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名古屋、SolfioreFCなどが初戦を突破 JFA 第23回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップ
2020年01月04日
JFA 第23回全日本U-18 女子サッカー選手権大会 JOC ジュニアオリンピックカップが1月3日(金)に開幕しました。晴天に恵まれたJ-GREEN堺(大阪府堺市)で1回戦の全8試合が行われました。
ピックアップマッチ1
愛媛FCレディースMIKAN(四国/愛媛) 0-1(前半0-0、後半0-1)NGUラブリッジ名古屋スターチス(東海/愛知)
時折強めの風が吹く中で行われた第1試合、愛媛FCレディースMIKANとNGUラブリッジ名古屋スターチスが対戦しました。前半にペースをつかんだのは、風上に立った愛媛でした。ボールを奪うとサイドからの突破を図り、大宮央選手や藤澤和心選手がゴールに向かっていきます。しかし、名古屋も簡単にはゴールを奪わせません。スコアレスのまま、試合を折り返しました。
後半に入ると、ハーフタイムで交代した亀井七奈選手が存在感を示し、名古屋が徐々にゴールに迫ります。試合が動いたのは50分、CKからのこぼれ球を鍵谷天選手が詰め、先制点を奪いました。
一方、1点を追う愛媛も後半から交代出場した河本紗英選手が52分、56分とゴール前にボールを入れてチャンスをつくるものの、体を張って守る名古屋の前に得点することができません。試合終了間際のアディショナルタイムにも、裏に抜け出した小林葵選手がシュートを放ちましたが、枠を捉えられず。1点を守り切った名古屋が、2回戦に駒を進めました。
ピックアップマッチ2
SolfioreFC(中国/岡山) 4-0(前半3-0、後半1-0)北海道リラ・コンサドーレ(北海道)
第2試合では、チーム立ち上げから2年目で初出場を決めたSolfioreFCと北海道大会で初めて連覇を果たした北海道リラ・コンサドーレが対戦しました。
北海道は、キックオフ直後に髙島稜選手がシュートを打って、積極的に仕掛けていく姿勢を示します。しかしながら、北海道がボールを持てば、Solfioreの選手たちは前線からアグレッシブにプレッシャーをかけにいき、ボールを自分たちのものにします。相手陣内に入り、ボールを保持する時間が長くなった13分には筒井彩奈選手が先制点を奪いました。続く25分には望月咲良選手、31分には再び高い位置でボールを奪った筒井選手が追加点を奪います。
前半にうまくパスをつなげられなかった北海道は、後半に入ると少しずつボールをつなぐようになり、相手陣内に入る機会を増やしましたが、佐々木由真選手などのシュートはゴールネットを揺らすことができませんでした。
後半に得点のなかったSolfioreは、試合終了間際に佐々木穂乃花選手からのパスに福田千尋選手が左足を合わせてだめ押しの4点目を奪いました。初出場のSolfioreが無失点で勝利し、2回戦進出を果たしました。
監督・選手コメント
濵口千夏 選手(愛媛FCレディースMIKAN)
自分たちには失うものはないので、とにかく走って勝利をつかもうと話をし、試合に臨みました。声もよく出ていたし、セカンドボールも拾えていました。しかし、後半に入ってからは相手FWを自由にさせてしまって後手に回り、前半に持っていた勢いを欠いてしまいました。試合を終えて振り返ってみれば、球際の強さやハードワークなど、誰にでもできる部分こそもっとクオリティーを上げて戦うことができたのではないかと感じています。この悔しい気持ちは、次のステージへの糧とし、頑張っていきます。
鍵谷天 選手(NGUラブリッジ名古屋スターチス)
自チームにセンターバックが3人いる中、全国大会で得点できていなかったのは自分だけだったので、今大会で必ずゴールを決めたいと思っていました。決勝点を挙げることができ、うれしいです。前半は緊張や風の影響もあって、良いボールをつなぐことができず、イージーなミスが多くなってしまいました。試合を通して苦しいシーンも多かったですが、ピッチ内だけでなく、ピッチ外の選手も一丸となって戦うことができたことが結果につながったと感じています。
筒井彩奈 選手(SolfioreFC)
個の力が強い他のクラブチームに比べ、自分たちは足元の技術が高いというわけではないので、たくさん走って、自分たち自身で勢いを持って勝とうと話をしていました。私自身も、3年間積み重ねてきたものを全て出し切りたいという気持ちで試合に臨みました。その気持ちをゴールで示すことができ、とてもうれしく思っています。共に練習している岡山県作陽高校が高校女子選手権で敗退してしまいました。次の試合では、作陽高校の3年生たちの分も頑張りたいです。
浮田あきな 監督(北海道リラ・コンサドーレ)
相手の勢いに飲まれ、受け身で試合を運んでしまったことが敗因になったと感じています。去年はトップの選手が孤立してしまう場面が多かったですが、今年は他の選手も攻撃に絡んでいけるようになりました。悔しい結果ではありますが、この1年で選手たちは成長してくれました。しかし、選手たち自身で成長を実感できる結果を得られていない状態になってしまっているので、経験を積む機会、成長を実感する機会をこれからもっと増やしてあげたいです。
大会期間:2020年1月3日(金)~2020年1月7日(火)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺
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