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U-23代表チーム、ガーナ戦へ合宿スタート
2016年05月10日
今夏のリオデジャネイロオリンピックへ向けて強化を進めるU-23日本代表は5月9日(月)、2日後のMS&ADカップ2016 ~九州 熊本震災復興支援チャリティ-マッチ がんばるばい熊本~ガーナ代表戦(佐賀/ベストアメニティスタジアム)へ向けて佐賀県内で合宿を開始しました。
ガーナ戦は本大会で対戦するナイジェリアを想定した強化試合になります。
曇天の空模様の下に集まった選手たちに、練習冒頭で手倉森誠監督が「本戦へ向けて世界のスタンダードへ近づく第一歩がここから始まる。チャリティーマッチとして打撃を受けた人々に我々のパワーを届けなくてはいけない」と語りました。
選手たちはフィールドプレーヤーが2グループに分かれ、前日のJリーグで出場時間の長かったFW浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)らはランニングや入念なストレッチなど軽めの調整。それ以外の選手らはパスワークやビルドアップからのシュート練習で汗を流し、FW富樫敬真選手(横浜F・マリノス)やMF原川力選手(川崎フロンターレ)らが軽快な動きを見せていました。
しかし、前日のJリーグで負傷したMF伊東純也選手(柏レイソル)は練習には参加せずにチーム宿舎で治療していましたが、離脱することになり、代わりにMF為田大貴選手(アビスパ福岡)の招集が決まりました。
また、練習前には佐賀県による歓迎セレモニーが行われ、佐賀県文化・スポーツ交流局の白井誠局長が当地での合宿を経てチームがオリンピック最終予選(AFC U-23選手権)で出場権を獲得した経緯に触れて、「佐賀の地が験の良い場所と感じて飛躍してほしい」と選手たちを激励しました。
佐賀市の御厨安守副市長からはチームに県特産のトマトとイチゴが贈呈され、チームを代表して手倉森監督と植田直通選手(鹿島アントラーズ)が受け取り、手倉森監督が「リオデジャネイロオリンピックへの強化に、非常に大事なトレーニング場の場所になる。熊本地震の被災者に我々が希望になれるようにしたい」と挨拶。その後、同席した佐賀県スポーツ課の原恒久課長や佐賀県サッカー協会中村勇会長らも交えて記念撮影を行いました。
なお、10日(火)の公式トレーニングは試合会場のベストアメニティスタジアムで一般公開され、練習前の16:30~17:00には選手たちや手倉森監督らスタッフがスタジアムのコンコースで熊本地震復興のための募金活動を行います。試合の収益金の全ては被災者に義援金として寄付します。
ガーナ代表との試合は、11日(水)19:15キックオフの予定です。
監督・選手コメント
手倉森誠 U-23日本代表監督
選手たちには、「ここ(日本代表チーム)にいる以上、日本サッカーの発展への意識を高めなくてはいけない。招集されたから来るのではなく、オリンピックのために来た、そして熊本のために来た。そう思って活動してくれ」、という話をしました。選手たちみんながここに来たがっている意欲を感じます。言葉の一つ一つにしっかりと反応してくれて、U-23年代みんなで何かを成し遂げようというものを感じるので、僕自身も選手に乗せられるという感じです。このチームには正しい競争があるのは間違いありません。それぞれがライバルですが互いに認め合っていて、やり切った先に選ばれるという割り切りがあります。それだけに、僕は自分の見る目をしっかりと磨いておかなければいけないと改めて感じました。
FW 富樫敬真 選手(横浜F・マリノス)
もう一度U-23日本代表に呼ばれて光栄です。FWとしてゴールが獲れたらベストです。身体能力の高いDFに対してどう動き出してプレーするかを意識してやりたいですし、プロ1年目なので結果を残すしかないと思っています。地震で被災した方々に対して、チャリティーマッチだけでなく国を背負って勝ち続けることで何かを与えられると思うので、勝ちにこだわって戦いたいです。
MF 大島僚太 選手(川崎フロンターレ)
ガーナは手足が長いイメージなので、そういう相手に捕まらないようにプレーをして、戦うべきところは戦わなければいけません。いろいろなことを体験できる試合になると思っています。チームとして全員守備・全員攻撃を掲げているので、攻守の切り替えや球際を意識して戦いたいです。
FW 浅野拓磨 選手(サンフレッチェ広島)
常にチャレンジャーという気持ちでやっていきたいと思っています。(広島で同僚の)ウタカ選手も日本人にはない身体つきをしていますが、そういう相手と戦うためにすべきことをしっかりと考えたいです。チームのみんなでイメージを共有しないとそういう相手に勝つのは難しいと思うので、明日、良い準備をしたいです。自分でゴールを獲れればいいですが、チームが得点できるのが最優先です。応援してくれる人たちに一緒に喜んでもらえたらと思っています。
MF 橋本拳人 選手(FC東京)
合宿が始まり、気が引き締まる思いです。ガーナは身体能力が高いので、一人一人が球際を激しく戦わないと勝てない相手ですが、そこは自分の持ち味でもあります。震災で苦しい思いをしている方々がいて、熊本の地には僕自身もお世話になった方が多くいるので、プレーで勇気と元気を届けたいと思います。
JFA-TV
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手倉森誠 U-23日本代表監督 インタビュー
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富樫敬真 選手(横浜F・マリノス) インタビュー
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大島僚太 選手(川崎フロンターレ)インタビュー
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橋本拳人 選手(FC東京)インタビュー
スケジュール
5月9日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
5月10日(火) | 17:30 |
公式トレーニング(@ベストアメニティスタジアム)※一般公開 16:30~17:00の間、手倉森誠監督以下、スタッフと今回選出された全ての選手が複数のグループに分かれ、場内のコンコースにて熊本震災からの復興支援のための募金活動に参加します。 |
5月11日(水) | 19:15 | MS&ADカップ2016 ~ 九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本 ~ vs ガーナ代表(@ベストアメニティスタジアム) |
MS&ADカップ2016~ 九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本 ~
U-23日本代表 vs ガーナ代表
2016年5月11日(水) 19:15キックオフ(予定)
佐賀/ベストアメニティスタジアム
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