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電動車椅子もブラインドもまぜこぜウォーキングフットボールを開催!日本障がい者サッカー連盟が今年も「Warm Blueキャンペーン」に参加
2018年04月11日
4月2日(月)は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」で、毎年シンボルカラーの「青」で街を青く染める活動が行われています。一般社団法人日本障がい者サッカー連盟(JIFF)は、自閉症のみならず多様な障がいのある人、難病やLGBTなど、多様な人たちと共に「まぜこぜ」の心地よさを実感できる「Warm Blue キャンペーン」に参加し、3月31日(土)に神奈川県川崎市宮前区のフロンタウンさぎぬまで「JIFFまぜこぜスマイルサッカー」を開催しました。
今年は、新しい試みとして7つの障がい者サッカー選手と健常者の混合チームでウォーキングフットボール(歩くサッカー)を実施。総勢96名が参加し、参加者のほぼ半数は障がい者となり、全体の年齢層も10歳未満から70代までと言葉通り「まぜこぜ」での実施となりました。中でも、電動車椅子サッカー選手とブラインドサッカー選手が同じピッチでプレーするのは初めてで、全員が楽しめるように、ブラインドサッカーの音の出るボールを使用したり、シュート以外のキックはゴロにしたりする等、一部特別ルールに変更して試合を楽しみました。
当日は朝10時から、スタッフ・ボランティア20名ほどで設営を実施し、11時からはまぜこぜでのデモンストレーションを行い、ルールを確認。12時から15時の3時間の間に、各試合10分の全21試合を行い、最後に「青いもの」を身につけて全員で写真撮影を行いました。会場では終始、障がいの有無や年齢に関係なく参加者同士が交流する姿が見られました。運営側にも様々な気づきがあり、JIFFの理念である「広くサッカーを通じて、障がいの有無に関わらず、誰もがスポーツの価値を享受し、一人ひとりの個性が尊重される活力ある共生社会の創造」につながる充実したイベントとなりました。
参加者コメント
参加者の声(抜粋)
・様々な障がいを持つ人のすごいプレーを隣で感じることができ、いい経験になりました。
・障がいのことを忘れてみんなで力をあわせて戦っている実感がありました。
・初めて会った人同士で、さらに障がいの有無も様々でしたが、すごく楽しめました。
・もっとこのような機会をつくってほしい。次も参加したい。
知的障がい児の娘さんのお父さんより
「まぜこぜスマイルサッカー」に楽しく参加させていただきました。いつも外から応援している我々が、ピッチの中に入り、味方からパスをいただき、パスを味方に出すことができました。そして、1勝することもできました。家に帰ってもサッカーができたことに感謝し、興奮しながらつたない会話で盛り上がりました。こんなにすがすがしい気持ちになれたのは久しぶりです。多くの方に幸せを与えることのできる企画。是非、今後も続けていただければ幸いです。アメリカの小学校の体育館には”We are different, but each is special.”といった言葉が掲げてあるそうです。日本も障害が個性といえる社会になることを望んでいます。そして、私も自分の仕事や得意分野で皆が幸せになるように、運動を始めたいと思っております。お忙しい中企画してくれたスタッフの方々、やさしいボランティアの方々、参加者の皆様に感謝してもしきれません。お忙しい日々が続くと思います。ご自愛ください。