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「(仮称)JFAナショナルフットボールセンター」起工式を開催
2018年10月15日
(仮称)JFAナショナルフットボールセンターの建設予定地である千葉県千葉市の県立幕張海浜公園内で14日(日)、同センター建設計画の安全祈願祭および起工式を執り行いました。
今年4月より建設予定地の解体工事が開始され、その終了をもって起工式を迎えた同センターは今後、本格的な建設に着手し、2019年12月の完成、そして2020年3月の運用開始を目指します。
約12万3500㎡の敷地内には、天然芝ピッチ2面と人工芝ピッチ2面、クラブハウス、フットサルアリーナなどを整備。代表チームの強化や選手育成、指導者や審判員の養成や国内外に情報を発信する日本サッカーのヘッドクオーター(司令部)として、また、地域住民やサッカーファミリーの交流の場、健康増進の場としての役割も期待されています。
安全祈願祭には、日本サッカー協会および千葉県サッカー協会、設計監理者の株式会社三菱地所設計・戸田建設株式会社一級建築士事務所設計共同体、施工者の戸田建設株式会社、人工芝ピッチ施工者の東亜道路工業株式会社、コンストラクションマネジメントの株式会社山下PMC・株式会社オオバCM共同体の出席のもと、工事の安全と無事を祈願しました。
起工式には、田嶋幸三JFA会長をはじめ、千葉県の森田健作知事、千葉市の熊谷俊人市長ら関係者約65人が出席。事業主を代表してあいさつに立った田嶋会長は「日本代表チームが強くなることで人々に勇気や希望、感動をもたらす。私たちはこれをJFAのビジョンで謳っています。そのためにはソフト、ハード両面において世界基準になることが必要で、自前のフットボールセンターを持つことを長年の夢としていました」と話しました。また過去に千葉ロッテマリーンズのファンクラブに入っていたことを明かし、「その際は妻と子供二人の四人でいつもマリンスタジアムに来て応援していました。そこでファンサービスなど多くを学び、サッカー界に生かさせてもらいました。(隣接した)そのスタジアムと一緒になってできることを光栄に思います」と喜びを語りました。
建設工事には千数百名の関係者が関わります。建設を担当する戸田建設株式会社には、田嶋会長から工事の安全と感謝を込めて、JFAのスローガン「DREAM 夢があるから強くなる」のステッカーが手渡され、起工式の最後には鍬入れを行って工事の安全を祈願しました。
事業名称 | (仮称)JFAナショナルフットボールセンター建設計画 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
計画地 | 千葉県千葉市美浜区美浜1-1 幕張海浜公園内 | ||||||
敷地面積 | 123,518.27㎡ | ||||||
主な施設 | クラブ ハウス棟 | フットサルアリーナ棟 | 天然芝 | 芝・外構管理棟 | 人工芝 | ||
Aピッチ | Bピッチ | Cピッチ | Dピッチ | ||||
建築面積 | 2,886.69㎡ | 1713.84㎡ | - | - | 392.04㎡ | - | - |
延べ床面積 | 4,319.13㎡ | 1581.78㎡ | 12,514.74㎡ (120m×82m) |
15,476.35㎡ (140m×80m) |
392.04㎡ | 10,035.77㎡ (113m×80m) |
10,035.77㎡ (113m×80m) |
階数 | 地上2階 /地下なし |
地上1階 /地下なし |
ー | ー | 地上1階/地下なし | ー | ー |
着工(予定) | 2018年10月 | ||||||
竣工(予定) | 2019年12月 | ||||||
コンストラクションマネジメント | (株)山下PMC・(株)オオバCM共同体 | ||||||
設計監理 | (株)三菱地所設計・戸田建設(株)一級建築士事務所設計共同体 | 東亜道路工業(株) 芝:積水樹脂(株) 照明:(株)ソディックLED |
|||||
施工 | 戸田建設(株)千葉支店 |
完成イメージ
出席者コメント
田嶋幸三 日本サッカー協会 会長
(仮称)JFAナショナルフットボールセンターは日本代表の拠点であり、代表選手の強化、選手の育成、指導者・審判員の養成が行われます。サッカーの最新情報を収集、分析し、サッカーに関わるあらゆる知見を集約することで国内外に発信する機能を有するフットボールセンターとなります。日本代表を核に多くのサッカーファミリーや地域のスポーツ愛好家の皆さまが集い、スポーツコミュニティをつくっていただく場にしたいと考えています。JFAは2021年に創立100周年を迎えます。長い歴史の中で多くの先輩たちが培ってくださったサッカー界、そしてスポーツ界の歴史を次の100年にしっかりとつなげていきたい。「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」というJFAの理念をしっかりと進めていけるよう、サッカーファミリー全体でこの施設を活用していきます。
森田健作 千葉県知事
今日のこの日を迎えられたのはJFAの役職員の皆さん、工事関係者の皆さんのご尽力、地元の皆さまのご理解、ご協力の賜物と心からの敬意を表します。(仮称)JFAナショナルフットボールセンターは日本サッカーの最重要拠点になります。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでは7競技が幕張メッセで行われ、多くの選手団、そして国内外からの観光客の来訪が見込まれています。私はこれを機にサッカーの素晴らしさ、千葉の魅力を大いにPRしてまいりたいと思います。心からお祝い申し上げます。
熊谷俊人 千葉市長
(仮称)JFAナショナルフットボールセンターの起工式、おめでとうございます。担当の皆様方が事業計画を詰めていかれる状況を拝聴し、いろいろな意見交換をさせてもらいましたので、この日が来たことを大変嬉しく思っています。千葉市においても、同センターができることで、代表チームはもとより、審判員や指導者といったサッカーを支えるさまざまな人材が育成されることに注目しています。連携を密にして、千葉市にサッカー文化、さらにはスポーツ文化が真に根付くように取り組んでいきたいと思っています。我々は日本で一番長い人工海浜を有する都市として、「海辺のグランドデザイン」を策定し、海辺の活性化に取り組んでいます。幕張海浜公園のエリアは、ZOZOマリンスタジアムと同センターを含め「ボールパークの海辺ゾーン」として、賑わい施設も含めて連携していくことで、この幕張から海辺の活性化の起爆剤にしていっていただけたら大変うれしく思います。
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