大会要項
趣旨
公益財団法人日本サッカー協会(以下「本協会」という)は日本国内における女子サッカーの技術向上と健全な心身の育成を図り、広く女子サッカーの普及振興に寄与することを目的とし、中学生年代の登録選手を対象とした単独チームの大会として実施する。
名称
高円宮妃杯 JFA 第29回全日本 U-15 女子サッカー選手権大会
主催
公益財団法人日本サッカー協会
主管
公益財団法人東京都サッカー協会、公益社団法人栃木県サッカー協会、
一般財団法人静岡県サッカー協会、一般社団法人三重県サッカー協会、
一般財団法人岐阜県サッカー協会、公益社団法人滋賀県サッカー協会
後援
スポーツ庁、公益財団法人日本中学校体育連盟
協賛
JFAオフィシャルトップパートナー | JFAオフィシャルサプライヤー |
---|---|
キリンホールディングス 株式会社 |
アディダス ジャパン 株式会社 |
JFAコンペティションパートナー | |
株式会社モルテン、ニチバン株式会社 |
日程
〈1回戦〉 | 2024年12月7日(土) |
〈2回戦〉 | 12月8日(日) |
〈準々決勝〉 | 12月14日(土)・12月15日(日) |
〈準決勝〉 | 12月25日(水) |
〈決勝〉 | 12月27日(金) |
会場
〈1回戦/2回戦〉
栃木県グリーンスタジアム(栃木県宇都宮市)
さくら市総合運動公園さくらスタジアム(栃木県さくら市)
磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ球技場(サッカー場)(静岡県磐田市)
磐田スポーツ交流の里 ゆめりあ球技場(多目的G)(静岡県磐田市)
三重交通Gスポーツの杜鈴鹿 サッカー・ラグビー場(三重県鈴鹿市)
上野運動公園競技場(三重県伊賀市)
長良川球技メドウ(岐阜県岐阜市)
グリーン・フィールド中池(岐阜県関市)
〈準々決勝〉
皇子山陸上競技場(滋賀県大津市)
〈準決勝〉
AGFフィールド(東京都調布市)
〈決勝〉
味の素フィールド西が丘(東京都北区)
参加資格
- (1) 本大会に出場するチームは、大会実施年度に本協会に「女子」の種別で登録した加盟登録チームであること。
- (2) 本大会に出場する選手は、2009年(平成21年)4月2日から2012年(平成24年)4月1日までに生まれた女子選手であり、2024年11月13日(水)までに本協会に登録(追加登録も含む)されていること。
- (3) クラブ申請制度の適用
本協会により「クラブ申請」を承認された「クラブ」内のチームに所属する選手(複数人可)については、所属チームから移籍することなく、上記(1)のチームで参加することができる。ただし、参加する選手については以下のすべてを満たしていること。
①上記(2)を満たしていること。
②下記種別区分のチームに所属していること。 - ③本大会の予選を通じて、他のチームで出場していないこと。
- (4) 移籍選手:本大会の予選を通して、他のチームで出場していないこと。
- (5) 合同チーム:主体となるチームの選手数が16名未満の場合、複数チームによる「合同チーム」の大会参加を、以下の条件により認める。
① 主体となるチームおよびその選手は、それぞれ上記(1)および(2)を満たしていること。
② 合同するチームの選手は、上記(2)を満たしていること。なお、選手が所属するチームの種別・種別区分は問わない。但し、本大会の予選を通して、選手は他のチームで出場していないこと。
③ 極端な勝利目的のための合同チームではないこと。
④ 合同チームとしての参加を当該都道府県サッカー協会女子委員長が別途了承すること。
⑤ 大会参加申込の手続きは、それぞれのチームの代表者が協議の上、主体となるチームが行う。
参加チームの種別区分 | 同一「クラブ」内のチーム登録種別区分 |
---|---|
WEリーグ・なでしこリーグ・一般・大学 | 高校・クラブ(高校生)・中学・クラブ(中学生)・(男子)2種・(男子)3種 |
高校・クラブ(高校生) | 中学・クラブ(中学生)・(男子)3種 |
参加チームとその数
参加チームは、次のとおり各9地域協会から選出された32チームとする。
北海道 | 2 | 東北 | 3 | 関東 | 8 |
---|---|---|---|---|---|
北信越 | 2 | 東海 | 4 | 関西 | 5 |
中国 | 2 | 四国 | 2 | 九州 | 4 |
大会形式
ノックアウト方式(3位決定戦を行わない)
競技規則
大会実施年度の本協会「サッカー競技規則」による。
競技会規定
以下の項目については本大会の規定を定める。
- (1) 競技のフィールド
フィールド表面は平坦で常緑な天然芝であり、ピッチサイズは原則105m×68mであること。 - (2) ボール
試合球はモルテン社製ボール『ヴァンタッジオ 4900芝用 5号(品番:F5N4900)』とする。
マルチボールシステムを採用する。 - (3) 競技者の数
① 競技者の数:11名
② 交代要員の数:7名以内
③ ピッチ上でプレーできる外国籍選手の数:3名以内
④ 交代を行うことができる数:5名以内 以下、本項に基づく交代を「通常交代」という。
a. 後半に選手交代ができる回数は3回までとする。
b. ハーフタイム、延長戦に入る前のインターバルでの選手交代は、後半の交代回数に含まれない。
