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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐キッズの取り組み(秋田県サッカー協会)
2015年09月28日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回にわたり、キッズの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2015年9月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
キッズの取り組み~秋田県サッカー協会
高橋淳 キッズ委員会 委員長
「種別・業種の垣根を越えたキッズの取り組み」
秋田県のキッズプロジェクトは2004年にスタートし、1年に数回程度実施してきました。現在はほぼ毎日、幼児施設の巡回指導を行っており、キッズフェスティバルやエリート活動も年間を通して県内全域で開催しています。これらの活動を支えるスタッフを確保するため、巡回指導やキッズフェスティバルにおいて、保育の専門学校と連携し学生の参加を促しています。また、その学校で学生のスキルアップを兼ねて毎年キッズリーダー養成講習会を開催しています。そして、キッズフェスティバルとキッズ年代の大会、エリート活動においては、2種の選手が運営スタッフや審判、コーチなどさまざまな形で参加しています。自身が幼い頃に体験したことを逆の立場から体感し、関わることや教えることの楽しさを感じてもらいたいと考えています。
視点を変えた取り組みとしては、子どもたちの遊ぶ環境を整備するため、「JFAグリーンプロジェクト」を活用し、ティフトンのポット苗を植えて幼児施設の緑化を進めています。以前から幼児施設や大学のグラウンドの緑化に努めてきましたが、今年度は巡回指導先の2つの保育園の園庭を整備しました。整備の際は地元テレビに取材を依頼し、本県サッカー協会の関係者をはじめ、先生や子どもたちが一緒にポット苗を植える様子を周知させました。先生方の話では、子どもたちは自分の手で苗を植えてから草木や虫に優しくなり、芝生を大切に育てているそうです。
育成プロジェクトでは、一貫性のある指導と、指導者の連携強化を図っています。これまでもユース部会や技術委員会でキッズ委員会の事業内容や現状を報告させていただき、他種別の指導者の理解・協力を得てきました。また、昨年度の秋田県フットボールカンファレンスで、さらに多くの関係者や関心のある方々に広くキッズプロジェクトを知っていただくことができました。
そしてその熱い思いを形にすべく、今年7月には「グラスルーツフェスティバル」を開催しました。キッズ関係者のみならず各種別の指導者が参加し、前日にJFAの指導者によるレクチャーを受けながらリハーサルを実施したこともあって、充実したフェスティバルを行うことができました。これにより、指導者間の意見交換が一層円滑になり、連携意識が培われたように感じています。今後はさらにステップアップし、種別の枠を超えて子どもたちにとってより良い環境を築き上げたいと考えています。
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