ニュース
鹿島が大量得点で柏を下して首位をキープ 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第11節
2018年09月03日
ピックアップマッチ
柏レイソルU-18 2-5(前半1-2、後半1-3)鹿島アントラーズユース
高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは、9月2日(日)に第11節を開催。日立柏総合グラウンドでは、首位の鹿島アントラーズユース(茨城)と6位の柏レイソルU-18(千葉)が対戦しました。
前回対戦(4月15日)で鹿島に敗れている柏は、山中真監督が「今節は自分たちがどうゴールに迫っていけるかだ」と選手たちを鼓舞し、高いモチベーションで試合に臨みました。しかし、うまく攻撃の起点をつくれずにいると、鹿島に主導権を握られてしまいます。立ち上がりからゴールへの果敢な姿勢を見せていた鹿島は13分、右サイドから仕掛けると、ゴール前の混戦から増崎大虎選手(DF #3)がこぼれ球を押し込み、先制点を挙げます。
失点から1分後、反撃に出た柏は正田徳大選手(FW #11)がドリブルで仕掛けて、相手GKとDFの間に速いボールを入れると、これが相手オウンゴールを誘います。「ピッチもスリッピーだったので、そういうところをうまく突けた」(正田選手)と狙い通りのプレーですぐさま同点としました。
その後、互いにセットプレーなどでチャンスをつくりますが、スコアは動かないまま時間は経過していきます。しかし、前半アディショナルタイムに鹿島がCKを得ると、佐々木翔悟選手(DF #7)が蹴り込んだクロスボールに、赤塚ミカエル選手(FW #19)がニアサイドで合わせます。このヘディングシュートが決まり、鹿島が1点をリードして試合を折り返しました。
「ラスト45分、楽しもう!」と山中監督に送り出された柏イレブンは、後半の立ち上がりから縦への推進力を見せます。しかしゴールまであと一歩と迫るものの、鹿島の強力なDF陣が立ちはだかり、反対にカウンター攻撃を受けてしまいます。鹿島は64分、佐々木選手の鮮やかなミドルシュートで追加点を挙げ、柏を引き離します。
柏は交代カードを切って反撃に出ますが、次の得点を挙げたのはまたしても鹿島でした。79分、佐々木選手のFKから赤塚選手がこの日2点目となるゴールを決めて、リードを3点に広げます。攻撃の手を緩めない鹿島は、さらに5分後、佐々木選手の右CKをキャプテンの前田泰良選手(MF #10)が頭で合わせ、5-1とします。
柏は諦めず、最後の力を振り絞ります。後半アディショナルタイム、けがから復帰後初スタメンの奥田陽琉選手(FW #19)が、鵜木郁哉選手(FW #12)の早いクロスに飛び込んで1点を返しますが、直後にタイムアップ。鹿島が5-2で柏に勝利し、首位をしっかりとキープしました。
監督・選手コメント
山中真 監督(柏レイソルU-18)
鹿島は前期の対戦で感じた力強さに加え、個々のボールを持つ力がレベルアップしていると成長を感じた一方で、柏の選手たちもひたむきに頑張ってくれました。前半の2失点は大きく、特にCKで守れる強さをもっと鍛えていかないといけないです。自分たちがボールを持っていれば相手のCKにはなりませんし、自分たちが押し込んでいれば、相手のチャンスを減らすこともできるので、もっと攻撃の時間を増やしていきたいと思います。
FW #19 奥田陽琉 選手(柏レイソルU-18)
足がつっていたのですが、最後は「絶対に自分が決めるぞ」という気持ちで走り込んだら、ボールが来て、気づいたら入っていました。けがから復帰して、今回が初スタメンだったので勝ちたかったです。相手は首位なので、絶対にたたいて自分たちが上にいってやろうという気持ちで挑みました。鹿島は強かったですが、勝てない相手じゃなかった。もっと練習して、ここから上に上がっていくために勝っていきたいです。
熊谷浩二 監督(鹿島アントラーズユース)
準備してきたことや前向きな気持ちが出て、とてもいい試合だったと思います。勇気を出したトライからの得点が多く、チャンスも非常に多く作れました。ハーフタイムには「これを続けながら、リスクマネジメントをきちっとしよう」と送り出しました。今日の試合もそうですが、ほとんどの試合が力の差のない試合で、こちらに勝利を転がり込んでいるだけで、残りの試合が全て逆の結果になってもおかしくありません。首位にいても気持ちの緩みがないように、最大限の準備を続けていきたいです。
FW #19 赤塚ミカエル 選手(鹿島アントラーズユース)
失点しないように我慢しながら、チャンスで点を取れれば勝てると思って戦っていました。自分のゴールは2点ともセットプレーで、「自分が点を取る」という意識で思い切って入ったら、点が取れました。FWの仕事は点を取ることなので、どんな形でも点を取ることがチームのためになると思ってプレーしています。首位でも勘違いせず、日々の練習から一生懸命全力で臨んで、試合で勝てるように頑張っていきたいです。
その他の試合結果
FC東京U-18 1-1(前半0-1、後半1-0)ジュビロ磐田U-18
市立船橋高校 0-2(前半0-0、後半0-2)流通経済大学付属柏高校
浦和レッドダイヤモンズユース 0-0(前半0-0、後半0-0)清水エスパルスユース
富山第一高校 0-4(前半0-1、後半0-3)青森山田高校
大会期間:2018年4月7日(土)~2018年12月9日(日)
EAST 第12節
2018年9月8日(土)
15:00 清水エスパルスユース vs 柏レイソルU-18(清水総合運動場陸上競技場)
2018年9月9日(日)
11:00 流通経済大学付属柏高校 vs 青森山田高校(流通経済大柏高校グラウンド)
14:00 FC東京U-18 vs 富山第一高校(東京ガス武蔵野苑多目的グラウンド(人工芝))
15:00 ジュビロ磐田U-18 vs 鹿島アントラーズユース(磐田スポーツ交流の里ゆめりあ)
17:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 市立船橋高校(浦和駒場スタジアム)
関連ニュース
-
大会・試合
2018/08/31
柏と京都が東西首位チームに挑む 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第11節トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/08/29
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 会場変更のお知らせトヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/08/27
清水と流経大柏の一戦はスコアレスドロー 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST第10節トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/08/27
広島が大量得点で神戸を破って2位に浮上 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST第10節トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
-
大会・試合
2018/08/24
後半戦がスタートするプレミアリーグ、クラブユース王者の清水は流経大柏と対戦 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第10節トヨタニチバン明治モルテン国内競技会開催事業
最新ニュース
- 大会・試合 2024/12/28 初出場のFCゼロ、5年ぶりの優勝を目指すバディーSCなどが準々決勝に進出! JFA 第48回全日本U-12サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/12/28 浦和が11年ぶり3度目の栄冠! G大阪に逆転勝利 高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会決勝
- 大会・試合 2024/12/28 C大阪が浦和Lに逆転勝利で9大会ぶり2度目の優勝! 高円宮妃杯 JFA 第29回全日本U-15女子サッカー選手権大会 決勝
- 大会・試合 2024/12/27 準決勝・決勝チケット販売概要が決定 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 日本代表 2024/12/27 2025.6.5 オーストラリア代表 vs 日本代表 観戦チケットの販売概要について