c. 延長戦の際、後半に選手交代を3回行った場合でも、交代枠が残っている場合に限り、選手交代を1回行うことができる。
⑤ 脳振盪またはその疑いのある選手が発生した場合の取り扱いは、次の通りとする。
a. 脳振盪またはその疑いのある選手の交代(以下「脳振盪交代」という)は、通常交代に含まれない。
b. 脳振盪交代は、通常交代と判別できる、別途指定する手続きで行われなければならない。
c. 脳振盪交代と通常交代を同時に行った場合、通常交代および脳振盪交代の交代回数をそれぞれ1回としてカウントするものとする。
d. 脳振盪交代をした場合、相手チームは通常交代とは別に、1名1回の交代を追加で得ることができる(以下、本項に基づく交代を「追加交代」という)。ただし、追加交代と通常交代を同時に行った場合、通常交代および追加交代の交代回数をそれぞれ1回としてカウントするものとする。
e. 1試合における各チームの脳振盪交代および追加交代の交代人数は、それぞれ1名とする。 - (4) 役員の数
ベンチ入りできる役員の数:6名以内 - (5) テクニカルエリア:設置する
戦術的指示はテクニカルエリア内からその都度1名が伝えることができる。 - (6) 競技者の用具
① ユニフォーム
a. 本協会の「ユニフォーム規程」に基づいたユニフォームを使用しなければならない。
b. 以下のいずれかに該当するチームは、各リーグのユニフォーム要項で認められたユニフォームであれば、本大会でも使用を認められる。ただし、一部でも仕様が異なる場合は認められない。
チーム 適用されるユニフォーム要項(リーグ) Jクラブ傘下のチーム 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
c. フィールドプレーヤー、ゴールキーパーともに、色彩が異なり判別しやすい正副のユニフォーム(シャツ・ショーツ・ソックス)を用意のうえ、参加申込の際所定の様式にて提出し、各試合には正副両方を必ず携行すること。
d. 各試合で使用するユニフォームは、本協会にて事前に指定する。チーム都合による変更は認められない。両チームは試合当日、正副ユニフォーム現物を持参し、審判員立会いのもと確認を行う。その際、審判員が判定に影響があると判断した場合には、使用するユニフォームを変更することができる。
e. シャツの前面・背面に参加申込の際に登録した選手番号を付けること。ショーツの選手番号についてはつけることが望ましい。
f. ユニフォームの色、選手番号の参加申込締切日以後の変更は認めない。
g. ユニフォームへの広告表示については本協会「ユニフォーム規程」に基づき承認された場合のみこれを認める。
h. キャプテンアームバンド
本協会によって用意または認められたアームバンドのみ着用ができる。本協会は、本協会「ユニフォーム規程」に基づいたアームバンドを認める。 - (7) 試合時間
① 試合時間は80分(前後半各40分)とする。
ハーフタイムのインターバル(前半終了から後半開始まで):原則10分間
② 試合の勝者を決定する方法(試合時間内で勝敗が決しない場合)
1回戦~準決勝:PK戦により勝者を決定する。
決勝:20分(前後半各10分)の延長戦を行い、なお決しない場合はPK戦により勝者を決定する。
延長戦に入る前のインターバル:5分間
PK戦に入る前のインターバル:1分間
③ アディショナルタイムの表示:行う - (8) その他
① 第4の審判員の任命:行う
② 負傷者の対応:主審が認めた場合のみ、最大2名ピッチへの入場を許可される。
③ メンバー提出用紙提出後からキックオフまでの間における選手変更は、ウォーミングアップ・練習中の負傷または急病等、やむを得ない事情があり、かつ主審の承諾を得た場合に限られる。先発選手の場合、控え選手を先発選手に変更し、新たな選手を控え選手として補充することができる。当該先発予定選手を控え選手に変更することはできないが、ゴールキーパーについては例外として認める。また、控え選手の場合、新たな選手を補充することができる。ただし、補充する選手は出場チームが参加申込をした30名の中からとする。
懲罰
- (1) 本大会の予選は懲罰規程上の同一競技会とみなし、予選終了時点で未消化の出場停止処分は本大会において順次消化する。ただし、警告の累積による場合を除く。
- (2) 本大会における懲罰問題に関して、本協会規律委員会が直接管轄する。
- (3) 本大会で累積された警告が2回となった選手等は、自動的に本大会次回戦の試合1試合の出場停止処分を受ける。なお、準々決勝終了時に累積警告が1回の場合、その警告は準決勝に持ち越さず消滅し、2回の場合、選手等は準決勝に出場停止となる。
- (4) 本大会において退場を命じられた選手等は、自動的に次の1試合に出場できず、それ以降の処置については本協会規律委員会において決定する。
- (5) 本実施要項に記載事項にない懲罰に関する事項は、本協会規律委員会にて決定する。
表彰
- (1) 優勝以下第3位までに表彰状ならびにメダルを授与する。優勝チームには高円宮妃杯を授与する。優勝チームは高円宮妃杯を次回大会まで保持し、本協会が指定する際に返還する。
- (2) フェアプレー精神の育成・向上のため、フェアプレー賞を本協会選考基準に従い選考しトロフィーを授与する。フェアプレー賞はチーム単位とし、ベスト4に進出したチームの中から選考される。