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アルゼンチンサッカー協会との友好記念行事に高円宮妃殿下がご臨席
2013年09月07日
9月5日(木)に、アルゼンチンサッカー協会と日本サッカー協会との友好記念行事が、アルゼンチンサッカー協会トレーニングセンターで開催されました。
記念式典には、日本サッカー協会名誉総裁 高円宮妃殿下、日本サッカー協会大仁邦彌会長、アルゼンチンサッカー協会フリオ・グロンドーナ会長、南米サッカー連盟エウヘニオ・フィゲレド会長、下村博文文部科学大臣、両国サッカー協会役員が出席いたしました。
グロンドーナ会長よりご挨拶をいただいた後、高円宮妃殿下は日本サッカー協会を代表して、アルゼンチンサッカー協会との友好関係について述べられました。
記念行事の後には、グロンドーナ会長のご案内により、ワールドカップ予選に向けてアルゼンチン代表チームが合宿中のトレーニングセンターの施設をご視察されました。
公益財団法人日本サッカー協会名誉総裁 高円宮妃殿下 お言葉
歴史の残る名選手達がトレーニングを行い、宿泊しているアルゼンチンサッカー協会のトレーニングセンターに訪問することが出来、非常に嬉しく思っています。ここでマラドーナ選手、バティストゥータ選手やメッシ選手がトレーニングをしたと思うと、心が踊ります。
アルゼンチンと日本のサッカーの友情は、他のどのサッカー協会との関係より長いものです。
グロンドーナさんがアルゼンチンサッカー協会会長に就任された79年には、日本で開催されたFIFAワールドユース大会でマラドーナ選手やラモン・ディアス選手などの名選手がいたアルゼンチンは優勝しています。79年の頃、日本にはプロサッカーも存在してなく、サッカーの人気も高くありませんでした。そんな中で、FIFAワールドユース大会決勝戦はアルゼンチンとソ連の対戦で、日本のファンがアルゼンチンの素晴らしいサッカーを応援したことを日本の人々は覚えています。
また、1992年にキリンカップにアルゼンチンがベストメンバーで参加しました。それ以降キリンカップは、FIFAのAマッチとなりました。それも大きな出来事であります。
日本が初めてワールドカップに出場できたのは、1998年です。日本に取って記念すべきワールドカップの最初の試合は、アルゼンチンとの試合です。バティストゥータ選手のゴールで日本は負けました。そのことも日本人は心に残っています。
アルゼンチンの方々は、2011年3月に発生した東日本大震災の際、我が国に心の通った様々なご支援をしていただきましたこと、深く御礼申し上げます。
FIFAワールドカップ2002の時、アルゼンチンがキャンプしていたJヴィレッジは、東日本大震災によりサッカー活動は現在も出来ていません。再開された際には、アルゼンチンに来ていただくことを日本サッカー協会並びに日本のみなさんが待ち望んでいます。
そして、アルゼンチンと日本のサッカー交流が更に深くなることを望みます。
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