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【Match Report】フットサル日本代表 香港相手に11-2で公式戦白星スタート ~AFCフットサルアジアカップクウェート2022予選
2022年05月19日
AFCフットサルアジアカップクウェート2022予選(東地区)
2022年5月18日(水) KO時間 17:00(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Kompleks Sukan Shah Alam(マレーシア/シャーアラム)
フットサル日本代表 11-2(前半5-1、後半6-1)フットサル香港代表
得点
1分 失点(フットサル香港代表)
2分 クレパウジ・ヴィニシウス(フットサル日本代表)
3分 金澤空(フットサル日本代表)
6分 内田隼太(フットサル日本代表)
12分 上村充哉(フットサル日本代表)
20分 吉川智貴(フットサル日本代表)
24分 上村充哉(フットサル日本代表)
28分 オリベイラ・アルトゥール(フットサル日本代表)
28分 クレパウジ・ヴィニシウス(フットサル日本代表)
30分 クレパウジ・ヴィニシウス(フットサル日本代表)
31分 堤優太(フットサル日本代表)
37分 失点(フットサル香港代表)
40分 毛利元亮(フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:黒本ギレルメ
FP:平田ネトアントニオマサノリ、金澤空、クレパウジ・ヴィニシウス、オリベイラ・アルトゥール©
サブメンバー
GK:高見政顕
FP:内田隼太、加藤未渚実、吉川智貴、堤優太、本石猛裕、原田快、毛利元亮、上村充哉
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:なし
マッチレポート
9月に開催されるAFCフットサルアジアカップクウェート2022の出場権をかけた東地区予選が開幕し、フットサル日本代表は香港を相手にクレパウジ・ヴィニシウス選手のハットトリックを含む大量11得点で、大事な初戦に勝利しました。
木暮賢一郎監督のもと新体制となり、多くの選手にとって初の公式戦となったこの試合。暑さの厳しいアリーナで、全員で声をかけあいながら良い雰囲気でウォーミングアップを行い、キックオフの瞬間に備えました。試合前のミーティングで木暮監督は「過去にAFC大会やFIFA大会に出場した選手はいるが2014年を最後に過去8年間日本代表はアジアチャンピオンになれていないし、ここにいる全員がこのカテゴリーでアジアチャンピオンになっていないことを忘れてはいけない。2024年のFIFAフットサルワールドカップまで今年を含めたった2回しかアジアチャンピオンになるチャンスはない。チーム結成の最初のミーティングで伝えた内容を思い出して、今日から始まる東地区予選をしっかりと闘おう」と伝えました。
第1ピリオドのスタートはGKに黒本ギレルメ選手、FPにはキャプテンマークを巻いたオリベイラ・アルトゥール選手と金澤空選手、クレパウジ・ヴィニシウス選手、平田ネトアントニオマサノリ選手が送り込まれました。最初の公式戦であり少し慎重に試合を運んでいた日本でしたが、開始1分で相手のキックインから先制点を許します。ウォーミングアップから気合の入っていた香港はベンチ含めて喜びを爆発させ、追加点を奪おうと積極的な姿勢を見せてきます。しかし、日本代表は動揺することなくゲームを展開していくと失点1分後、今度はヴィニシウス選手が味方のパスに合わせてゴールを奪い同点とします。追いついてからは本来のプレーを取り戻し、立て続けに得点を奪います。3分には前線で平田選手のキープからボール受けた味方選手のシュート性のパスをゴールポスト横に詰めた金澤選手がしっかりと合わせて逆転すると、6分には日本代表の特徴でもあるGKを使った攻撃で黒本選手からパスを受けた内田隼太選手が中央へカットインして振り抜いたシュートが相手GKの手を弾き、3点目を奪います。12分には自陣からしっかりと組み立てて相手コートに侵入し、味方の落としのパスに反応した上村充哉選手が豪快なシュートでゴールを奪うと、第1ピリオド終了間際には相手のプレスに耐えながらボールをキープした吉川智貴選手が相手を背負った状況から上手く反転して目の覚めるような強烈なシュートでゴールネットを揺らし、5-1で第1ピリオドを終えます。
