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横浜FMはキャプテンの活躍で初白星! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2020関東第2節
2020年09月14日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2020関東の第2節が9月12日(土)、13日(日)に行われ、各地で熱戦が繰り広げられました。
ピックアップマッチ
横浜F・マリノスユース 4-1(前半1-0、後半3-1)浦和レッドダイヤモンズユース
13日の横須賀リーフスタジアムでは、横浜F・マリノスユース(神奈川)と浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)の試合が行われました。前節白星発進となっていた浦和でしたが、「前半は入りから良くなかった」とDF工藤孝太選手(#15)が首を捻ったように、立ち上がりから攻守が噛み合いません。押し込まれる時間帯が続き、14分に生まれたピンチはGK川崎淳選手(#25)のセービングでしのいだものの、その後も劣勢の展開となります。
一方、開幕戦で惜敗している横浜FMは「(優勝のためには)残り7試合を全部勝つしかない。危機感を持って練習してきた」(MF中村翼選手/#10)と、立ち上がりから勢いよく試合に入り、浦和を押し込み続けます。そして迎えた20分でした。スローインの流れから「ゴール前の崩しのアイデアはよく練習しているので」という中村選手のパスから、FW星野創輝選手(#9)が浦和DFと競り合いながら強引にゴールへ向かう形のシュートを押し込み、先制点を奪い取ります。
後半に入っても、この流れは変わりません。47分には星野選手のシュートをDFが防いだこぼれ球を中村選手が流し込んで2点目を奪うと、53分にも中村選手が「相手の股を狙った」という巧みなシュートを決めて、3-0と大量リードを奪いました。
しかし、浦和もこのままでは終われません。「公式戦特有のリスクを冒したくないという気持ちが出てしまい、アグレッシブさが全くなかった」と言う池田伸康監督がチームに活を入れ、途中交代で出場したMF堀内陽太選手(#40)、FW岡本岳選手(#31)らが、それぞれの持ち味を見せて巻き返しを図ります。攻勢を強める中で、84分にはセットプレーから工藤選手が決めて1点を返します。
しかし、反撃もここまで。浦和の猛攻に耐え、アディショナルタイムに中村選手が見事な追加点を奪った横浜FMが最終スコアを4-1とし、第2節でプレミアリーグ復帰後初めての白星を獲得。「本当に選手たちがよくやってくれました」と筒井紀章監督も胸を張る快勝となりました。
監督・選手コメント
筒井紀章 監督(横浜F・マリノスユース)
しっかりと選手たちが90分間戦ってくれました。今日もうちの選手たちも足をつる選手が出ていて、公式戦の緊張感がある中での試合をしていなかった影響はあったと思います。ただ、本当に選手たちにとって良い環境のリーグですので、その中でしっかりとやってくれています。自粛明けから、「みんなでサッカーができる」という喜びを感じながら選手たちもやっていますし、このリーグ戦がまた始まるということで気持ちも高まったと思います。
MF #10 中村翼 選手(横浜F・マリノスユース)
ユースに上がってからハットトリックは初めてです。コロナ禍の間、自主練習で課題だった(利き足ではない)右足のキックに取り組んできたので、右足でシュートを決められて良かったです。左足だけだと読まれてしまうと感じていたので。公式戦はやっぱり緊張感が違いますし、前節は押し込みながら点を取れない流れにしてしまって負けたので、その反省を踏まえて、押し込んで相手がゴール前を固めていても点を取る練習をしてきました。
池田伸康 監督(浦和レッドダイヤモンズユース)
内容的には良くないですし、厳しい試合でした。良いところがなかなか出せませんでした。攻撃のつながりがなかったこともそうですが、球際のところ、セカンドボールを拾うところ、そういう部分で全部負けてしまっていた。システムとか言う以前の、サッカーの本質の部分で負けたことが敗因です。その中で一つ良かったのは、交代で出てきた選手たちがアグレッシブにやってくれたこと。次はもっとアグレッシブに戦いたいと思います。
DF #15 工藤孝太 選手(浦和レッドダイヤモンズユース)
先制点を取られてからはチーム全体が焦ってしまっていました。最初の失点シーンは全員がボールウォッチャーのようになって形をつくられてしまい、くさびのパスに対しても強く行けていませんでした。相手のプレッシャーに対して、後ろからはがしていく練習はしてきたのですが、そこも出せませんでした。(得点は)ボールが来たから決めただけです。セットプレーで点を取れるDFになりたいという気持ちはありますが、やっぱりまずゼロで抑えたい。その上で、0-0の場面から大事な1点を決められるようにしたいと思います。
その他の試合
FC東京U-18 2-0(前半2-0、後半0-0)大宮アルディージャU18
横浜FCユース 3-1(前半2-0、後半1-1)市立船橋高校
流通経済大学付属柏高校 2-0(前半1-0、後半1-0)柏レイソルU-18
FC東京U-18(東京)はFW青木友佑選手(#18)とMF角昂志郎選手(#10)のゴールで大宮アルディージャU18(埼玉)を撃破。開幕2連勝としました。市立船橋高校(千葉)をホームに迎えた横浜FCユース(神奈川)は、39分にMF中川敦瑛選手(#10)のゴールで先制するとその後も優位に試合を進め、3-1でプレミア初勝利を挙げました。流通経済大学付属柏高校(千葉)は柏レイソルU-18(千葉)と対戦し、FW森山一斗選手(#10)とMF三好麟大(#11)のゴールで連勝を達成しました。
大会期間:2020年9月5日(土)~2020年12月6日(日)
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