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PK戦を制したメニーナとアカデミー福島が決勝へ駒を進める! JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会

2021年12月26日

PK戦を制したメニーナとアカデミー福島が決勝へ駒を進める! JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会

JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月25日(土)、AGFフィールド(味の素スタジアム西競技場)で準決勝2試合が行われました。

準決勝1

日テレ・東京ヴェルディメニーナ 1-1(前半0-1、後半1-0、PK5-3)三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース

関東対決となった第1試合は、三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース(関東3/埼玉)が、素晴らしい立ち上がりを見せます。開始1分、左サイドから澤野翔夏選手が上げたクロスボールに、平川陽菜選手が頭を合わせ、ここまで無失点を続けてきた日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)から、先制点を奪います。リードを奪った浦和は、藤崎智子選手の献身的なフォアチェックなどで、相手の持ち味を消していきます。

ビハインドを背負った日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京) は、浦和の守備に苦しみながらも、攻撃の糸口を探ります。そして、立ち位置を変えた後半から、石川麗奈選手らがボールを持つ回数が増え、疲れが見え始めた浦和のディフェンスを揺さぶります。そして56分、杉江弥來選手から梅本恵選手へパスが通ります。梅本選手の右足から放たれたシュートが、ゴール左隅へ決まって、メニーナが同点に追い付きました。

80分以内の決着を狙って攻め合った両チームですが、その後はゴールが生まれないまま、試合終了の笛が鳴り、決勝戦への切符の行方は、PK戦に委ねられます。5人全員が成功したメニーナが、前回ファイナリストの浦和を下して、ファイナルへ進みました。

準決勝2

ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ 0-0(前半0-0、後半0-0、PK6-7) JFAアカデミー福島

ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東4/神奈川)と、JFAアカデミー福島(東海3/静岡)は、強いプレッシャーの掛け合いになりました。前半は、ステラが敵陣内に深く入り込んでいきます。試合開始直後の2分、岡村まどか選手の蹴ったFKに有賀月選手が頭を合わせますが、アカデミー福島のGK福田真央選手がCKに逃れます。

その後もステラは、FWの鈴木麻白選手を中心にゴールを狙いますが、福田選手の好セーブや、長田莉奈選手率いるアカデミー福島守備陣の奮闘に、得点を奪うことができません。耐える時間の長かったアカデミー福島は、後半に入って盛り返しますが、今度は、ステラの粘り強いディフェンスがこれを防ぎます。両チームともにゴールを奪えないままタイムアップ。このゲームもPK戦となりました。

ピッチを強い風が吹き抜けるようになってきたため、キッカーは、ペナルティマークへボールをセットするのにも神経をつかいます。その影響もあったか、両チーム2人ずつ4人連続での失敗などもありました。9人目までもつれた勝負は、アカデミー福島が制し、チーム史上初の連覇へ王手をかけました。

監督・選手コメント

梅本恵 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
同点ゴールはやや距離がありましたが、中に味方もいなかったし、遠目のシュートを練習していたので、迷いなく打つことができました。ただ、それはうれしかったのですが、その後、2連続で巡り合ったチャンスを決めて、ゲームの中で勝ち切りたかったです。自分の持ち味でもあるドリブルでサイドをえぐったり、味方との連携を考えたりしながら、それぞれの場面で最もいいプレーを選択したいと思います。

百武江梨 監督(三菱重工浦和レッズレディースジュニアユース)
前線からの守備がキーポイントになると思っていましたし、本当によくやってくれました。いい守備で困らせるというだけでなく、自分たちでボールを保持し、相手に守備をさせる時間をつくり出せるようにするのが次への課題です。ただ、リーグ戦で負けが続いた時期を乗り越えて、よく成長してきてくれました。運営の方々が多くの苦労をしながら用意してくれたピッチで、選手が思い切りプレーしてくれた。感謝しかありません。

吉田彩香 監督(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
これまで一度も準決勝を勝ち上がったことがなかったので「必ず、勝とう」と言っていましたが、ボールを保持する時間が長かった前半のうちに、点を取ることができませんでした。ボールを動かしながら、相手が食い付いたところで、その背中を狙おうとしていました。また、セカンドボールの回収も意識させていました。身体を張って、守ってくれましたし、PK戦は運もあるので仕方ないと思います。

福田真央 選手(JFAアカデミー福島)
フィールドプレーヤーを声で動かすのは自分の持ち味です。3日前、チームの練習でPK練習をやった時に、5本連続で止めていました。今日のPK戦では、その時のことをイメージして臨んで、止めることができました。優勝した昨年の大会は、先輩が無失点だったのに、1試合だけ出場した自分が失点をしてしまい、申し訳ない気持ちがありました。今大会も失点してはいますが、決勝戦は無失点で締めくくりたいと思います。

大会期間:2021年12月11日(土)~12月27日(月)
決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)
テレビ放送:J SPORTS(J SPORTS 4) 12月27日(月)21:00~(録画放送)
インターネット配信:J SPORTS(J SPORTSオンデマンド) 12月27日(月)10:30~(生中継)

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