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神戸、阪南大高、東福岡が白星発進 高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグWEST
2018年04月09日
高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018が4月7日(土)に開幕し、ヤンマースタジアム長居で行われたWESTの第1試合では、セレッソ大阪U-18(大阪)とアビスパ福岡U-18(大阪)が対戦しました。白星スタートを目指したC大阪でしたが、序盤は緊張のためかパスを上手くつげなかったため、攻撃のリズムがつくれません。何とかゴール前まで持ち込んでも、小嶋和典選手(DF/#8)と常陸宙太選手(DF/#4)を中心に粘り強い守りを見せた福岡を崩し切れず、スコアレスドローで試合を終えました。
続いて行われたヴィッセル神戸U-18(兵庫)とサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)の一戦は昨季、最終節まで優勝争いを繰り広げた同士の争いとあり、共に譲らないまま時間が進みます。試合が動いたのは、84分。途中出場の重野祥輝選手(FW/#14)が中央から右サイドに展開すると、スペースに走り込んだ小田裕太郎選手(FW/#9)が決めて、神戸が1-0で勝利しました。幸先の良いスタートを切った神戸の野田知監督は「勝ったことに浮かれず、次の試合の準備をしたい」と口にしています。
4月8日(日)の第1試合は、ガンバ大阪ユース(大阪)と名古屋グランパスU-18(愛知)が顔を合わせました。「相手の2トップに対応できなかった」と實好礼忠監督が振り返ったG大阪は立ち上がり、兵藤健斗選手(FW/#9)に2ゴールを許しましたが、前半のうちに2点を奪い返し、同点で前半を終えました。後半も両者、得点を重ね、5-5でタイムアップを迎えました。
キンチョウスタジアムに舞台を移して行われた第2試合は、阪南大学高校(大阪)と米子北高校(鳥取)が激突。前半は、「今日は内容を捨てて、結果にこだわった」(濱田豪監督)阪南大高がロングボール主体の攻撃で相手を押し込みます。25分に和田育選手が(FW/#6)がミドルシュートを決めて先制すると、27分にも左CKのこぼれ球を和田選手が再び決めました。2点リードで迎えた後半も、51分にCKから北村隼選手(DF/#4)がCKから3点目をマーク。「冷静さを欠いていたので、攻撃も守備もゴール前で慌てていた」(中村真吾監督)米子北は、佐野海舟選手(MF/#7)が1点を返すので精一杯でした。
開幕節を締めくくったのは、2年ぶりにWESTへと戻った京都サンガF.C. U-18(京都)と東福岡高校(福岡)の試合です。東福岡は6分に先制点を許しましたが、8分に吉岡幸陽選手(MF/#17)がサイドを突破し、同点ゴールを奪いました。「すぐ奪い返せたのが大きかった」(大森真吾選手、FW/#9)東福岡は粘り強い守りで試合の主導権を握り、後半は67分に生まれた中西渉真選手(DF/#3)の勝ち越し点を皮切りに4ゴール。5-1で白星を飾った東福岡が首位発進を切りました。
監督・選手コメント
沢田謙太郎 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
立ち上がりは動きが硬くて、例年と同じく90分間押し込まれるのかなと思っていたのですが、前半のうちに少し押し返すことができました。後半は行けるんじゃないかという雰囲気もあったので、決めきれず残念です。そう簡単には点を取らせてくれませんね。厳しい経験が出来るのが、プレミアリーグの良いところ。今日みたいに選手が緊張する状況は、練習試合ではありません。そうした中で良いゲームはできたと思いますが、惜しいで終わってはダメなので、点を取ることや一対一の精度をこれから高めていきます。
森重潤也 監督(東福岡高校)
立ち上がりに失点しましたが、春休みの遠征で負けが続いていたため、あまり動揺はありませんでした。リーグ戦なので得失点差も大事なので、どんな試合展開になってもやり切ろうと細心の注意を払っていたのも良かったと思います。すぐに取り返せたこともチームにとって大きく、(同点ゴールを決めた吉岡選手)は自分のストロングポイントを出してくれました。開幕戦で勝てたのは大きいです。チームはまだ出来ていませんし、主力もけがでいませんが、しっかり試合に出た選手が戦ってくれました。そうした状況で結果が出ると競争が激しくなり、選手層も厚くなると思います。
DF #3 藤井陽也 選手(名古屋グランパスU-18)
早い時間帯に先制できたのは良かったですが、そこから相手にペースを握られて追いつかれたのは反省点です。後半の3失点ももったいない失点ばかりで、課題が多く残った試合でした。今年は個人としてトップチーム昇格、チームとしては全ての大会でタイトルを狙っています。昨年とは違うサッカーですが、全員が同じ方向を向いて戦えているのでチームに自信はあります。全員が同じ目標を持っていれば、タイトルを狙えると思うので、全員で一丸となってこれからも頑張ります。
DF #8 小嶋和典 選手(アビスパ福岡U-18)
新チームが始動してから意識してきたチャレンジ&カバーが今日は出せました。ここ最近意識したゴール前の守備でも、スライディングでシュートブロックできたり、粘り強くも出来たと思います。後は、チャンスを決めきる部分だったのですが、相手はガツガツ来て、球際も強かったです。抜けたと思った場面でも足が伸びて、難しかったです。こういう試合でもワンチャンスで点を取り切らないといけないので、守備を継続しつながら勝負強さを身に付けなければいけません。
第1節 試合結果
2018年4月7日(土)
セレッソ大阪U-18 0-0(前半0-0、後半0-0)アビスパ福岡U-18
ヴィッセル神戸U-18 1-0(前半0-0、後半1-0)サンフレッチェ広島F.Cユース
2018年4月8日(日)
ガンバ大阪ユース 5-5(前半2-2、後半3-3)名古屋グランパスU-18
阪南大学高校 3-1(前半2-0、後半1-1)米子北高校
京都サンガF.C. U-18 1-5(前半1-1、後半0-4)東福岡高校
大会期間:2018年4月7日(土)~2018年12月9日(日)
EAST 第2節
2018年4月15日(日)
11:00 流通経済大学付属柏高校 vs 市立船橋高校(流通経済大柏高校グラウンド)
11:00 清水エスパルスユース vs 浦和レッドダイヤモンズユース(清水ナショナルトレーニングセンター)
11:00 ジュビロ磐田U-18 vs FC東京U-18(磐田スポーツ交流の里ゆめりあ)
11:00 青森山田高校 vs 富山第一高校(青森山田高校グラウンド)
13:30 鹿島アントラーズユース vs 柏レイソルU-18(鹿島アントラーズクラブハウス)
WEST 第2節
2018年4月15日(日)
11:00 東福岡高校 vs ヴィッセル神戸U-18(東福岡高等学校グラウンド)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユース(吉田サッカー公園)
11:00 米子北高校 vs アビスパ福岡U-18(どらドラパーク米子陸上競技場)
13:00 名古屋グランパスU-18 vs 阪南大学高校(トヨタスポーツセンター)
15:00 京都サンガF.C. U-18 vs セレッソ大阪U-18(京都サンガF.C.東城陽グラウンド)
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