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FC東京がEAST王者の鹿島に土をつける 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第20節

2025年12月01日

FC東京がEAST王者の鹿島に土をつける 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025 第20節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2025は11月29日(土)、30日(日)に各地で第20節を実施しました。東京ガス武蔵野苑多目的グランド(人工芝)では、30日にFC東京U-18(東京)と鹿島アントラーズユース(茨城)が対戦しました。

ピックアップマッチ

FC東京U-18 3-0(前半2-0、後半1-0) 鹿島アントラーズユース

鹿島は前節の結果により、7年ぶり3度目のプレミアリーグEAST制覇を決めた状態でこの試合に臨みました。一方のFC東京は前節の試合に敗れて優勝の望みが潰え、悔しい1週間を過ごしましたが、今回の一戦ではその悔しさを高いモチベーションに変えました。開始早々にCKを獲得すると、MF田中希和選手(#10)のキックをDF鈴木楓選手(#15)がファーサイドに流れて頭で合わせ、わずか1分で先制します。

その後、FC東京は手堅い守備で相手に良い形をつくらせず、35分には「コーチが毎回、準備をしてくれている」(佐藤由紀彦監督)というセットプレーから再びゴールをこじ開けます。右サイドでFKを得ると、田中選手がフェイクを入れてMF菅原悠太選手(#8)が蹴り、MF友松祐貴選手(#17)が頭で合わせてゴール右隅に流し込みました。

鹿島は後半に反撃を試みますが、次の得点はまたもやFC東京に生まれます。49分、田中選手がDF小島颯来選手(#2)からのクロスをペナルティーエリア内で受け、巧みなステップから鋭く右足を振り抜きます。「小島選手とはいつもトレーニング後にクロスを合わせる練習をしていて、その練習通りの形で決めることができた」という一撃で、リードをさらに広げます。

鹿島は「集中力が足りず、緩みも出てしまった。自分たちに甘さがあった」というFW髙木輝人選手(#15)の言葉通り、単発でゴールに迫る場面はあったものの、なかなか厚みのある攻撃を見せることができません。最後まで攻守両面で集中力を保ち続けたFC東京が、プレミアリーグEAST王者に土をつけました。

鹿島の中野洋司監督は「優勝は全員の努力の成果。誰が出ても戦えたのが大きかった」としつつ、「今日の敗戦は『もっとしっかりやれ』という神様からのメッセージだと思うので、自分たちの強みをもう一度高めていきたい」と3週間後のプレミアリーグファイナルを見据えました。

監督・選手コメント

佐藤由紀彦 監督(FC東京U-18)
選手たち、特に3年生が意地を見せてくれたゲームでした。試合への入り方、時間の使い方など、選手たちが意見を出し合いながらプランを練りました。さまざまな意見をうまく取りまとめてこの試合に臨みました。前節の敗戦から選手たちがファイティングポーズを取り、言動や行動で表現してくれましたが、鹿島はその作業を(シーズンの)最初からやっていたと思います。その差がわれわれとの順位の差に出たのではないかと思います。

MF #10 田中希和 選手(FC東京U-18)
前節の試合で負けてしまって優勝がなくなったのですが、今季、公式戦で2連敗している鹿島にリベンジしようというモチベーションで臨み、立ち上がりから気持ちを一つにして入ったことが結果につながったと思います。今週、ずっとセットプレーを練習してきて、それがうまくいきましたし、自分の得点は小島選手とあの形をいつも練習しているので、練習通りに決めることができました。残り2試合、チーム全員で相手を圧倒して、笑顔で終わりたいです。

中野洋司 監督(鹿島アントラーズユース)
前からプレスをかけてボールを奪おうと試みたのですが、なかなかそういうシーンをつくれず、相手に外されたり、噛み合わせが悪かったりして後手を踏んだことと、早い時間帯に失点し、相手に余裕を持たせてしまった点が敗因です。優勝はみんなの努力の成果だと思いますし、年代別の日本代表への招集や負傷で選手が抜けてもほかの選手で穴埋めし、誰が出ても戦うことができたシーズンでした。自分たちの強みを高めてファイナルに臨みたいと思います。

FW #15 髙木輝人 選手(鹿島アントラーズユース)
立ち上がりに失点し、自分たちで情けない試合にしてしまったというのが率直な感想です。自分たちの目標はプレミアリーグファイナル優勝で、ここで負けては意味がないと言われていたのですが、こういう結果になったのは自分たちの甘さがあったからだと思います。集中力が足りず、緩みが出てしまいました。昨季は最後に優勝を逃し、全員がその悔しい気持ちを持っているので、ファイナルではその気持ちをぶつけて優勝したいです。

その他の試合結果

EAST
横浜FCユース 2-2(前半1-0、後半1-2) 前橋育英高校
浦和レッズユース 1-1(前半0-1、後半1-0) 市立船橋高校
流通経済大学付属柏高校 0-2(前半0-0、後半0-2) 柏レイソルU-18
川崎フロンターレU-18 1-3(前半0-1、後半1-2) 青森山田高校
昌平高校 2-2(前半2-2、後半0-0) 東京ヴェルディユース

WEST
神村学園高等部 3-2(前半1-0、後半2-2) サガン鳥栖U-18
ファジアーノ岡山U-18 1-2(前半1-1、後半0-1) アビスパ福岡U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース 1-0(前半0-0、後半1-0) 大津高校
東福岡高校 2-2(前半0-0、後半2-2) ガンバ大阪ユース
静岡学園高校 1-2(前半0-1、後半1-1) 帝京長岡高校
ヴィッセル神戸U-18 6-1(前半3-1、後半3-0) 名古屋グランパスU-18

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2025年4月5日(土)~2025年12月14日(日)
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