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立川・府中や大阪が準々決勝に進出 JFA 第27回全日本フットサル選手権大会

2022年03月14日

立川・府中や大阪が準々決勝に進出 JFA 第27回全日本フットサル選手権大会

JFA 第27回全日本フットサル選手権大会は、3月13日(日)に2回戦の8試合を全国の3会場で行いました。

岸和田市総合体育館での第1試合では、湘南ベルマーレ(F1/神奈川)と立川・府中アスレティックFC(F1/東京)が対戦しました。互いに譲らない、強度の高い一戦は、押し込む時間帯の長かった湘南が17分にFP山﨑歩夢選手のゴールで先制します。立川・府中は30分にFP新井裕生選手が右足で同点ゴールを決めると、37分にはFP大徳政博選手も追加点を挙げて、一気に逆転しました。このまま試合終了かと思われた39分、パワープレーを仕掛けた湘南は、FP本田真琉虎洲選手が同点ゴールを決め、試合は延長戦に入ります。

延長戦開始1分には、FP内村俊太選手の低い弾道のシュートをGK黒本ギレルメ選手が弾いたところを本田選手が詰めて、再び湘南がリードしました。しかし、この試合はまだ終わりません。延長後半も残り時間が1分を切ってから、今度はパワープレーを仕掛けていた立川・府中が、FP金澤空選手のゴールで同点に追い付きました。このまま3-3で勝敗の行方はPK戦に委ねられました。両チームのGKが好セーブを見せたなか、立川・府中が3-2で競り勝ち、ベスト8進出を果たしました。

続いて行われたのが、広島エフ・ドゥ(F2/広島)とシュライカー大阪(F1/大阪)の一戦です。開始早々の1分、大阪はセットプレーからFP加藤翼選手が先制点を挙げて、試合を優勢に進めます。加藤選手は、11分にも追加点を挙げて大阪がリードを2点に広げました。押し込まれる時間帯の長かった広島も、25歳の若さで今季限りでの現役引退を表明したFP仁井貴仁選手が、古巣でもある大阪のミスを逃さずに1点を返します。

しかし、「やっぱり相手は一人一人がうまかったし、なかなか攻めることができなかった」と仁井選手が振り返ったように、試合の主導権を握ることはできません。その後、大阪はFP計盛良太選手が2ゴールを加えて、4-1で勝利。試合後には、大阪と広島の選手たちが、今シーズン限りでの退任を発表していた広島の村上哲哉監督や仁井選手、冨廣洋平選手、三島光太郎選手、津田卓選手の胴上げが行われる場面もあり、アリーナが温かい雰囲気になりました。

他会場では、前回王者のしながわシティ(F2/東京)が、F1で5連覇中の名古屋オーシャンズ(F1/愛知)に4-7で敗れており、ベスト8進出チームはF1の7クラブとF2のデウソン神戸(F2/兵庫)という顔ぶれになりました。

3月19日(土)からの準々決勝以降、戦いの舞台は東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場に移ります。今年はどのチームが日本一の座につくでしょうか。

監督・選手コメント

GK #12 上原拓也 選手(湘南ベルマーレ)
第1ピリオドのところで先制点を取れたことは良かったのですが、第2ピリオドに相手もうちの戦い方に慣れて、畳み込まれてしまいました。それでも、同点に追い付くことができて、勝ち越しましたが、相手の執念で追い付かれてしまいました。PK戦ではチームを勝たせたかったのですが、それができなくて悔しいです。今季限りで湘南を退団しますが、このチームが大好きですし、違うチームで力を付けて、また湘南から声を掛けてもらえるくらいになれれば最高だなと思います。

FP #11 大德政博 選手(立川・府中アスレティックFC)
試合前に皆本晃選手からも、(今季限りでチームの体制が変わるため)「このエンブレムで戦うのは、この大会が最後になる。このエンブレムの付いたユニフォームでの試合を見たい人が、絶対にいる。なんとしても勝ち、1日でも多く、このエンブレムを見てもらえるようにしよう」という話があり、チームとしても絶対に勝ちたい試合でした。すごく難しい試合になりましたが、勝つことができて良かったですし、来週に向けてしっかり準備をしたいと思います。

村上哲哉 監督(広島エフ・ドゥ)
大阪はGKを上げて攻めてくるので、そのリズムを崩す対策をして試合に臨んだのですが、立ち上がりの早い時間帯の失点で思うようにいかなくなりました。1-3になったときに、もう1点取ることができなかったことも大きかったと思います。決め切る力があればと思うこともありましたが、特に第2ピリオドのプレッシングやパワープレーは積み重ねてきたものを、選手たちは表現してくれたと思います。今年でチームを離れますが、しばらくは自分にとってフットサルがどういうものかを再確認する時間に充てる予定です。

FP #15 計盛良太 選手(シュライカー大阪)
昨日の試合は、少し自分たちの思うような内容ではなかったのですが、今日は自分たちの得意とするディフェンスから試合に入ることができました。開始早々に先制点を挙げられたことも良かったです。ゴールを取ることが課題なのですが、今日はうまく2点取れました。僕たちは目の前の試合を全力で戦うだけなので、まずは土曜の準々決勝に勝てるように、チーム全員で準備をしていきたいと思います。

大会期間:3月12日(土)~3月21日(月・祝)
会場:大阪/岸和田市総合体育館、兵庫/グリーンアリーナ神戸、静岡県/浜松アリーナ、東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場

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