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SAMURAI BLUE、三笘選手、堂安選手らが合流してウルグアイ代表戦へ練習

2023年03月22日

SAMURAI BLUE、三笘選手、堂安選手らが合流してウルグアイ代表戦へ練習

SAMURAI BLUE(日本代表)は3月21日(火)、キリンチャレンジカップ2023の第1戦で対戦するウルグアイ代表戦(24日(金)、東京・国立競技場)へ向けて千葉市内で練習を行い、所属クラブの試合日程で到着が待たれていた三笘薫選手(ブライトン・ホーヴ・アンド・アルビオンFC)や堂安律選手(SCフライブルク)らが合流しました。

日本にとってFIFAワールドカップカタール2022後初めての試合へ向けた調整で、2連戦の第2戦では28日(火)にコロンビア代表と大阪・ヨドコウ桜スタジアムで対戦します。

合宿2日目となったこの日の練習参加は25人です。久保建英選手(レアル・ソシエダ)はチームが実施している新型コロナウイルス感染症検査で陰性が確認できなかったため、ホテルで待機となり、また、前田大然選手(セルティック)はコンディションを考慮して別調整でしたが、そのほかの選手たちは全員でジョギングやアジリティアップのトレーニングを行ったのち、選手の状態に合わせてグループに分かれて体を動かしました。

三笘選手や堂安選手、鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)ら欧州からの移動を経てこの日から合流した選手たちは、グループ全体でジョギングやストレッチ、体幹運動など軽めに調整。その後、各自でジョギングやピッチサイドでのストレッチを続けるなど思い思いのメニューに取り組み、30分ほどでピッチを後にしました。

一方、初日から練習参加しているメンバーはボール回しで体をほぐした後、GKとフィールドプレーヤーに分かれて練習。GK陣は左右からのクロスボールのキャッチングなどを入念に繰り返しました。

フィールドプレーヤーは移動しながらのパス交換に長めに時間を割き、その後も2人ずつ3チームで狭いエリアでタッチ数を制限して切り替えや精度を意識した対人プレーを行い、その後は3対2でドリブルからシュートに持ち込む動きを繰り返しました。

最後はシュート練習を実施。上田綺世選手(セルクル・ブルージュ)や浅野拓磨選手(VfLボーフム)らFW陣に、バングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)や藤井陽也選手(名古屋グランパス)らが加わって精力的にゴールを狙い、その様子を森保一監督が傍らから見守っていました。

この日は祝日ということもあり、「JFA Passport」への応募を通じて約1000人の方々が練習見学に来場。子どもたちからジョギングやシュート練習をする選手たちに掛け声がかかるなど、練習場は賑やかな雰囲気に包まれていました。

代表初選出の藤井選手は、「追加招集にはすごく驚きがあったが、これはチャンス。一つ一つの練習から100%で取り組んでいきたい。代表では一つ一つの技術が高い。盗めるところは盗んで、自分の強みをもっと発揮できたらいい」と意気込んでいます。

また、カタール大会メンバーで、現在ベルギーリーグで得点ランク2位の14得点と好調な上田選手は、代表でのプレーにも「調子は悪くない。出せるパフォーマンスを全力で出して結果に結びつけられるように継続してトライする」と表情も明るく、今回の南米の強豪との対戦に「新チーム1回目の活動で南米の強豪国とできるのは、日本としても現在地を確かめられると思う」と話しています。

