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U-18フットサル日本代表監督も注目 第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2015年08月19日
8月20日(木)、高校年代のフットサルチーム日本一を決する「第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会」が仙台で開幕する。今回はU-18フットサル日本代表監督の小森隆弘さんが登場。今大会に期待することを語った。
―全日本ユース(U-18)フットサル大会が2回目の開催を迎えます。
小森:フレッシュで、ポテンシャルを秘めた大会だと思います。昨年の第1回大会にも、もちろん足を運びました。日ごろからフットサルの練習をしているのであろうチームと、普段はサッカー部として活動するチームが明確に分かれていて、異なるタイプのチームによる試合がとても興味深かったですね。
―大会は今後どのように発展すると思いますか。
小森 :フットサルはまだ高校年代に広まっている初期段階ですから、今大会で何かが劇的に変わることは考えにくいです。昨年同様、サッカーの延長線上、ミニサッカーの感覚で大会に臨むチームがあれば、フットサルに特化しているチームも出場するでしょう。
ただ、全日本大学フットサル大会のように、回数を重ねるごとにフットサルを専門とするチームが覇権を握るようになると思います。全日本ユース(U-18)フットサル大会でフットサルに特化したチームが上位を占めるようになるかが、このスポーツの普及の状況や文化の浸透度合いを知る、一つの指標になるのではないでしょうか。
―いまはどうでしょうか。
小森 :フットサルに特化したチームが、普段サッカー部として活動するチームに勝たないといけない、という時期ではないと思います。それよりも、フットサルをいろいろなものに活用するきっかけとしてほしい。例えば、普段はサッカーを教えている指導者がフットサルに特化している相手と戦って「こんなプレーを狙っているのかな」と感じてもらえることで、後で活用できかもしれません。そして、フットサルに目を向けるきっかけになればと思います。
―今大会では、どこに注目していますか。
小森:選手個人です。サッカーでも、フットサルでも、技術と判断力に長けた選手は必ずいます。上手な選手がいれば目を引きますし、ポテンシャルを感じさせるでしょう。また、大舞台で思い切ってプレーできる選手なのか、どんな立ち居振る舞いをする選手がいるかという部分も追っていこうと思います。
大会後、本人がサッカーをするか、フットサルをするかは横に置いておいて、良い選手がいればリストアップしたい。そしてゆくゆくは実際に練習に参加してもらうなど、少しでも近くで選手たちを見ることができればいいかなと。当然、普段はサッカーをしている選手にも門戸は開かれています。
―最後に、出場選手へのメッセージをお願いします。
小森 :フットサルU-18日本代表、Fリーグ、ゆくゆくはフットサル日本代表に名を連ねる選手がこの場で発掘されることは、この大会の一つのミッションになると思います。自分自身、そんなポテンシャルを秘めた選手たちに出会いたいです。
ただ、良いプレーをするには、その場を楽しまないといけません。そして、楽しむには試合で堂々と振る舞い、仲間とコミュニケーションをとることが不可欠です。全国大会に出場できることを意気に感じて、思い切り楽しむ。のびのびプレーして、自分の力を試す場所にしてほしいですね。
もちろん、勝負事ですので、一つの試合を通じてさまざまな感情が生まれるでしょうが、その感情と全力で向き合うことが次のステージでの成長につながると思います。この先の人生でスポーツをやっていて良かったと思える場面も出てくるはずですし、高校生らしく、物怖じせずに楽しんでください!
第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2015年8月20日(木)~23日(日)
宮城県/ゼビオアリーナ仙台、仙台市体育館
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