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広島が大量5得点で京都に快勝 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2015年07月13日
ピックアップマッチ
京都サンガF.C. U-18 2-5(前半1-2、後半1-3) サンフレッチェ広島F.Cユース
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは7月11日(土)、12日(日)に第9節を行い、京都サンガF.C. U-18(京都)はサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)と対戦しました。
立ち上がりにチャンスをつくったのは、「勝てば順位が上がるし、負ければ広島に抜かされる。こういう試合をものにできるかが大事」(森岡隆三監督)という意気込みでこの一戦に挑んだ京都です。6分に沼大希選手が先制点をマークし、幸先の良いスタートを切りましたが、以降は決定機を生かせず。逆に広島は沢田謙太郎監督が「20分過ぎからボランチの2人が球際で強さを発揮するようになり、いけると感じた」と振り返ったように、徐々にペースをつかみます。38分に河本敬太選手が同点弾を決めると、42分には加藤陸次樹選手がロングシュートを叩き込み、広島が1点リードで前半を終えました。
後半は京都がシステムを変更し、流動的に動く広島の攻撃を封じに出ましたが、立ち上がりの隙を突かれて、48分にPKから失点。リードを2点に離されましたが、58分に武市穣太選手のクロスに逆サイドの島村拓弥選手が反応。島村選手が後ろに下げたパスに守屋圭幾選手が合わせて、京都が1点差に詰めよります。一気に同点に持ち込みたい京都でしたが、「さぁ、ここからと思った矢先の失点で痛かった。さすが広島というプレー」と森岡監督が口にしたように、1分後に広島はコーナーキックから津留卓磨選手が決めて、再び2点差としました。残り時間がわずかとなってからは、前がかりになった京都をカウンターで攻略、85分には満田誠選手が5点目をマークし、そのままタイムアップ。広島が7試合ぶりの白星を手にしました。
監督・選手コメント
森岡隆三 監督(京都サンガF.C. U-18)
やっぱり負けると悔しいです。序盤は沼選手の素晴らしいシュートで先制することができたので、暑い中での試合を優勢に持ち込めました。先制してからも高い位置でボールを奪ってチャンスをつくっていましたが、広島はボール回しがうまいチームです。冷静に奪いにいこうと意識していたのに、奪えない時間が続いたことでイライラしたり、声がなくなってしまい、それが失点につながってしまった。今日は広島の勝ちに対する意欲や勢いがわれわれを上回ったのかなと思います。
沼大希 選手(京都サンガF.C. U-18)
今日は勝てた試合を自分たちで落としてしまいました。先制してからもチャンスがあったので、そこで2点目を取っていたら違う結果になったのかなと。また、失点してからはずっと相手の時間帯で、もう一度、自分たちのペースに持ち込むことができなかった部分も悔やまれます。上位争いをするためには第7節からの3試合が大事と思っていたのに、2連敗して上位との勝点差は離れてしまいましたが、まだあきらめていません。残り全試合に勝つつもりで、後期に挑みます。
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
勝ったことだけでなく、内容的にも良いプレーをたくさん見せられた試合だったと思います。一人がボールを奪いにいってかわされても、2人目3人目が連動してチャレンジすることができていました。後半も相手にやられそうな場面で、体を張って耐えることができたし、カウンターからゴールを奪うこともできました。久々の勝利ですが、まだ本物の力ではありません。この内容を次の試合にどうつなげるかが大事だと思います。
加藤威吹樹 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
ここまで6試合は気持ちに緩みがあって、練習でやってきたことが試合に出せず勝てていませんでした。今日も長沼(洋一)選手を出場停止で欠くなど、主力がいない中挑んだ試合で厳しい部分もありましたが、チームが一つにまとまれたから勝てたのだと思います。久しぶりの勝利だったので、タイムアップの瞬間はかなりうれしかったです。守備はまだ甘い部分がありましたが、攻撃はゴール前で粘り強さを見せることができ、収穫があったので以降につなげたいです。
その他の試合結果
ヴィッセル神戸U-18 1-1(前半1-0、後半0-1) 東福岡高校
名古屋グランパスU18 1-0(前半0-0、後半1-0) 京都橘高校
履正社高校 0-0(前半0-0、後半0-0) 大分トリニータU-18
ガンバ大阪ユース 4-0(前半2-0、後半2-0) セレッソ大阪U-18
東福岡高校(福岡)をホームに迎えたヴィッセル神戸U-18(兵庫)は13分に奪ったリードを保ち、試合終盤を迎えましたが、86分に毎熊晟矢選手にゴールを決められ勝点3を取りこぼす結果に。勝点4で並ぶ9位・名古屋グランパスU-18(愛知)と10位・京都橘高校(京都)の一戦は、森晃太選手の1点を守り切った名古屋が勝利。履正社高校(大阪)と大分トリニータU-18(大分)の対戦はともに均衡を破ることができず、勝点1を分け合う結果となりました。2位・ガンバ大阪ユース(大阪)と首位・セレッソ大阪U-18(大阪)による大阪ダービーは、トップデビューを飾っている堂安律選手の活躍もあり、開始早々にガンバが2得点。後半も武田太一選手と市丸瑞希選手が加点したガンバが4-0で勝利を手にしています。
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