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2023年度 JFA第9回理事会を開催
2023年09月22日
日本サッカー協会(JFA)は9月21日、JFAハウスとオンラインで第9回理事会を開催しました。
理事会では、「JFAフットボールエージェント規則」を制定することが決まったほか、同規則に関連する「フットボールエージェントの国内的紛争事案の解決に関する規則」を新設することなどが決定しました。
昨年12月16日に行われた国際サッカー連盟(FIFA)のカウンシルで「FIFAフットボールエージェント規則」が改正され、今年10月1日から新たな制度が導入されます。これにより、エージェント活動を行う者に対してFIFAが発行するライセンスの取得が義務付けられることになり、同時に現行の仲介人制度がこの9月30日をもって廃止となります。
FIFAに加盟する各国協会/連盟は、国内取引に適用される国内規則を制定する義務を負うため、これに対応し「JFAフットボールエージェント規則」を制定することになりました。
また、神奈川県川崎市を拠点に活動するさぎぬまサッカークラブを特別表彰することも決定しました。
さぎぬまサッカークラブは、FIFAワールドカップカタール2022で活躍したSAMURAI BLUE(日本代表)の権田修一(清水エスパルス)、板倉滉(ボルシアMG)、三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)、田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)の4選手が小学生時代に在籍していたクラブで、権田選手を除く3選手は小学校卒業前に他クラブに移籍し、その後も4選手は国内外の有力クラブで目覚ましい活躍を見せています。
同クラブは、移籍の自由など「プレーヤーズファースト(選手にとっての最善を考える)」を方針に掲げ、長年にわたって選手の育成に取り組んできました。選手らのさらなる成長のためにより充実した場を与え、日本代表として成長する道筋をつけたことはもちろん、同ワールドカップにおける4選手の活躍によって地域の活性化に寄与したことは、JFAが推し進める“タウンクラブの姿が体現された顕著な例”として高く評価するもので、今回の特別表彰となりました。
さぎぬまサッカークラブの特別表彰に加え、FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023の決勝戦で第4の審判員にアポイントされた山下良美氏に表彰状の授与と記念品を贈呈することが報告されました。
その他、第19回アジア競技大会(2022/杭州)に臨む日本女子代表チームのコーチングスタッフ体制について報告され、同大会の女子サッカー競技の日程がなでしこジャパン(日本女子代表)の活動期間と重複することから、日本女子代表チームは、狩野倫久監督、岡本三代コーチ、小林忍GKコーチのコーチングスタッフ体制でアジア競技大会に臨むこととなりました。
また、天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会ラウンド16(4回戦/8月2日)で発生した浦和レッズサポーターによる複数の違反行為について、新たに4人のサポーターを無期限の入場禁止とすることが報告されました。
規律委員会からの報告事項として、天皇杯3回戦(7月12日)のFC東京対東京ヴェルディ戦が行われた味の素スタジアムでFC東京のサポーター数人が花火と発煙筒を使用した件について、この被害の発生・拡大の防止と観客や選手らの安全を確保するための適切な措置を取らなかったとして、FC東京に罰金500万円とけん責(始末書の提出)処分を科しました。
また、前述した天皇杯ラウンド16における浦和レッズの一部サポーターの違反行為についても、違反行為を阻止できなかったほか、当該者を即刻退去させるなど適切な措置を講じなかったとして浦和レッドダイヤモンズに対して2024年度の天皇杯への参加資格の剥奪とけん責(始末書の提出)の懲罰が科されたことが報告されました。
第9回JFA理事会の詳しい資料は、(こちら)をご覧ください。
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