Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン１の4試合が、9月27日(日)に行われました。

北海きたえーるでのホーム開幕戦を迎えたエスポラーダ北海道は、バルドラール浦安と対戦しました。開幕節でシュライカー大阪と引き分け、2戦目では名古屋オーシャンズに2対1で敗戦したものの、堂々たる戦いぶりを見せた北海道。強豪との対戦を通し成長したチームは、この試合でも勝ち切る粘り強さを見せました。開始3分、右サイドでキックインを得た北海道は、この流れから水上玄太選手がゴールし先制に成功します。同点を狙う浦安の攻撃を集中した守備で防ぎ、第1ピリオドは1対0と北海道リードで終了。第2ピリオドでは石田健太郎選手のロングシュートで同点に追いつかれますが、その2分後には堀米将太選手のアシストから小島翼選手が飛び出したGKの頭上を抜くシュートを決め、再度リードを奪います。1点を追う浦安は、6分近くを残し加藤竜馬選手をGKに置いたパワープレーで得点を狙いますが、最後まで集中した守備でリードを守り切った北海道が2対1で勝利。金井一哉監督就任後、初めての勝利をホームアリーナで収めました。

4連覇を狙う名古屋に追随するバサジィ大分は、湘南ベルマーレとの対戦で開幕3連勝を目指すも、開始わずか10秒で本田真琉虎洲選手に先制点を許します。その後一度は追いつきますが第2ピリオドで引き離され、1対3で敗戦。3連勝とはなりませんでした。

開幕から3週間で5試合を戦った名古屋は、Ｆ１昇格1年目のボルクバレット北九州と熱戦を繰り広げ、ペピータ選手の2ゴールの活躍で5連勝を収めています。

監督コメント

金井一哉 監督（エスポラーダ北海道）
私たちにとって非常に大切なホームゲームの初戦を勝利することができ、率直にうれしく思っています。試合前に選手たちに「ホームゲームは自分たちにとって特別なので、一人一人が主人公になってこの物語を成功させよう」という話をしました。40分間選手たちがハードワークをしてくれて、こういう結果が出たと思っています。まだまだ修正するべきところはあったので、しっかり向き合って次につなげていきたいと思います。
（リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ）
試合を振り返るときには応援のコメントなども目にするので、その言葉を心に刻んでいきたいと思っています。皆さんの気持ちは、選手の背中をしっかりと押してくれています。これからも中継を見て、応援していただきたいと思います。

小宮山友祐 監督（バルドラール浦安）
自分たちにとって、今の大きな課題が出た試合でした。ただ、選手たちは40分間、ハードワークをしてくれましたし、終盤にはパワープレーであと一歩というところまで迫れたことはよかったと思います。まだまだ新しいチームなので、これからもひとつひとつ積み重ねていきます。攻撃に関しては、対戦相手の水上玄太選手のような、特別な能力を持つゴールハンターは私たちのチームにはいないので、全員でしっかりと点を取っていこうと考えています。選手たちには「1対1ができる選手は、もっと勇敢に戦っていいんじゃないか」と伝えています。今回の試合でいえば、藤山翔太や新倉康明、西村祐飛は勇気を持って1対1を仕掛け、そこからチャンスを作りました。中にカットインしてのシュートや外からのシュートはなかなか入らないので、この試合に向けた1週間は、セカンドポストに人を入れるというところに時間を割き、特にシュートの意識を持って戦おうと臨みました。1週間で大きく改善することは難しいですし、負けはしましたが少しずつ確実に攻撃の部分でも成長し、ゴールに近づいているのではないかと思います。

選手コメント

水上玄太 選手（エスポラーダ北海道）
今シーズンのホーム開幕戦、リモートマッチではありましたがなんとしてもホームで勝ちたいと臨んだ試合で勝つことができ、ほっとしています。試合としては先制することができましたが、相手のペースになる時間帯が多かった中、チーム全員がハードワークをして乗り切れたことが勝利につながったと思っています。ホームゲームが続くので次節も勝てるように頑張ります。
（リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ）
僕たち選手にも、SNSなどを通じて皆さんの温かい声、熱い声援が届いています。僕たちがしっかりと画面を通して熱いプレーを見せ、観客を受け入れられるようになった時に、またその声援を力に変えて試合に臨めるように頑張っていきたいと思います。

Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン1

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