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アルコイリス神戸が兵庫県勢対決を制して日本一に! 第13回全日本女子フットサル選手権大会
2016年10月31日
北海道札幌市の北海きたえーるで開催されていた第13回全日本女子フットサル選手権大会は10月30日(日)、大会最終日を迎えました。準決勝の2試合と決勝を行い、アルコイリス神戸(関西1/兵庫)が2年ぶり4度目の優勝を果たしました。
午前10時キックオフの準決勝、AコートではFC甲山レディース(開催地/北海道)とSWHレディースフットサルクラブ(関西3/兵庫)が対戦しました。前回大会の準決勝でも対戦していた両チームの試合は前半、上野愛里選手のゴールでSWHLが先制します。さらに後半の立ち上がりにも上野選手が2点目を決め、リードを広げます。しかし、ここから甲山レディースも反撃に出て大久保美聡選手が2点を取り、決着がつかずPK戦にもつれ込みます。両チーム、3選手が行うPK戦の結果、SWHLが2大会連続の決勝進出を決めました。
Bコートでは、アルコイリス神戸とユニアオレディース(東海2/愛知)が対戦。立ち上がり、ユニアオレディースが好機をつくりましたが、シュートを決めることができません。一方、アルコイリス神戸は最初のチャンスで中野絵美選手がゴールを決めて先制します。その後もアルコイリス神戸は前半のうちに2点を加えます。後半に入っても試合を優勢に進めるアルコイリス神戸は、相手が攻撃に出てくる勢いを利用したカウンターからゴールを決めて、6-0で2大会ぶりの決勝に進出しました。
14時開始の決勝は、SWHLとアルコイリス神戸の兵庫対決となりました。アルコイリス神戸は19分、若林エリ選手が先制点を挙げます。後半に入っても、安定した守備から精度の高い攻撃を繰り出したアルコイリス神戸は得点を重ね、4-0という大差を付けて勝利しました。前回大会では兵庫県大会の決勝でSWHLに敗れたアルコイリス神戸が、2大会ぶり4度目の日本一に輝きました。
監督・選手コメント
小屋幸栄 監督(アルコイリス神戸/兵庫)
継続して取り組んできたことが、やっと結果として実ったなと思います。やっていること、(フットサルへの)考え方は大きく変わっていませんので、それに対して結果が出たことは率直にうれしいです。ただ、われわれが目指すところはたくさんあります。全日本女子リーグ、その次に世界にチャレンジしていくことも含めて、次のステップにつながる階段だと思うので、この結果を受けて、また次に向けて取り組みたいと思います。
関灘美那子 選手(アルコイリス神戸/兵庫)
前回大会は兵庫県予選で敗退して悔しい思いをしました。今年はこの大会に出て優勝しようという強い気持ちで来たので、最後に形となって表れて良かったです。初戦で戦ったサイコロには2週間前に負けていました。その相手に勝つことができたことで勢いづき、最後まで進めたかなと思います。決勝はスコアだけを見れば完勝かもしれませんが、疲労もあり、厳しい試合でした。兵庫県予選の決勝でも、先行しながらも追いつかれてPK戦まで行っていたので、「絶対に気は抜けないよ」と選手間で言っていました。今回優勝できた要因は、メンバー外の選手もたくさんいたのですが、その選手たちとも一体感を持って試合に取り組めたチーム力だと思います。
網城安奈 選手(SWHレディースフットサルクラブ/兵庫)
決勝の相手のアルコイリス神戸とは、同じ関西地域で兵庫県の代表決定戦でも戦っていたので、お互いの特長を把握していました。(相手は)私がドリブルを得意としていることも知っていたので、ある程度厳しいマークに遭うことは予想していたのですが、やっぱり難しかったです。そこを打開できなかったのも、チームと自分の今の力なのかなという印象です。前半は自分たちの方がチャンスはあったので、そこで1点取っておけば、と今は思います。関西予選でもそうだったのですが、決定力不足が敗因の一つだと思います。次に対戦するときは、絶対にリベンジします。
平山里菜 選手(FC甲山レディース/北海道)
私はまだ12歳で、今大会の最年少登録選手だったこともあって、準決勝に出るときは緊張しました。ほかの選手たちとは体の大きさも違うので簡単ではありませんが、あきらめずに自分から積極的にプレーしようとしています。ボールを奪われたときも、ファウルになってもいいから絶対に止めようと思って相手にぶつかりにいっています。この大会でたくさんのことを学びました。特に、全員で努力して戦わないと勝てないということに、あらためて気づかされました。来年の大会ではもっと試合に出場し、活躍できるように頑張ります。
JFA-TV
準決勝ハイライト
決勝ハイライト
第13回 全日本女子フットサル選手権大会
2016年10月28日(金)~30日(日)
北海道/北海きたえーる
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