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【Match Report】フットサル日本代表、ウズベキスタンに逆転勝利で決勝進出を決める! AFCフットサルアジアカップクウェート2022 準決勝
2022年10月07日
8年ぶりのアジア制覇を目指すフットサル日本代表は、10月6日(木)にAFCフットサルアジアカップクウェート2022の準決勝でフットサルウズベキスタン代表と対戦しました。
準々決勝でホームの大歓声を受けるフットサルクウェート代表に勝利したウズベキスタンは、昨年のFIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021を戦ったメンバーが数多く残っており、今回の優勝候補にも挙げられるチームです。
木暮賢一郎監督は、GKピレス・イゴール選手、FP水谷颯真選手、吉川智貴選手、オリベイラ・アルトゥール選手、平田ネトアントニオマサノリ選手をスターティングファイブとしてピッチに送り出しました。
日本は開始直後から攻め込み、開始18秒で平田選手が左サイドからゴールを狙いましたが、ボールは惜しくもゴールポストをたたきます。その後もウズベキスタンを相手に攻勢の試合運びを見せた日本は、第1ピリオド5分のFKのチャンスでもアルトゥール選手のシュートをGKが後方に弾きましたが、ゴールラインを割る前に相手GKが抑えて得点になりません。
その後も日本は水谷選手のシュートがポストをたたき、16分のクレパウジ・ヴィニシウス選手のシュートもクロスバーに嫌われるなど、チャンスをものにできません。ほとんどウズベキスタンにチャンスを作らせなかった日本ですが、17分に左サイドを突破されると、折り返しを決められて先制点を奪われます。
木暮監督は選手とシステムを変えることで目先を変えて、ウズベキスタンの守備をかく乱します。しかし、18分に金澤空選手の鋭いラストパスに上村充哉選手が詰めた場面でもボールは左ポストに当たり、日本は0-1で試合を折り返しました。
相手を圧倒しながらも点を取れなかった日本ですが、待望のゴールが第2ピリオド3分に決まります。右サイドで得たキックインを受けたアルトゥール選手が中央にボールを運んでシュートを決めて同点に追い付きます。さらに30分にも日本は、左サイドのCKからデザインされたプレーでウズベキスタンの守備を翻弄すると、最後は金澤選手が2試合連続となるゴールを決めて、2-1と逆転に成功しました。
順調な試合運びを見せていた日本でしたが、逆転直後の31分にGKイゴール選手が足を負傷。GK黒本ギレルメ選手が初戦のサウジアラビア戦以来4試合ぶりにピッチに立ちました。ウズベキスタンは残り6分間、パワープレーを仕掛けてきましたが、黒本選手が連続セーブでゴールを守ります。2-1のまま試合は終了、日本は2大会連続の決勝進出を果たしました。プレイヤー・オブ・ザ・マッチには、途中出場ながらゴールを死守したGK黒本選手が選出されました。
この試合の後に行われた準決勝もう1試合でイランが5-0でタイに勝利したため、日本は8日(土)にイランと決勝を戦うことが決まりました。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
第1ピリオドは試合の入りも良かったですし、チャンスもつくれ、いくつかの新しい組み合わせを用いた中でも、うまく選手たちが表現してくれたと思います。ただ、その内容とスコアの動きは逆をいくように0-1でしたが、毎試合の経験が選手たちを非常にタフにしてくれています。ハーフタイムの雰囲気、選手たちの表情も、必ず逆転できるといったものが出ていたので、選手たちが頼もしくなりました。素晴らしい選手たちとこの大会を一緒に過ごすことができて、監督として非常に幸せです。
GK #2 黒本ギレルメ 選手(立川アスレティックFC)
韓国戦以降も自分が出る、出ないに関わらず準備はしていましたが、イゴール選手も今まで素晴らしかったですし、あのタイミングで出番が来るとは思っていませんでした。それでも相手の出方は分かっていましたし、リードをしていたので攻撃面よりも、しっかり守ることを意識しました。シュートを連続で止めた場面は、正直、なぜ止められたのか自分でも説明できませんが、チームの勝利に貢献できて本当にうれしく思います。
FP #7 金澤空 選手(立川アスレティックFC)
1点ビハインドで前半を折り返しましたが、今大会はそういう場面が何度もありましたし、本当にチーム全員が勝利を信じていて、誰も焦ることなく後半に入れたことが逆転につながったと思います。普段と違うスピードの相手もいますが、しっかり我慢強く守っていけば、チャンスが回ってくることは、今大会を通して経験しています。決勝戦も本当に難しい試合になると思いますが、ここまでの経験を自信に変えて戦いたいです。
FP #13 長坂拓海 選手(バルドラール浦安)
僕が出場するときは、他のピヴォの2人と違う役割があることは分かっています。たまたま失点して0-1のときに出ることになりましたが、やることは変わりません。スムーズにボールも回せましたし、得点こそなかったものの、チャンスもつくれたと思います。浦安の小宮山友祐監督にも「イランは別物」と言われていましたし、決勝で戦えるのは楽しみです。試合に出る、出ない、出場時間が長い、短いに関わらず、とにかく僕は準備をするだけなので、良い状態で決勝を迎えられるようにしたいと思います。
ハイライト
YouTube(AFC):#ACFutsal2022 - Semi-finals | Uzbekistan 1 - 2 Japan
AFCフットサルアジアカップクウェート2022
大会期間:2022年9月27日(火)~2022月10月8日(土)
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