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立川・府中がホーム開幕戦で勝利、名古屋は無傷の6連勝【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2020年10月13日

立川・府中がホーム開幕戦で勝利、名古屋は無傷の6連勝【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の5試合が、10月9日(金)、11日(日)に行われました。
前週の試合で今季初勝利を挙げた立川・府中アスレティックFCは、連勝を目指しホーム開幕戦に湘南ベルマーレを迎えました。序盤から激しい攻防戦が繰り広げられ、開始3分、立川・府中が決定的なチャンスを作ります。後方からのパスを受けた上村充哉選手がループシュートを放つと、これがポストを叩きボールがゴール前に転がります。これを上村選手が再度ゴールに蹴りこみますが、湘南GKフィウーザ選手の好セーブに阻まれ得点することができません。その後も両者ともにチャンスを作る中、試合を動かしたのはアウェイの湘南。16分、ロドリゴ選手の強烈なシュートを立川・府中GK黒本ギレルメ選手がはじいたところに林田フェリペ良孝選手が詰め、先制に成功します。しかし、そのわずか45秒後、ジョー選手のシュートをゴール前の内田隼太選手が触りコースを変えてゴール。立川・府中が同点に追いつきます。1対1で迎えた第2ピリオドは、さらに引き締まった展開になります。28分、湘南のパスミスを見逃さず、ボールを拾った上村選手が自らシュートを突き刺し、立川・府中が逆転に成功します。1点を追う湘南は3分を残しロドリゴ選手をGKに置いたパワープレーで得点を狙いますが、追撃及ばず試合終了。立川・府中がホーム開幕戦で勝利を収めました。
昨季年間優勝を果たした名古屋オーシャンズと、リーグ戦2位でプレーオフに出場し、決勝で名古屋に敗れたバサジィ大分が、今季初めての対戦を迎えました。ここまで5連勝の名古屋は、その勢いのまま積極的にゴールを狙いますが、大分も集中した守備でゴールを守り、反撃のチャンスを狙います。16分、吉川智貴選手のゴールで先制に成功した名古屋は、第2ピリオド序盤にも吉川選手がこぼれ球を押し込み2点をリードします。そのわずか17秒後にゴール前の混戦から1点を返した大分は、少ないチャンスの中で追加点を狙いますが、その後はスコアは動かず1対2で名古屋が勝利。開幕6連勝を収めています。
今季は新型コロナウイルス感染症の影響で開幕が遅れ、2回戦総当たり22試合で優勝を争うF1リーグ。既に勝点18を獲得している名古屋の独走を止めるチームは現れるのか、今後のリーグ戦にも注目です。

監督コメント

山田マルコス勇慈 監督(立川・府中アスレティックFC)
湘南との試合は、いつもシーソーゲームになります。ただ、(9月末に行われた)シュライカー大阪戦あたりからチームが一気に成長し、トレーニングでよかったところをピッチで出せるようになってきたと感じています。昨季から逆転勝利がなく、精神的に揺れてしまうと取り戻せないパターンが多かったですが、試合の中で慌てなくなりました。今回も先制点を取れなかったことは課題ですが、自分たちに流れが来たときにしっかり得点を奪えたことが以前と異なる点だと思います。これからの立川・府中は、どんなに強い相手に対しても最適な攻撃とパフォーマンスが出せるという手応えを感じました。
(リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ)
つらい時期もありましたが、いつも応援をしてくれてありがとうございます。これから立川・府中は、もっともっと皆さんに喜びを与えたいと思います。変わらず応援をよろしくお願いします。

奥村敬人 監督(湘南ベルマーレ)
昨季、立川・府中には2試合で悔しい負け方をしました。全員がそのリベンジに燃える気持ちで、立川に乗り込みました。こういった痺れる展開の試合を勝ち切れないと、上には上がれないと痛感したゲームでした。立ち上がりに立川・府中の圧力に押されピンチを作ってしまいましたが、GKのフィウーザを中心によく守ってくれて自分たちのペースを取り戻すことができました。カウンターでもチャンスを作りましたが、同点で第2ピリオドに入り自分たちのミスから決勝点を献上してしまったので、そういったところがもうひとつ上に上がれない要因だと感じました。今季のFリーグは、独走している名古屋オーシャンズ以外のチームが混戦となっていて、このような試合で勝てないと名古屋に追随し、混戦を抜け出すことは難しいと感じています。もっと細部から見直していかないとこの先はないと選手たちも感じたと思うので、来週のホームゲームでは絶対に連敗しないという意識を全員が持って臨めるかが大切になってくると思います。
(リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ)
いつもABEMAを視聴してくださって、ありがとうございます。画面を通してフットサルの魅力を伝えていかないといけないと思うので、もっとアグレッシブに臨場感のあるプレーを届けられるように精進していきます。これからも応援よろしくお願いします。

選手コメント

上村充哉 選手(立川・府中アスレティックFC)
これまで逆転勝利が少なかったので、今季は逆転できていることはいいことだと思います。ですが、まだ6試合で一度も先制点を取っていないので、試合の入り方や決めるべきところで決めるなどが変わっていれば、もう少し違ったゲームになったはずです。湘南は走るチームで、その湘南に走り負けなかったことはよかった点だと思っています。
(リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ)
今はリモートマッチですが、「早く会場に行きたい」と思ってもらえるような試合をできるよう頑張るので、引き続き応援をよろしくお願いします。

上原拓也 選手(湘南ベルマーレ)
負けてしまいましたが、自分たちのやっているフットサルは悪くなかったと思います。全員が相手に向かい、強度を持ってプレーできていたのはよかった点だと思います。この試合では自分たちが相手のミスを突ききれず、逆にミスを突かれてしまいました。フットサルやサッカーのような相手のミスを突くスポーツで、立川・府中のようなミスを見逃さないプレーはさすがだと思いました。次の試合にしっかりと切り替えて、小田原アリーナでのホームゲームで連敗しないようにチーム全体で向かっていきたいと思います。
(リモートマッチの中継を見ながら応援してくれた方に向けてのメッセージ)
SNSなどでも、試合を見たというコメントを多く目にします。ABEMAで全試合が放送される環境、放送を見てくださっている皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。僕たちはプレーで人々を魅了し、フットサルをもっと注目されるスポーツにしていかないといけません。プライドを持ってプレーし、皆さんを喜ばせられるように頑張りたいと思います。

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