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U-22日本代表候補、湘南ベルマーレと1-1で引き分けてキャンプを打ち上げる
2015年11月27日
来年1月にカタールで開催されるオリンピック最終予選に向けて強化を進めるU-22日本代表候補は、26日、湘南ベルマーレとの練習試合に臨みました。会場であるShonan BMWスタジアム平塚のメインスタンドには、地元クラブの湘南ベルマーレと若きサムライたちを一目見ようと約5,000人の観客が集まりました。
4-2-3-1の布陣で臨んだU-22日本代表候補は序盤、湘南ベルマーレの縦に速いサッカーに主導権を握られます。それでも6分、7分と立て続けにMF中島翔哉選手、野津田岳人選手がミドルレンジからシュートを放つもこれは相手GKに止められます。逆に27分、左サイドを崩されミドルシュートから失点を喫します。直後の28分、FWオナイウ阿道選手が放ったミドルシュートは惜しくもポストに弾かれます。30分、今度は湘南にFKから直接ゴールを狙われますが、これはGK櫛引政敏選手がファインセーブ。一進一退の攻防が続く中、日本はオナイウ選手と中島選手のコンビネーションから何度かチャンスを作るも前半はそのまま1-0で折り返します。
後半に入ると、前半終盤からシステムを4-3-3に変更した日本は、相手のスピードとコンビネーションに手を焼いていた守備面で落ち着きを取り戻します。そして、56分、前線にFW鎌田大地選手、MF伊東純也選手を投入すると、攻撃面でさらなる連動が生まれ決定機を作り出します。77分、ワントップの鎌田選手が降りてきて、ワイドで高い位置を取る伊東選手へパス。ペナルティエリア内で強烈なシュートを打ちますが、またしてもポストに嫌われます。試合時間残り5分のタイミングでFW鈴木武蔵選手が投入されると、88分に右足を振りぬき待望の同点ゴールを奪います。試合はそのまま1-1で終了。
試合前日に手倉森誠監督が期待していたスピーディーなサッカーの応酬が見られた今日の試合。攻守ともに課題を見つめ直すことができ、最終予選のシミュレーションとして実りあるトレーニングマッチとなりました。
2016年1月にカタールで開催される最終予選に向けて着実に成長を見せ、且つ、層の厚さを増すU-22日本代表候補。12月6日から始まるカタール遠征で、最終メンバー23名に絞るための最後のサバイバルレースが繰り広げられます。
監督コメント
手倉森誠 監督
今日の試合を通して、描こうとしていることが選手たちに染み渡ってきたという実感はあります。前半の守備は前線と最終ラインが間延びしてしまい、相手のサッカーにつき合ってしまい、その結果失点しました。割り切って4-3-3にシステムを変更したことで、味方通しの距離感が良くなり、ボールを奪った後に敵陣へ攻め込む距離は長くはなりますが、相手の裏を取る回数は前半より増えました。試合中に選手が間延びしていることに気付いて、ラインを下げるなりユニット間の距離を縮めるなりという判断を自分たちでできるようにならないといけません。守備の組織が悪いとばたつきますし、ボールの奪われ方も悪くなります。久しぶりに4-3-3というシステムを使いましたが、4-2-3-1とどちらの顔も見せられることを確認できました。チームの特長を選手が理解しだしているということだと思います。対戦した湘南ベルマーレのボールを奪った後の縦のスピードは、最終予選で対戦する中東のチームにもある特徴であるため、今日の試合は非常に良いシミュレーションとなりました。
JFA-TV
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手倉森誠 監督インタビュー
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鈴木武蔵 選手(水戸ホーリーホック)インタビュー
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遠藤航 選手(湘南ベルマーレ)インタビュー
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佐藤和樹 選手(名古屋グランパス)インタビュー
スケジュール
11月23日(月) | PM | トレーニング |
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11月24日(火) | PM | トレーニング |
11月25日(水) | AM/PM | トレーニング |
11月26日(木) | 1-1 | 練習試合 vs 湘南ベルマーレ(Shonan BMWスタジアム平塚) |
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