ハーフタイム、木暮監督は「どんな相手に対しても日本代表選手として質の高いプレーをしよう。この会場に応援に来てくれているサポーターのため、そして試合を観ることができない日本にいるサポーターや自分自身の家族、大切な人にとって、一番客観的な『得点』というかたちで結果を示そう」と檄を飛ばします。
第2ピリオドは高見政顕選手がゴールマウスに立ちはだかり、フィールドの選手たちは攻撃の手を緩めることなく相手ゴールに迫っていきます。24分、コーナーキックでマイナス方向のパスを受けた上村選手がグラウンダーのシュートをゴールに流し込んで追加点。28分には平田選手が左サイドでゆっくりとしたドリブルからのミドルシュートを放ち相手GKが弾きますが、ゴール前に詰めていたアルトゥール選手が押し込むと、その直後にもヴィニシウス選手が追加点を奪ってスコアを8-1とします。順調に得点を奪っていく日本でしたが、30分にアルトゥール選手がイエローカードをもらい、10分を残して5ファールとなってしまいます。しかし、その直後にもヴィニシウス選手がコーナーキックの展開から得点を奪ってハットトリックを達成すると、31分には相手ボールを奪った毛利元亮選手から右サイドを駆け上がった堤優太選手が相手を一人交わしてシュートを決めて10-1とします。しかしその後は日本代表が立て続けにファールを取られ、相手に2度の第2PKを与えます。1回目は得点を許したものの、2回目は再度集中した高見選手が左手でシュートを弾き、追加点を許しません。試合終了間際には右サイドの加藤未渚実選手が左サイドで待ち構えていた毛利選手にパスを送ってしっかりと得点を奪い、最終スコアを11-2として、白星発進としました。
チームは休みを挟むことなくモンゴル、韓国、チャイニーズ・タイペイとの3連戦に臨みます。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
我々にとって初の公式戦を勝利で終える事ができ、喜びを感じています。14人中12人の選手が初のAFC予選であり、半数くらいの選手が代表としての公式戦初キャップでしたので、おめでとうと伝えたいと思います。またマレーシアまで応援に来ていただいたファンの皆さまやメディアの方々にも感謝しています。4連戦というハードなスケジュールにおいて、選手たちのモチベーションになることは間違いないと思います。
我々の目標は、今年9月のAFCアジアカップ出場権を獲得し、予選が行われている東地区において日本代表の強さを示すことです。次のモンゴルとの試合を控えていますので、日本からも応援をよろしくお願いします。
GK #2 黒本ギレルメ 選手(立川アスレティックFC)
皆さんの応援に感謝しています。この試合が公式戦デビューでした。なによりも嬉しいです。失点が悔しいですが勝利できて良かったと思います。次のモンゴル戦に向けてしっかり身体を休めて良い準備をしたいと思います。
FIXO #5 オリベイラ・アルトゥール 選手(名古屋オーシャンズ)
初戦にしっかり勝つことができてとても良かったです。まだまだ修正しないといけないところが多いですが、この大会でしっかり勝てるようにチーム一丸となって成長していきたいです。
ALA #10 クレパウジ・ヴィニシウス 選手(ペスカドーラ町田)
日本に来てからここまでサポートしてくれた全ての人の顔を思い出しながら今日はロッカーに入りました。試合序盤は緊張もあり先制点を奪われてしまいましたが、その後はしっかりと集中して良いリズムで試合を進めることができたと思います。帰化してからの5年間、フットサル日本代表の選手としてプレーする機会をずっと待っていました。自分にとって初めての公式戦でハットトリックを達成することができて、今日という日がとても幸せな日になりました。
FIXO #14 上村充哉 選手(立川アスレティックFC)
アジアカップ予選が始まり、初戦は11-2で勝利することができました。現地まで応援に駆けつけてくれた皆さま、日本から応援してくれた皆さま、ありがとうございます。どんな状況でも常に結果を出すこと、そして成長し続けられるように明日の試合も頑張りたいと思います。
AFCフットサルアジアカップ2022東地区予選
大会期間:2022/5/17(火)~2022/5/21(土)
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