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大学生がJFA Passportへの施策をプレゼン~JFA×中央大学「アスパス!協働プロジェクト」最終回
2023年01月18日
日本サッカー協会が大学生とサッカー界の課題解決に取り組む「JFA Growth Strategist 中村憲剛プロジェクトリーダー企画 JFA×中央大学『アスパス!協働プロジェクト』」の最終回が1月16日(月)に中央大学多摩キャンパスで行われ、学生たちが施策案のプレゼンテーションを実施しました。
「サッカーファミリーを増やすために、JFA Passport(アプリ)を低関心層に知って使ってもらう」をテーマに、国際経営学部の木村剛教授のもと、講義やディスカッションを重ねながら提案を練ってきました。この日の発表では、学生たち自身が「低関心層だからこその視点」を大事にしながら、ポイント機能を活用して継続的にサッカーに興味を持ってもらう案や、メタバースやゲームを使って周囲とつながって盛り上がる策など、4グループから発表されました。
中村憲剛プロジェクトリーダーをはじめ、JFA役職員、アプリ開発に関わるスタッフからは、情熱のこもったプレゼンに対し、「JFA Passportの目的は一人ひとりとつながってニーズを汲み取り、コミュニケーションをとっていくこと。興味対象を経験すればするほど愛着がわくという考えが印象に残った」「ダウンロードするだけではなく継続して興味を持ってもらう策がよかった。体験を連携できる仕組みがさらにあれば」などフィードバックや今後に向けた考えが語られました。各グループから届いた提案を今後の活用に向けてJFA内で検討していきます。
一年間のプロジェクトを振り返り、ゼミのリーダーを務めた坂田優奈さんは、「サッカーに興味はなかったけれど、今では時間があるときにサッカー動画をあさるほど興味を持つようになりました。あらたなサッカーファンが増えたらいいなと心より思っています」と締めくくりました。
参加者コメント
中村憲剛 プロジェクトリーダー/JFA Growth Strategist
学生のみなさんが一生懸命取り組んでくれたことで熱量のあるものが生まれました。どのグループも個性があり、目的意識を持ってJFA Passportをどう届けるかを提示してくれた。この努力に感謝します。どのアイディアを取り入れるかをJFA内でしっかり検討して、サッカーファミリーを増やすきっかけとしたいと思いますし、みんなで積み重ねてコツコツやることが大事だなと感じています。彼らの日常や見ているものが違うからこそ、オリジナルな発想がこれだけ出る。とてもありがたいことです。こういう知恵に対して僕たちが肩肘を張らずに、柔軟に対応することで可能性が広がると気づくことができたのも大きかったです。
中村龍之介さん(中央大学国際経営学部3年)
プロジェクト開始時は何から手をつけていいかわかりませんでしたが、何回も何回もディスカッションを重ねて、確信を持てるまで準備してプレゼンテーションに臨みました。サッカーは世界中でものすごく人気があるスポーツですが、日本ではいろんなスポーツに焦点があたるようになってきて、人気が少し下がってきているのかなという現状があると思っていました。一番重視したのは、自分たちが低関心層であるからこその視点です。一年じっくり考えてきた結果なので、ひとつのアイディアでもいいので、活用を検討してもらえたら嬉しいです。
昨年のワールドカップで、僕自身は初めて「次のワールドカップが楽しみ」だと思いました。今回のように周りを巻き込んで一緒に盛り上がるような施策ができると、次のワールドカップに向けて盛り上がりが維持できると思います。
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