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西野朗氏、岡田武史氏、佐々木則夫氏が日本サッカー殿堂に掲額 ~第16回日本サッカー殿堂~
2019年09月26日
日本サッカー協会(JFA)は創立記念日の9月10日、名誉総裁高円宮妃殿下ご臨席の下、JFAハウスで「第16回日本サッカー殿堂掲額式典」を開催しました。
今回、日本サッカー殿堂に掲額されたのは、前日本代表監督で、現在、タイ代表監督を務める西野朗氏、元日本代表監督で、FC今治.夢スポーツの代表取締役会長の岡田武史氏、前日本女子代表監督でJFA理事を務める佐々木則夫氏の3人です。
掲額式典には、岡田、佐々木両氏が出席。西野氏は、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選のため出席できず、映像で喜びのメッセージを伝えました。
公益財団法人日本サッカー協会名誉総裁 高円宮妃殿下 要旨
西野朗さん、岡田武史さん、佐々木則夫さんが掲額されましたこと、心よりお祝いいたします。
西野さん、岡田さんは「日本代表」、佐々木さんは「なでしこジャパン」の監督でいらっしゃいました。
代表チームの監督は、個々の優秀な選手を集めどういうチームを構成していくか、限られた時間の中で相手チームの分析もし、どういう戦略をたて、どのように戦っていくかという決断力が必要です。日本を代表するチームを率いるという責任があり、そのプレッシャーも大変なものだと思います。しかし、3人の方は、それを乗り越えていらっしゃいました。
私は日本がFIFAワールドカップにおいて、世界一に輝く日がくるのは、決して夢ではないと思っております。またヨーロッパ、南米といったサッカーの先進国から代表監督就任要請があるような日本人指導者が現れて、活躍する日も遠くはないのではないかと期待しております。
本日3人の方が、殿堂に掲額されたことにより、様々な人々の励みとなり、日本サッカーがますます活性化することを願っております。
掲額者コメント
岡田武史 氏
子どものころはプロ野球選手になりたいと思っていました。南海ホークスの子ども会に入っていたくらいです。だから、サッカーはあんまりうまくないんです。古河電工サッカー部(ジェフユナイテッド千葉の前身)に入ったのは、社長になりたいと思ったからです。後がつかえてるから引退してくれと言われ、選手として最後を迎えました。会社の業務をやろうとしていたら人事部付でコーチになれと言われ、またサッカーの現場に戻ってしまいました。当時はプロができるかどうかはっきりしていない時代でしたので、そのうち会社に戻ろうかと思っていました。
今日から始まる予選(FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選)に出場する日本代表について私が発言するのもどうかと思いますが、ここまで「個」で通用する代表チームはなかったと思います。ただ、個のチームは、やりようによっては抑えられてしまう。しかし、今の日本代表は研究されたとしても破れるだけの力がある。最終予選で研究され尽くしたとしても、森保一監督ならやってくれると期待しています。面白いし、ワクワクするチームになっていると思います。
佐々木則夫 氏
日本女子代表が予選も突破できない状況下、大橋浩司監督(当時)がコーチに呼んでくれてJヴィレッジに合宿を見に行ったとき、こういったチームなら1番になれるのではないかと思いました。今までNTT関東や大宮アルディージャユースなどで指導していましたが、大宮は県内で3、4番手の選手たちが集まり、NTTはサラリーマンが中心となって活動していました。そういったところでずっと指導してきたので、女子のスタイルと合うのではないか、一助になれるのではないかと思いました。1年待っていただき、大橋監督と共にやってみようと思い、コーチを引き受けました。
家族のサポートもあり、監督になれたことに感謝しております。
来年の東京オリンピックでは、ぜひ高倉麻子監督にメダルを取ってほしい。そうすれば、日本の女子サッカーがまた盛り上がっていくでしょう。私もバックヤードで貢献していきたいと思っております。
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