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熊本県でサッカーファミリータウンミーティングを開催
2017年10月11日
日本サッカー協会(JFA)が全国47都道府県サッカー協会と共同で実施している「JFAサッカーファミリータウンミーティング」が10月8日(日)、熊本県益城町で開催されました。「JFAサッカーファミリータウンミーティング」では、サッカーの現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、現場からさまざまな声を直接お聞きし、意見交換を行っています。
全国で35番目の開催地となった熊本県の会場には、約90人の参加者が集まりました。熊本県サッカー協会の田川憲生会長が「サッカーの現場で起きていることをより深く理解し、より一層盛り上げていけるよう、今日は皆さんの思いやご意見、ご要望を積極的に発言してもらいたい。参加者の皆さんのサッカーに対する思いが実現するような会にしたい」と挨拶し、会はスタート。まずはJFA田嶋幸三会長によるプレゼンテーションで、日本サッカーの歴史や現在抱える課題、重点的に取り組んでいる内容について共有しました。その後、参加者から質問や要望を募り、田嶋会長がひとつひとつ答えていく質疑応答の時間が設けられ、熊本地震の被災地にある「益城ルネサンス熊本FC」の女子選手が質問をするなど、活発な意見交換が行われました。
天草出身で4歳まで熊本で過ごした田嶋会長は、技術委員長時代に指導者養成の改革を実験的に行ったエピソードを紹介し、改めて熊本への感謝の気持ちを示すとともに、「ロアッソ熊本がいつかはJリーグで優勝し、アジアや世界へ出ていくような成長を見守ってほしい。その受け皿が整ってきたように思う」と熊本県のサッカーの発展への期待を述べました。
また今回、タウンミーティングでは初めてとなる手話通訳を導入。より多くのサッカーファミリーと現場の声を直接共有する会となりました。
主な意見、要望、質問など
・子どもたちが日常でサッカーが出来る場所を増やしてほしい
・シニアサッカーの発展について
・1種のチームにおける高校生の受け入れ
・精神障がい者フットサル、女子選手について
・女子サッカーの普及について。高校の女子サッカー部のチーム数を増やすためには
・部活動の指導者資格について
・スタジアムについて(陸上競技との併用をなくしたい)
・レディースオープン大会について
コメント
参加者コメント
社会体育施設(人工芝のサッカー場を所有)を管理する上では、いろいろなサッカーチームに使っていただきたいと思っています。施設は使って活かされるという考え方です。熊本地震の影響で限られた施設で選手はトレーニングしています。県サッカー協会は、トレーニングセンターの建設をぜひ実現させて下さい。
参加者コメント
県内の高校で女子サッカーをしているところが少なく、県外に行かないと本気でできないので、県内に女子サッカーをする高校を増やしてほしいと思いました。
参加者コメント
中学校部活動の活動規定が年々厳しくなり、縮小する方向です。週あたりの活動回数や時間、一ヶ月内の対外試合数の制限(練習試合を含む)があり、せっかくの休日にグラウンドが空いているのに試合ができないことが多くみられます。M-T-M(Match-Training-Match)の文化がまだ他のスポーツ経験の方(特に個人種目競技)には理解がされていません。その競技を知る人からの意見をどんどん伝えてほしいと思います。
サッカーファミリータウンミーティング
JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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