チームは22日(水)からは非公開で試合に向けた調整を行います。

選手コメント

DF 伊藤洋輝 選手(VfBシュツットガルト/ドイツ)
ワールドカップでベスト16で終わって悔しい思いをして、これまでいた選手も次の大会へ向けてのスタートです。若いチームになりましたが、ポテンシャルある選手が多いと思うので、次の大会へ向けてこの合宿でいいスタートを切れればいいと思います。(所属)チームは残留争いなので厳しい状況ですが、そのなかで自分がなにができるかを意識してやっています。ワールドカップで悔しい思いをしたというのが本当に一番大きいです。カタール大会で悔しい思いをした選手が、その悔しい思いを持ったまま、次の大会をどれだけ意識できるかというところだと思います。代表として集まる回数は年に数回しかないので、個々のレベルアップが大事になってくると思います。次の大会へ向けて、僕も含めて、それぞれが意識してやっていければと思いますし、次のワールドカップでは活躍したいという思いが大きいです。どんな戦い方をしても相手によって変えることがチームとしての強みになると思うので、どんな相手でも対応できるように、ベースはありながら、状況や相手の出方によって自分たちのやり方を変えながらも勝っていけるチーム作りというのが必要になってくるのではないかなと思っています。ポジションについては、この前もバイエルン戦でサイドバックをやりましたが違和感はないと感じているので、どこで出ても高いクオリティを発揮できる選手になっていきたいと思います。

DF 瀬古歩夢 選手(グラスホッパ―CZ/スイス)
ワールドカップが終わって久々に代表に選ばれたので、自分は新たな気持ちでスタートしたい。カタール大会は悔しい気持ちで見ていました。次に向けて自分ができることをやっていきたいと思っています。まず試合に出ないと意味がないので、試合に出られるように練習から見せていきたいです。クラブでは、個人としては非常にいい状態を保てていると思っているので、それを今回出せたらと思います。後ろからの配球は見て欲しいところですが、日本にいたときよりも守備の対人、人に行く強さは成長しているなと実感しているので、そういうところも見せていけたらいいなと思っています。リーグでは体格の良い選手、速い選手に前を向かせないことを意識しながらやっています。南米勢は身体能力が高いイメージがあるので試合を見ながら、考えながら対応していきたい。今回(チームが若返って)自分が食い込んでいけるチャンスなのでアピールしたいですし、競争に入っていかないといけないので、どういったところを今回見せていけるかをイメージしていければと思っています。

DF 藤井陽也 選手(名古屋グランパス)
追加招集と聞いたときはすごく驚きがあったが、選ばれたからには爪痕を残さないといけないし、チャンスだと思うので、一つ一つの練習から100%で取り組んでいきたい。対人の守備は自分の強みだと思っているので、そこはしっかり出していきたいですし、ビルドアップなど攻撃的な部分も見て欲しいので、しっかり練習から出していきたい。クラブで試合に出て、ヘディングの駆け引きとか守備の部分でいろんなFWと試合をする中で自分の引き出しが増えて、いろんなFWに対応する力がついたと思います。常にフル代表を目指すという思いでやってきて、今回それを実現できたのはすごくうれしいですが、まだまだここがスタートラインです。これから代表に定着していけるように、今回のキャンプや日々のJリーグの試合に取り組んでいきたいと思っています。吉田(麻也)選手(シャルケ04)はジュニアユース、ユースとグランパスでプレーしていて、アカデミーに遊びに来てくれた時にすごく良いメッセージをくれたりして、プレミアリーグでプレーしたり、代表でキャプテンをしたりというキャリアを送っていて、僕も近づかないといけないとすごく目標にしている存在です。

MF/FW 浅野拓磨 選手(VfLボーフム/ドイツ)
メンバーをみて、フィールドプレーヤーのなかでは年齢が上から2番目なんで、ちょっとびっくりしました。時間が経てば当たり前ですが、下の選手からも学ぶことたくさんありますし、負けてられないなという思いが強いです。自分は多くを語る方ではないので、言葉で引っ張っていくより姿勢や取り組みで、今までやってきた取り組みや先輩たちが見せてくれたものを自分も見せられたらいいと思っています。代表には毎回入りたいと思って全力でやっていますし、常にチャレンジャー精神で代表にきています。ただ、経験したものはあるので、それは活かしていきたいです。ワールドカップを経験して自信もつきましたし、足りないところも、やるべきこともはっきりしていますが、まず(所属)チームで結果を残さないと、試合にでないとこの場に集まれないので、今までどおり、1日1日を全力でやることに変わりはありません。カタール大会が終わった瞬間から次のワールドカップのためにと自然と思えました。いまやっていることはそのためにあります。今回のFWの選手は特長がみんな違いますが、一番大事なのはゴールにどれだけ絡めるか、決められるかです。各々得意とするプレーをしながら、ゴール前でどれだけ結果を残せるかが全てなので、(自分は)まだまだ足りていないし、ゴールと結果にこだわっていくしかないと思っています。

