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「第15回EJDFAデフリーグ大会」を開催
2016年05月06日
「第15回EJDFAデフリーグ大会」(主管:東日本ろう者サッカー協会)が、4月29日(金・祝)と30日(土)の2日間、品川区大井ふ頭中央海浜公園 第二球技場で開催されました。
「伝わる目ヂカラ 広がる仲間 ~つながりを力に~」をテーマに、ろう者だけでなく健聴者や女性も交え、今回は中学生から53歳までの選手が、年に一度の今大会に参加しました。
より楽しめるよう、34歳以下と35歳以上の2つに分け、それぞれ4チームで戦い、交代も無制限とし、参加選手全員がプレー出来ました。
2日目の午後からは、恒例のデフキッズサッカーイベントが行われました。小学校高学年・低学年・幼児の3組に分かれ、52名の子ども達が、参加チームの選手やデフ日本代表選手らとともに約2時間、サッカーを楽しみました。
大会の結果は以下の通りです。
◆35歳以上のクラス
優勝 レジェンドドリームズ
準優勝 靜関隊
3位 十四代呑兵衛
4位 獺祭呑兵衛
◆34歳以下のクラス
優勝 したらワールド
準優勝 イビーヴェ新潟
3位 チバルサ
4位 UR.Spydy
参加者コメント
内田直樹 選手(チバルサ・代表)
普段は、月1回ペースでフットサルをしています。メンバーには家族持ちも多く、子ども達も一緒に楽しんでいます。今回は、東京デフフットボールクラブのメンバーとの交流の意味も含め、いつものメンバーと彼らとの混成チームで、大会に初参加しました。違った意味で楽しませてもらいました。来年もまた参加したいと思います。
野呂啓 選手(レジェンドドリームズ・代表)
今回初めて優勝することができ、とても嬉しく思います。全国ろうあ者体育大会の北海道チームで共に戦った仲間を中心に、元女子デフサッカー代表選手や長く我々とサッカーを楽しんで来た健聴者の選手も皆一緒に、2日間を楽しみました。このメンバーでこのようにサッカーができるのも年に1度なので、大会初日の夜も皆で楽しく杯を重ねました。そのせいで、前半ちょっと調子が出ませんでしたが、後半は動きも良くなってきて勝利しました。でも、この大会は1年に1回仲間が集い楽しくサッカーをする、ということが勝敗を超えた一番の目的と思って参加しています。
キッズサッカーイベント参加者コメント
安田拓海 君(明晴学園小3年)
こういうサッカーのイベントは初めてで、とても楽しかったです。ろう者サッカー日本代表選手と一緒にサッカーができて感激しました。またやりたいです。
安田薫 さん(安田拓海君お母様)
息子が、サッカー仲間から今日のイベントについて知り、本人の希望で参加しました。こんなに安心してのびのびやっているところは初めて見ました。是非続けてほしいと思います。
キッズサッカーイベントコーチコメント
河野翔 選手(デフサッカー日本代表)
今日は、このイベントのために来ました。自分の担当は小学校低学年の子ども達でした。毎回、参加しているのですが、学校で普段からサッカーをしている為か、毎年子ども達の技術が向上してきており驚かされます。将来性のある子供が増えているように感じます。子ども達に教えることは勿論簡単ではありませんが、ゆっくりしっかり向き合うことが大切だと考えています。