切り返すときの動きを意識して取り組みました。1対1のトレーニングでは、体を上手く使いながら粘り強く寄せて、（ボールを）奪い切ることができました。私は声を出すことが苦手ですが、サッカーをする中で、声を出すことはすごく大切なことなので、もっと積極的に声を出して、仲間とのコミュニケーションを大切にしてきます。

午後は体幹トレーニングを行い、体の大きな選手と競り合ってもバランスを崩さずに、軸のぶれない体を作ることの大切さを学びました。明日は最終日ですが、自分の力を最大限に発揮できるように、良い準備をしていきたいです。試合では仲間としっかりコミュニケーションを取り、勝って終わりたいと思います。そして、少しでも多くのことを吸収して、次のステージでの成長に繋げていきます。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

今後の予定