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【Match Report】準々決勝でクウェートに8-0の完勝 FIFAビーチサッカーワールドカップUAE2023の出場権を獲得 ~AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023~
2023年03月24日
タイ・パタヤで開催中の「AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023」(兼FIFAビーチサッカーワールドカップ2023アジア予選)のグループステージC組を1位で突破した日本代表は、3月23日(木)の準々決勝でD組2位のクウェートと対戦し、8-0の完勝劇を飾りました。準決勝進出を決めた日本は、FIFAビーチサッカーワールドカップUAE2023の出場権を獲得。通算12回目の檜舞台出場となります。
日本代表は終始、攻守に渡って高い連動性を披露し、ワールドカップ出場に華を添えました。
第1ピリオドの4分、試合前の段階で得点ランキング・トップタイ(7得点)の赤熊琢卓弥選手が、松田康佑選手からのパスを受けてオーバーヘッドのシュートを放ち、ゴール右下に先制点を叩き込みました。
5分には木船祐樹選手が、自陣左サイドの茂怜羅オズ選手のパスに好反応し、走り込みながら右足ダイレクトシュートを放つとゴール左サイドネットに決まりました。
11分には赤熊選手がヘディングを決め、得点王を争うイランの38歳のベテラン・メシガル選手とのゴール差を2に広げました。
3-0で迎えた第2ピリオドも、日本のペースで試合が進んでいきました。
3分にオズ選手が強烈なFKを決めてチーム4点目。6分、木船選手が持ち前の豊富な運動量とスピードでクウェートのゴールに襲い掛かりました。
敵陣右で相対した相手選手の動きに合わせて自陣左まで戻り、ボールを奪ってGK河合雄介選手にバックパス。同時に左サイドを猛然と駆け上がり、大場崇晃選手からのラストパスを相手ゴール前で右足で合わせ、クウェート選手の戦意を喪失させるチーム5点目を決めました。
第3ピリオドの4分にGK柴本慎也選手の、8分にオズ選手のゴールが決まって7-0。終了前には、グループリーグ第1戦のインドネシア戦で「代表出場100試合」を達成した松尾那緒弥選手が相手ゴール前でこぼれ球を拾い、足先でボールを浮かしてGKをかわした後、右足を伸ばしてゴールに押し込みました。
日本は、25日(土)現地時間午後6時30分(日本時間午後8時30分)キックオフの準決勝でUAEと対戦。26日(日)の決勝進出を目指します。
監督・コーチ・選手コメント
茂怜羅オズ 選手兼監督
クウェートは点を取りにこようとせず、ずっと(選手は)低い位置にいたこともあり、最初から最後まで試合をコントロールできました。無失点で勝てたのは良かったと思います。4年ぶりのワールドカップ予選(前回ロシア大会は予選中止。大陸別ランク上位国が出場)ですが、日本は「出場権を獲得しないといけない」というプレッシャーもありました。監督として初めての出場権獲得となりますが、しっかりと勝ち進んだこと、そしてワールドカップへのチケットが取れたことを嬉しく思います。
田畑輝樹 コーチ
ワールドカップ出場を決められて嬉しく思います。選手たちは、チームとしての約束事をしかりとやってくれましたし、試合内容も結果も良かったので満足しています。今後に繋がる試合だったと思います。しかし、まだ大会は終わっていません。今日の勝利は、アジアチャンピオンを目指す上での通過点と思っています。前回のロシア大会は準優勝に終わり、悔しい気持ちがあります。次のワールドカップには、チームとしてしっかりと準備をして臨みたいと思います。
FP #3 木船祐樹 選手(アヴェルダージ熊本BS)
1点目の形は去年の国際大会で外しまくっていたので今回、しっかりと決められて良かったと思います。2点目は、守備からカウンター攻撃に移る形をチームとしても意識していますので決められて嬉しく思いました。実はグループリーグ3戦目のレバノン戦で同じような状況(相手ゴール左前でフリー)からシュートをクロスバー上に外しているので凄く緊張しながらのシュートでした。これから走り回ることで相手に隙を生じさせ、勝利に貢献していきたいと思います。
FP #4 松田康佑 選手(レーヴェ横浜)
2月の沖縄合宿で取り組んだチームの約束事が、試合を重ねるごとに出せるようになりました。今日は各選手が正しいポジショニング、正しいタイミングで動いたことで「ゴールへの道筋」を共有できました。シンプルに点が取れたのが良かったと思います。(4年前のワールドカップ)パラグアイ大会では(ベスト4止まりで)悔しい思いをしました。どうしても戦いたかった前回のロシア大会は、直前の怪我で出場できませんでした。次のワールドカップメンバーに入れるように努力を続けていきたいと思います。
FP #6 赤熊卓弥 選手(ラソアペーゴ北九州)
1点目は、松田選手から良いボールが入ったことで決まりました。これからもチームが優勝するためのゴールを狙っていきます。(大会開幕直前に)奥山(正憲)選手が怪我でチームを離れました。ピッチ内外でいろいろ良くしていただき、まるで親分のような存在でしたから離脱はショックでした。奥山選手の気持ちも背負って戦いたいと思っています。ロシア大会で得点ランク3位になり、アジアでは得点王にならないといけないと思っています。
FP #8 松尾那緒弥 選手(アヴェルダージ熊本BS)
コンディションも動きも悪くはないのですが、大会初戦で100試合を達成した後、ゴールチャンスに決められない場面が続きました。でもワールドカップ出場決定の試合でゴールを決められて嬉しく思います。ゴールがなかなか決まらない時、赤熊選手のアシストでゴールが入ることが多いので今日も感謝の気持ちを伝えました。ゴールを常に狙いつつも、まずは走って走って味方が点を取れるような状況にすることが自分の仕事だと思っています。これからも、そのプレーを続けていきたいと思っています。
FP #9 山内悠誠 選手(東京ヴェルディBS)
自分自身は点をたくさん取ってはいないのですが、ワールドカップ出場が決まり、素直に嬉しく感じています。今大会は我を出して得点を狙うのではなく、チームの勝利を優先して立ち回ることが「自分の役回りではないか」と感じているところです。今大会は「今日勝ったから明日も勝てるだろう」という意識ではなく、試合ごとに気持ちを仕切り直して目の前の試合に100%集中できているのが、凄く良いと思います。準決勝、決勝ではゴールを決めます。
YouTube(AFC):#ACBeachSoccer Thailand 2023 | Japan 8 - 0 Kuwait
AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023
大会期間:2023年3月16日(木)~2023年3月26日(日)
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