MF/FW 前田大然 選手(セルティック/スコットランド)
ワールドカップのあとの1発目の試合なので注目されていると思います。しかも、国内での代表戦の声出し応援は多分僕は初めてなので、期待されてる部分、楽しみにしてる部分はあると思うので、そういうのを噛みしめてやりたいと思います。ワールドカップの後、責任感をもたなければいけないという意識が一層強くなりましたし、ワールドカップで点を獲れたことが自信になったと思うので、それがセルティックで個人のパフォーマンスが上がった要因かと思います。(別調整は)リーグ戦で1回負傷交代したのが少しありますが、次の試合に向けて間に合うようにやっています。次のワールドカップへ向けて、まずは代表にしっかり定着するところと、チームでしっかりと結果を残す、その2つが大事ですし、ゴールやアシストという得点に関わるところが大事になってくると思っています。今日のWBCの試合(準決勝メキシコ戦)を見て本当にすごいと思いましたし、逆境の中からああいう力を出せるのは、日本サッカーもそうだと思うので、野球で優勝してもらって、そのあと僕たちがまたそういうのを見せられたらと思っています。

MF/FW 堂安律 選手(SCフライブルク/ドイツ)
今回、新鮮な気持ちで来ました。来る飛行機の中で「二十歳の時に初めて選ばれた気持ちでいこう」と、「初心に戻って向かおう」というのは意識してきました。コーチ陣もすごい経験のある人たちが来てくれたので、いろいろ学べると思いますし、本当にゼロからの気持ちでこのスタートラインに立っている気持ちです。毎トレーニングで「自分が1番だ」と見せられるように、本当にギラギラしてプレーしたいなと思います。全員がリーダーの気持ちでやらなくてはいけないと思うし、初招集の選手には難しいかもしれないですけど、ワールドカップを経験した選手は全員が「自分が引っ張る」という気持ちで来ていると思います。なあなあになるんじゃなくて、選手同士でも厳しい意見を言えるようなチームになりたいと思います。(クラブでの)ここ2試合はプレーは正直そんなに良くはないんですが、得点がついてきているので、いいことだと思います。悪いときに結果が出せるっていうのは良い選手の一つの証かなと思っているので、80分悪くても、『こいつがおれば、なんかチョンってやってくれるんじゃないか』とか、そういう監督からの期待で最後ピッチに残しておこうっていうのは、やっぱりあると思うので…。シュートの数の意識は前よりも高めてはいますし、ボックスに入っていく回数もすごく意識しています。最近3トップの一角で出る機会が多いので、かなりゴールに近めでプレーできていますし、サイドで張るのではなく、中に入っていくっていうのはかなり意識してやっています。

MF/FW 上田綺世 選手(セルクル・ブルージュ/ベルギー)
調子は悪くありません。リーグ戦での結果は、シーズンを通して自分がやってきたことが嚙み合ってきたのだと思います。求められていることだったり自分の武器だったりを見せるということは常に継続してきたことで、シーズンを通して継続してきたことで自分の武器だったり特徴をチームに理解してもらうことができて、それが少しずつ信頼に変わってパスも集まるようになっているのだと思います。今のチームのポジションでも色々吸収できることや新しい点の取り方を模索できると思うので、また新しい引き出しを持って1トップができると思います。代表に来たからいきなりいいパフォーマンスということはありません。継続の一環で、出せるパフォーマンスを全力で出して。それが結果に結びつくかつかないかというところだと思うので、結びつけられるように継続してトライするしかありません。今回、南米の強豪と試合をすること自体が自分たちの力を試すことになると思うので、自分もチームとしてもいろいろ挑戦して、いろいろ確かめられると思っています。

2023年3月24日(金) 19:30 キックオフ(予定) vs ウルグアイ代表
会場:東京都/国立競技場
大会情報はこちら

2023年3月28日(火) 19:20 キックオフ(予定) vs コロンビア代表
会場:大阪/ヨドコウ桜スタジアム
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