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藤枝順心高、静岡などが1回戦を突破 皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会

2021年11月28日

藤枝順心高、静岡などが1回戦を突破 皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第43回全日本女子サッカー選手権大会は、11月27日(土)に開幕を迎え、1回戦の8試合を実施しました。藤枝総合運動公園サッカー場では、高校チームから県リーグチーム、なでしこリーグチームまでさまざまなカテゴリーのチームが対戦しました。

ピックアップマッチ1

ノルディーア北海道 0-3(前半0-1、後半0-2) 藤枝順心高校

2021プレナスなでしこリーグ2部で1年目を戦ったノルディーア北海道(北海道)と、全日本高等学校女子サッカー選手権大会で2連覇中の藤枝順心高校(東海/静岡)の対戦は、巧みなドリブルで地元の観客を沸かせた藤枝順心高が、前半から主導権を握ります。

体格差ではノルディーア北海道(NORD)に分がありますが、それをかいくぐるように藤枝順心高がゴールを目指すと、36分に齋藤花菜選手がこぼれ球を逃さず先制点を挙げました。その後も藤枝順心高は、ゴールポスト直撃のシュートを放つなど優位に試合を進め、前半はNORDにシュートを打たせません。

NORDはハーフタイムに二人の選手交代を行い、同時にポジションチェンジをして打開を試みますが、藤枝順心高の攻撃の勢いは止まらず、正野瑠菜選手のロングシュートで2点差、山田歩美選手が左サイドからのクロスボールに合わせて3点差に。高校2年生コンビの追加点で、藤枝順心高がリードを広げます。

NORDは後半、相手ゴールに近づく回数は増えましたが、最後までゴールは遠く、3-0で藤枝順心高が2大会ぶりの2回戦進出を決めました。

ジャイアントキリングを起こした藤枝順心高の選手は、爽やかな笑顔でチームメイトとハイタッチを交わし、今季から名門の指揮を執る中村翔監督も、選手たちの動きに手応えを感じている様子でした。

ピックアップマッチ2

静岡SSUアスレジーナ 2-2(前半2-1、後半0-1、延長前半0-0、延長後半0-0、PK10-9) FCふじざくら山梨

なでしこリーグ2部初年度で3位の成績を残した静岡SSUアスレジーナ(東海/静岡)と、初の皇后杯出場を決めたFCふじざくら山梨の対戦は、延長戦の末に行われたPK戦でも長時間決着がつかない、最後まで拮抗した試合となりました。

前半は互いに攻め合って、南條里緒選手がドリブルからミドルシュートを決め、23分にFC山梨が先制します。しかし35分に静岡の山田優衣選手が華麗なヘディングシュートで同点とすると、その2分後には17歳の三好茜選手が豪快な逆転弾。静岡が前半のうちに2-1としました。

今季の山梨県1部リーグで優勝したFC山梨は後半、カウンターを織り交ぜながら静岡の隙をうかがいます。チャイニーズタイペイ女子代表経験を持つGKツァイ・ミンロン選手が投げるボールを、清水千陽選手などが受け、速い攻撃で静岡ゴールを脅かしました。するとそれが実り、82分にFC山梨の辻野友実子選手が同点弾。前半にロングシュートを放ってゴールポストに嫌われていた辻野選手が、ついにゴールネットを揺らし2-2としました。

試合は延長戦を終えても勝敗がつかず、PK戦で2回戦進出チームを決めることとなります。

先攻は静岡、後攻はFC山梨で、互いに9人目までPKを成功させましたが、10人目のキッカーが両チームとも失敗。静岡のGK髙橋美春選手が11人目のPKを決めてリードすると、FC山梨の11人目ツァイ・ミンロン選手が蹴ったボールはゴール左上へ外れていき、静岡の勝利が確定。互いに11人ずつがPKを蹴る緊迫した試合となりました。

監督・選手コメント

詫間美樹 監督(ノルディーア北海道)
相手は前からプレスを掛けてくるチームなので、それを外す動きを練習してきました。でもDFラインがいいポジションを取れず捕まり続けてしまい、それも大きな敗因になりました。今季はなでしこ2部で個の能力を伸ばすことをテーマにしてきました。成果もありましたが、全体の戦力アップにつなげることが難しかったです。来季は、不本意だった今季以上の成績を目指したいです。

中村翔 監督(藤枝順心高校)
高校女子選手権出場が決まって、いいパフォーマンスを見せる3年生の選手が多くいて、競争が激しくなったと感じます。皇后杯はこれからも格上との対戦が続くと思いますが、選手たちはチャレンジ精神を持ち続けて戦ってほしいです。卒業後も同じで、内容や結果、勝利を追い求めてほしい。前回大会は1回戦負けでしたが、今大会はいけるところまで戦っていければと思います。

MF #23 藤原加奈 選手(静岡SSUアスレジーナ)
1回戦突破はしましたが、普段はボールをつなぐことができるチームなので、もう少し味方同士の距離感よくプレーできたはずだと思っています。距離感が悪く攻めのテンポが上がらず、ワンツーで当てて3人目の動きで崩すなど、いい攻撃をしたかったです。2回戦で戦うac福島はなでしこ2部の同じカテゴリーなので、負けたくない相手。気持ちを新たにして2回戦を迎えたいです。

MF #14 南條里緒 選手(FCふじざくら山梨)
今季はなでしこリーグ昇格を逃してしまいましたが、ふじざくらの強さを証明するためジャイアントキリングをしたいと思っていました。今日は絶対に点を取る気持ちでシュートを意識していたので、それがゴールにつながりました。自分たちのやりたいサッカーはできて楽しめましたが、結果がついてこなかったので悔しいです。でもサッカー人生において一番成長できた1年でした。

開催期間:2021年11月27日(土)~2022年2月27日(日)
【1回戦】11月27日(土)、28日(日)
【2回戦】12月4日(土)、5日(日)
【3回戦】12月11日(土)、12日(日)
【4回戦】12月25日(土)
【準々決勝】12月29日(水)
【準決勝】2022年1月5日(水)
【決勝】2022年2月27日(日)

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