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なでしこジャパン オリンピック アジア2次予選に向け国内で始動
2023年10月18日
なでしこジャパン(日本女子代表)は10月17日(火)、翌週から始まる女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選に向け、高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプをスタートしました。
FIFAが定めるインターナショナルウィーク外での活動のため、この日は所属クラブでの公式戦が無いWEリーグクラブでプレーする選手12名が集合しました。3日前に2023-24WEリーグカップ決勝を戦った平尾知佳選手(アルビレックス新潟レディース)や中嶋淑乃選手(サンフレッチェ広島レジーナ)や、第19回アジア競技大会(2022/杭州)で優勝の原動力となった千葉玲海菜選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)のほか、今夏のFIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023を戦った面々が国内でのトレーニングから参加しています。
初回のトレーニングは身体を温めるジョギングからスタートし、リラックスした雰囲気でボールを使ったアクティビティをこなしていきます。その後GKは西入俊浩GKコーチのもとロングパスの技術の確認などをし、フィールドプレーヤー(FP)はパス&コントロールやポゼッションのメニューで汗を流しました。GKとFPが再合流したあとは、GKを含む5対5にフリーマンをつけた設定でのゲームに取り組み、最後にシュート練習をしてトレーニングを締めくくりました。味方の落としたボールをダイレクトで合わせる形を繰り返す中、猶本光選手(三菱重工浦和レッズレディース)がゴールネットを揺らしたほか、山下杏也加選手(INAC神戸レオネッサ)らGK陣も鋭いセーブを幾度も見せました。
夕食時には日本でのトレーニングキャンプで唯一、海外クラブからの参加となる杉田妃和選手(ポートランド・ソーンズFC)も合流し、翌日以降のトレーニングに向けコミュニケーションを取りながらホテルでの時間を過ごしました。
チームは22日(日)まで国内で活動を続け、23日(月)にウズベキスタンへ出発する予定です。
監督・選手コメント
池田太 監督
ウズベキスタンへ移動してから初戦まで日も少ないので、コンディショニングも含めてここで準備できることをやっていこうと、スケジュールを確認しながら練習前に選手には話しました。2次予選をしっかり突破するために一つひとつのプレーの質を高くすることもそうですが、おそらく相手は日本に向けた対策をしてくると思うので、そこへの対応力も求めていきたいです。(9月の国際親善試合で新しいシステムを採用したが)相手の戦い方で変わる部分もありますし、システムを継続して戦うか、より相手に圧力をかけられるシステムで戦うか、これから話していこうと思っています。いずれにせよ前回の活動で積み上げたこと、やれたことは共有しながら進めていきたいです。(しばらく試合の無かった選手もいますが)初日のトレーニングを終えて、みんなしっかり身体は動いていましたし表情も良かったので、明日以降もしっかりとしたトレーニングができると思っています。
FP 田中美南 選手(INAC神戸レオネッサ)
アジア競技大会を見ていてアジアの国と対戦するイメージは湧いていますし、戦い方は今までと少し変えていく必要があるのかなと思っています。どのチームも粘り強い守備があるので球際でバトルしないといけないですし、自分たちとも小回りに差が無い印象です。FWとしては駆け引きが大事だと思っていて、速く脚を振り抜いていきたいです。9月のアルゼンチン戦でプレーした1-4-3-3はチームのバリエーションになっていると思います。個人的にはポストプレーと得点に絡んでいく質は向上させていきたいです。
オリンピックまでのスケジュールを見て、大会はすぐやってくるなと感じていますし、後悔がないように戦っていきたいです。2次予選は中2日で試合ですが、しっかりチームとして積み上げていきたいですし、予選を勝ち抜くことをまずベースにしながらも、オリンピック本大会も中2日での試合になるので、そういったことも頭に入れて戦っていきたいです。
FP 千葉玲海菜 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
(アジア競技大会に続いての代表活動ですが)所属チームでもしっかりオフはもらっているので休めましたし、代表活動が続きますがリフレッシュした気持ちで初日を迎えられているので、ここからまた頑張っていきたいです。練習前のチームミーティングで、パリオリンピックに向けたアジアの戦いはワールドカップとはまた違った難しさがあると話がありました。自分もアジアの戦いは難しいと思っていますし、良い準備をして試合を迎えたいです。今回のメンバーでアジア競技大会に出たのは自分と(中嶋)淑乃だけですが、この短いスパンでアジアとの戦いを迎える中ではあの経験は絶対に生きると思っています。ベトナムとは実際に試合をしましたし、はっきりとした相手の特長を肌で感じているのは自分たちのアドバンテージだと思います。相手を剥がすプレーや仕掛けるプレーなど、押し込んでいるときのアイデアを持って臨みたいです。この期間、まずはしっかりコンディションを整えて、自分を万全な状態にして試合でいつ出番が来ても良いようにしていきたいです。
女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選
大会期間:2023年10月26日(木)~11月1日(水)
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